デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

天晴れ、三洋電器

2008-02-17 15:38:06 | お休み日記
今日は東京マラソンの日。中継は9時から始まっていた。見るより自分の準備。先週に引き続き15キロ走に挑戦。いい感じで晴れているので、シーパラから富士山が見れるかもしれないと思い、携帯を持参。確かにいい天気なのだが、富士山の方角は、雲がかかっていて見えず。新しい靴もずいぶんフィットしてきたし、10キロすぎてもへばることがなかった。
お昼すぎに家に戻る。
昼飯を食べてから、ビデオをDVDにダビングする作業。今日はベルイマンの「道化師の夜」。英語の字幕。見るのは初めてだった。暗い映画だった。馬車で移動するサーカス、二本マストのテントの設営風景が珍しかった。R1を見る。結構すごいピン芸人たちがいるものである。
夕飯を食べてから録画していたラグビー三洋対東芝の試合を見る。ここ数年見た試合のなかでもベストに入る。最後の三洋の逆転トライは、きれいなトライではなかったが、何度も日本一になるチャンスがありながら、最後の最後で負けていたその恨みを晴らすかのように、まさに執念で得たものである。見事なトライであった。思わずトライの瞬間に、ガッツポーズをとってしまう。


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鯨捕りよ、語れ!

2008-02-17 01:14:16 | 買った本・読んだ本
書名 「鯨捕りよ、語れ!」
著者 C.W.ニコル  出版社 アートデイズ 出版年 2007年

また鯨の本である。デラシネ通信のデスク大野から借りた本。大野は、アリンコの専門なのだが、何故か地上最大の生きものである鯨にもはまっている。メルビィルの「白鯨」(岩波文庫)を読んで、はまってているようで、勢いで買ったらしい。
とにかく熱い! グリンピースと真っ向から立ち向う、捕鯨擁護論者ニコルの熱いメッセージの根拠が、この本の中で吐露されている。「勇魚」を書くために、1980年南氷洋捕鯨船に乗り組んだ時の回想が軸になっているのだが、彼が捕鯨を擁護する心情をこの本で告白している。ニコルは鯨捕りが好きなのである、それも猛烈に好きなのである。正直言って、「勇魚」を書くことの正義を力説するニコルに対して、あまり共感はできない。いまの捕鯨の問題というのであれば、先日ここで紹介した商業捕鯨に生きるノンフィクションの方が説得力はある。
ただ鯨捕りへのニコルの共感、解体師たちへのオマージュには、鯨と一緒に生きる人たちへの熱いメッセージが感じられる。ニコルがこの本を書きたいと思った背景には、鯨捕りの思いを伝えたいということなのではないだろうか。それは評価したい。
おやじを取材し、調査捕鯨船にも乗り組んでルポルタージュを書いた山川さんは、もちろんこれを読んでいると思う。山川さん、鮎川を舞台にした鯨捕りの物語を書いてください。ニコルもあの商業捕鯨のとを書いた彼も、太地が出発点になっている。鮎川は刺身のツマになっている。鮎川を舞台した鯨捕りの話しは、山川さんしか書けないはずだ。それを書いてもらいたいと思う。
満足度 ★★★

コメント (1)
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