混沌なるおもちゃ箱

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「(ベルギーの)メヘレン市長の取り組みは」記者の視線でなく、社会科学的に見るとなるほどと思ふ

2018-05-17 07:10:42 | 世相色々
もとが、安い外国人労働者を使った炭鉱の町で、炭鉱が閉鎖されてからは、実に荒んだ町だったそうです(90年代末とか酷かったらしい)

要するに、ダバオ市長(今のフィリピン大統領)じゃないけれど、治安対策から@NHKonline
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_0516.html


中世の町並みが残り、世界遺産に指定されている教会を中心として構成された町なのですが、3割がイスラム教徒という構成。
まぁ、炭鉱閉鎖後に失業者が溢れ、待ちが荒み……というパターンだったのですが、徹底した治安対策による取り締まりと監視カメラの設置により、『見ているぞ!』と威圧することからスタート。

その上で、町の清掃と再開発で美観を整え、共に再開発の課程で仕事も作ったんじゃ無かろうか?
そうした綺麗な状態で、わざわざ町を汚そうなんて行為に走るのは、早めに捕捉して社会的に強制して行くしか無いでしょう。

個人的に、一番大きいかなと思ったのは三番目に挙げられている事。
要するに孤立させない、自分達だけのグループ/コミュニティを作らせない方法ですね。
シリア難民180人を受け入れる上で、ボランティアと二人三脚、文字通り社会の側から取り込んでしまう方法で、市民の側に理解を促すと共に、ニューカマーだけのグループで固まらせず社会側にガッチリ組み込んでしまえば……そりゃ、新しく来た人もルールを守らせる側としてガチガチに取り込めるでしょう。

なんせ、ガッチリ社会を維持する側に回っているのですから、地元社会全体として反社会的な輩には厳しく目を向ける訳です(体制側ですから)
であるが故に、テロに走る/外から入ってきてテロを行おうとする輩は、入ってきてアジトを作ろうとした時点で周りから露見してしまうので排除できるという訳。

多文化だなんだという前に、社会政策としてソフトな(そして、割と強烈な)同化政策による利益共同体を作ってしまう例の一つと言えるかと思います。
その点、特別在留許可のまま半世紀以上経ても国籍を取得しない集団というのは、こういった社会政策面で考えても異常だし、根拠となる事由の始末が付いたとされたなら、直ちに帰国せよ……と考えるのが自然ですね(こういう、社会政策の例を考えるなら)

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