デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

セッシュウ!

2013-02-13 12:00:15 | 買った本・読んだ本
書名 「セッシュウ!世界を魅了した日本人スター・早川雪州」
著者 中川織江   出版社 講談社 出版年 2012

なかなか興味深い評伝である。ただなぜいま早川雪州だったのかが、いまひとつ伝わってこなかった。それだけスケールの大きな人物で、切り口がいくつもあるので、どのあたりに的を絞るかというのが、難しい男ではあると思う。ツルコという終生をともにして、映画俳優早川雪州のプロデューサーであった奥さんの足跡を丁寧に追っているのが、独自の視点といえるかもしれない。
自分も評伝を書いてきているので、気になってしまうのかもしれないが、節目節目のところがきちんと押さえておかないと、その人間のもつひだみたいなものが浮かんでこない。ツル子という奥さんの存在の大きさはわかったが、人間早川雪州、俳優早川雪州の全体の姿が見えてこないような気がした。なぜアメリカに渡ったのか、なぜ俳優の道を選んだのか、悪役としての日本人を演じることになにを感じていたのか、そのあたりのポイントが押さえられていないような気がした。
もう少し評価されるべき人物ではあると思うが、やはり彼が演じた映画から俳優早川雪州を描くのが、一番いいような気がする。
この本が生まれる背景には、澤田隆治が大きな存在でいるということを知っているからかもしれないが、澤田さんが早川雪州に寄せる想いは、この評伝だけでは伝わらないような気がする。
それとタイトル、もう少しなんとかならなかったのだろうか。

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セブンフィンガーズ

2013-02-13 11:28:47 | twitter
作品名 「Loft」
出演 セブンフィンガーズ
主催:神奈川県、KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
共催:tvk、TBS
後援:横浜市、神奈川新聞、FMヨコハマ
協力:ケベック州政府在日事務所、tvkコミュニケーションズ
問合せ:KAAT神奈川芸術劇場 045-633-6500
観覧日 2013年2月9日午後5時公演

劇場のバックヤードをつたっていくと、出演者がなんとなく待ち構えていて、くぐってみるとそこはステージのセットの冷蔵庫だった、そして舞台を通って客席へという導入はなかなか良かった。なによりここがロフトで、さまざまな人たちが住んでいるという状況がひとつドカンとあったので、なにも説明をなく、ショーを始められるという仕掛けも良かったと思う。このつかみでずいぶんリラックスして、気持ちよく彼らのつくるサーカスの世界に入れたと思う。エアリアルの見せ方やディアボロの見せ方は見事だったと思うし、ふたりの男のパフォーマーの掛け合いのような道化的な演技もメリハリをきかせていた。
音楽の使い方もとても良かった。DJが時には生演奏も交えて、ライブらしいいい雰囲気をつくっていた。
ただちょっと劇場が大きすぎたのではないかな。2階3階席からだとかなり遠く感じたようだ。伝わってこなかったというのは、そこで見ていた人たちの感想だが、やはりこうしたサーカスは、「カリュキリュ」をやったアールスポットとまではいかなくても、せいぜい1000人ぐらいのキャパで見るものではないかと思う。
メリハリが効いた演出だとは思うが、1時間40分は、このぐらいの人数の出演者だとちょっと長すぎじゃないかな。70分ぐらいがちょうどいいような気がした。中だるみの時間があった。
劇場が主催ということで、こうしたサーカスに劇場が注目しているというのは、とてもいい傾向だと思う。ただ宣伝の仕方とかは、難しいが、なにか考えていかないといけないだろうな、というのは自戒をこめての意見である。

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やっと来た!

2013-02-13 11:15:45 | お仕事日誌
今週はいつも通っている山道のちょっとだけ遠回りコースで駅まで行っている。しばらく通らないうちに、木が切り倒され、眺めがすごくよくなり、海がきれいに見える。その道の藪のところを通り掛かったらか弱い猫の鳴き声が・・・かきわけて見たのだが、声はすれども姿は見えず、あきらめて通りすぎたのだが、気になるよなあ。下の娘にメールでもうとうと思ったのだが、人気のないところだし、やめとく。
昼過ぎに入管から認定書が届く。実は今日はこれがこないということで嫌な夢を見ていて、気になっていた。いつも通りの日程で到着。すぐに送る手配をする。
ちょっとほっとする。
今日は高校の柔道部の一年上の先輩と同期5人が集まって飲み会。霞ヶ関のそば屋。いやあこの集まり段々楽しくなってきている。柔道の体罰、一揮の話し、ドバイの話しなどで盛り上がる。楽しく、そして美味しくこれが一番だ。
帰宅するとローマからスカイプ。絶対ビザ大丈夫だという。航空券の問題もあるので、とにかく日本の大使館で確実に査証をだしてもらえかどうかもう一度確認するように頼む。

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