デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

「石巻学」6号を読んで

2021-08-28 19:09:54 | 石巻学6号
少しずつ「石巻学」6号を読んだ方から感想が届いております。
随時紹介させていただきます。

「石巻学」は、いつもテーマを絞り、深く人物像を感じさせる読物ばかりだと感心していましたが、第6号はどれもおもしろくあらためて石巻はすごいと思いました。吉村さんは2004年の講演とのことですが、目の前でお話を聞いているようでした。紺色の衣服についても深い愛情がこもっているのがわかりました。
石巻出身のフランク安田さんの物語も興味深く、河内さんのイラストと文章がよかったです。安田さんから亡き友人のことへと、素晴らしい自然を背景に描かれていて映画を見ているかのようでした。
高橋英吉さんにはご家族がいらしたんですね。もっと彼の50代60代…と続く作品を見てみたかったです。きっと日本の彫刻界に大きな影響を与えた事と思います。
本間さんの「祖父のアメリカ日記」興味深かったです、というのも夫の父方の祖父は大正3年~7年頃と思われますが、カリフォルニア鉄道の出稼ぎの仕事に行っていて、帰国後の大正9年に義父は生れています。
本間さんの書かれた日記は当時のことが手に取るようにわかり、過酷な環境の中で常に自分を見失わず文章を残されていることに感動しました。本間さんが津波で被災後に何年もかけて解読され出版されたことにも。
都甲さんや太田さんなど若い方が追いかけているテーマもおもしろいですね。まだ私はホヤを見たことがありませんので、本物のホヤも太田さんのも見てみたいです。
梅里さんの書かれた文章は、北洋漁業など海の仕事を何も知らない私にはおもしろく、缶詰は百年以上前に作られたと知りました。杉山茂丸さんの名が出てきて夢野久作を思い出しました。
今回すべての読物が魅力的でしたが、一番感銘を受けたのは加藤九祚さんでした。2014年の石巻での講演録を読み、このような方がおられたことに驚きました。最後まで発掘の仕事に取り組まれウズベキスタンで亡くなったんですね。(匿名希望)
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踊る熊たちのその後

2021-08-28 19:01:51 | サーカスメモ
『踊る熊たち』(ヴィトルト・シャブウォスキ著 白水社 2021)から
ロマたちが飼っていた熊たちを動物愛護団体「四つの足」が引き取り、その熊たちが飼われているベリツァの踊る熊園のツィッターとインスタグラムのアカウト
Twitter @BearsBelitsa
インスタグム dancin_bears_park
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会報発送

2021-08-28 05:30:10 | デラシネ日誌
土曜日恒例の南部市場ウォーキング。野菜も果物も高い、魚もいいのがない。高いトマトときゅうり、それにまぐろの冷凍刺身を購入。
冨岡総合公園は朝早くだというのに親子連れで一杯、夏休みも最後ということでなにかイベントでもあるのだろう。
11時過ぎに会報到着。ここから発送作業。今日は入れるものが一枚だけなので、2時間もかからず作業完了。「日本の道化師」、「サーカス学」、「石巻学」そして会報と続いた発送作業もこれで完了。ずっとこんなことをやっていたが、あとしばらくはないだろう。5時ぐらいに集荷に来てもらい、引き渡しほっとする。
昨日電車の中で読んだ『踊る熊たち』のカードをとる。ブルガリアの熊使いたちをレポートしたところだけしか読んでいないのだが、書いた作家さん上手すぎて、なにか伝わってこないような気がした。ニュートラルに熊使いの話と動物愛護団体の話を紹介して、さらに90年代後半からの東欧の崩壊のなかで、自由を得たはずの庶民たちの混乱を、踊る熊たちが調教師から離されて、自由の身になったはずなのに、生きるのに苦労しているという話と重ねあわせているのだが、そんな現実の一面を上手に切り取ってみました、そんな書き方であまり好きじゃない。
「石巻学」6号の感想が送られてくる。せっかくなので、ブログの「石巻学」6号の欄とFacebookで紹介することにする。
そろそろ来週からの仙台行きの準備にとりかかる。
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