10時からシネマリンで、大川小学校の裁判を起こした遺族の人たちの闘いを描いたドキュメンタリー映画「生きる」を見る。大川小学校の問題について、正直真剣に向き合ったことはない。裁判で原告側が高裁で勝訴し、石巻市が上告を断念、当時の亀山市長が大川小学校を訪問したというニュースは見ていた。この映画はその裁判の経緯を描くのかと思ったら、むしろ裁判に至るまでの話をじっくりと描いている、それはこの映画をつくった人にとっては必然だったと思う。市や県を訴えた原告の遺族の人たちが何故裁判に訴えなければならなかったかということだ。ここで描かれている学校、石巻市、教育委員会の遺族側に対するあまりにも誠意にかける態度、天災だからしかたないじゃないかという基本姿勢(特に亀山市長の態度)、そして言い繕いをするなかで、その嘘を重ねていく態度、それに対してどうしても許されなかったという怒りが非常に説得力をもって描かれている。裁判自体も二人の弁護士が臨むという、決して万全のものではなかった、それでも裁判を進める中で、原告の遺族の人たちがそれを支えていく、それは失われた子どもたちへの思いであったことをにじみだしたこと、それはこの映画のとてもよかったところだったと思う。最後弁護人の方がその訴訟自体を支えたのは遺族の方だったと思わず嗚咽をもらしたのは、勝った、負けただけではない、遺族たちの悲しみ、寂しさを共有していたからなのだと思う。
クラウンパレードで展示するもののプリント、配布物のコピーをするためにいつも行くコピー屋に行こうと思ったら、データーが入っていたUSBをパソコンに差し放しだったことに気づく。だめじゃん。
予定を変えて、産貿ホールに先日申請したパスポートを受け取りにいくことにする。歩いて産貿ホールへ。新しいパスポートの有効期限は2033年3月17日まで、それまで果たして生きているのだろうか。そしてこの新しいパスポートに最初のスタンプが押されるのはいつなのだろうか、そんなことを考えてしまう。
この前昼時で入れなかった地下の中華屋で昼飯。ふたりだけでやっている店で、そばがちょっと伸びてしまったのはなんだったが、値段のわりにはいい感じの中華屋だった。ここからまた歩いて中央図書館へ。通りにはマスクをしていない外人さんがキャリーケースを持ってたくさん歩いていた。高校生らしき若者も多い。大岡川のサクラも満開まであと2,3日という感じ。毎年恒例のぶらぶら歩きをとも思ったが、今日はかなり歩き、ちょっとへばり気味。図書館で予約していた本を受け取ったあと電車で帰宅。
そろそろ週末の天気が気になってくる。土曜日はクラウンパレード、日曜は浜空慰霊祭、なんとかもってもらいたいのだが・・・
