デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ボリショイサーカス

2018-08-14 23:09:21 | 観覧雑記帳
観覧日 2018年8月13日午後2時
会場 幕張メッセ

オープニングにびっくり。今年がボリショイサーカス来日60周年記念ということで、過去の日本公演のポスターを出演者が持って並んだり、ポスターをつないだものがつるされたりと記念色を全面に出したものとなった。やはりボリショイサーカス日本公演に関わったひとりとしてはこのオープニングがちょっとうれしかった。ただ観客には伝わりにくい演出だったかもしれない。なにか日本語でコメントがあっても良かったのでは。映像も残っているのだがら初来日の公演映像を流すというのもありだったのかもしれない。
今年のボリショイの演し物は、60周年ということもあったのかもしれないが、みんな粒がそろっていたし、番組全体を構成するうえでもメリハリの聞いた編成をしていた。ひとつひとつの番組がスピード感があったような気がする。特にネコと犬はテンポもあって良かったと思う。フラフープがあまりにも当たり前で、この構成の中では浮いていたというか面白みがなかった。その他は演目はとても良かったと思う。特にジャグリングは見応えがあった。最後のジギドは、ここ数年では一番いい内容だったのではないか。ひとつひとつのアクトに手を握って興奮していた。ジギドのオープニングの照明の使い方にもしびれた。ひとつ難を言えばクラウンかな。いきなり出だしで客をつかって拍手のネタを使うというのは、どうなのだろう。まったく温まっていない状況でこのネタをやること自体、このクラウンがいかにダメかということを示している。
興業会社の日本のボリショイサーカスの社長が変わったということであるが、その意向なのかどうかわからないが、照明の使い方がとてもよくなっていたように思える。暗転板付きというやり方はいままであまりなかったと思う。流れが非常に良かったと思う。それと演技を終えてからアーティストが舞台に残って拍手をもらうやり方も好感がもてた。あそこにアーティストの名前をアナンスしてやるともっと良かったと思う。
ボリショイサーカスはひとつの文化、これを大事にしてもらいたいと思った今回のショーであった。

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