デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

モスクワへ

2016-12-05 20:41:53 | 
昨日の薬は多少効果はあったようだ。ずいぶん楽にはなった。ちょっと汗をかいたようなのでシャワーでも浴びようとしたらお湯がなかなか熱くならないのであきらめる。いくら立派なホテルでもこれじゃな。朝飯を食べて、荷造りをしてから部屋で一仕事と思ったら今度は寒い。ダウンジャケットを奥さんが持たせてくれたのだが、正解だった。チェックアウト。歩いてクンストカーメラへ。今日は暖かくなったようで、道路がつるつる、歩きずらいことこのうえない。ロシア人がすいすい歩くのにびっくり。約束の15分前にやっと到着。
11時日本課長のシニーツィンがやってくる。すぐに別棟の学術センターに案内される。ここで保管されている古い日本の着物をみせてもらう。環海異聞に出てくる刺し子の着物がどこかにあるのではと、来る前にいろいろやりとりをしていたが、記録が残っていないので、断定はできないが、たぶんないだろうということだった。最初に見せてもらったのは、厚手の着物、可能性としてはあるような気がした。もう二着アイヌの服も見せてもらう。これはシベリアコレクションのものだという。
このあと今日は休館日なのだが、クンストカーメラの日本コーナーを案内してもらう。大黒屋光太夫の扇子とか、見ただけではわからないものがごっちゃに展示してある。説明を聞いて初めてわかった。
とても親切な学者さんだった。今後も関係をもっていきたい。
また滑りながらホテルに戻り、両替してくれる銀行を探す。ホテルで教えてもらった銀行は外貨の両替はしていないという。結局みつからず、ホテルに戻り、駅までタクシーを予約。支払いはカードでできるという。
汽車が出発する1時間前に到着、自動販売機のコーヒーを買おうとしたら、誰か寄ってきて、切符を買うのにお金が足りないから恵んでくれという。こっちだって金なくているのに。そんな金はないと振り切る。自動販売機のおつりが出ない、癪なのでもう一杯飲むことにして5ルーブル足らないのだが、ボタンを押すとあっさりと出てきた。相変わらずロシアである。
改札がはじまりモスクワ行きの特急に乗る。これがなかなか快適な列車。4時間弱でモスクワ到着。トゥイチーに号車を教えてあったのだが、姿が見えずちょっと焦ったが、すぐに歩き寄ってくる。もう秘湯の出口で待っていたようだ。雪が一日中降っているというので嫌な予感。予感的中ですぐに渋滞に巻込まれる。中心を通り過ぎるのに、2時間かかった。11時前に到着。ズフラとフェルーザ、チィミールから抱きつかれる。早速シャシリークの晩飯を薬のウォッカ付きで。相変わらずズフラの料理はうまい。少し休憩したあと、いま建設中の新宅へ。今日はここで寝ることに。ベットを用意してもらい、すぐに横になり寝入る。

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