デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

雪の早明戦

2020-05-30 10:07:59 | デラシネ日誌
ベイサイドまで歩く。改装された商業施設は4日からやっとオープンするらしい。まだ人の姿は見られない。8時からNHKBSでいまから30年以上前1987年のラグビーの早明戦の試合をやっていた。最後まで見てしまう。長女が生まれて一年後風邪でぐずっているのを抱きながら見ていたことを思い出す。ラスト5分は今見ても胸が締めつけられる。明治圧倒的有利だったのを、何故か早稲田の早いペースに合わせてしまった。そこがまた明治らしくていい。いい試合だった。
朝日新聞神奈川版のコロナ禍のなかでというコラム記事に胸が一杯になる。ソープランドで働いていた女性がこのコロナ禍で勤務していた東海地方で仕事がなくなり、死を決意して神奈川までやってくる。もう本当にお金がなくなり、もう死ぬのを待つばかりという時に通りがかりの人が、「がんばってね」と渡してくれたマスク一枚がはいった袋。その中には3千円が入っていた。そしてそれで生きる勇気をもらい、いまは寿町で暮らしているという話だった。きっと世の中にはこのようにコロナでまったく収入を絶たれ、死に追い込まれている人がたくさんいるのだろう。そんな声なき声に我々は耳を傾けなければならない。でもそんな人に手をさしのべる人がいたということ、すごい記事だった。
仙台の実家に電話。毎回同じ話ばかり聞かされるが、それでもなんとか元気でいることがわかるだけでもありがたい。来月からおやじとおふくろの今や重要な足となっているネットのサービスが始まるとのこと。いつ会えるのかねとおふくろ。来月ぐらいに一度行った方がいいかもしれないなどと思っている。
夜もスコットランドと日本の試合をやっていて、前半戦を見てしまう。あの時は生でスタジオで見ていた。1年も経っていないのにまるで夢のような出来事になってしまった。
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