混沌なるおもちゃ箱

PCネタ時々家電、時折オカルトオーディオ批判?……最近は何でもあり。

コンパクトに纏めようとすればするほどに

2017-08-01 21:00:07 | 所謂一つのPCネタとか
全体的なエアフローと防塵処理は大切よね。

全長を20%ちょっと圧縮ということは……@impress
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1070779.html


要するに、熱を運ぶヒートパイプの熱容量を拡大すると共に、強化したエアフロー(要するに、ファンを大きく&増やした上で風量を増やす)で排熱容量を増やす訳。

で、GTX1080Tiを乗せる様なマシンですから、コンパクトに纏めてもi5/7かRyzen5/7で割りと責めた構成になるのは確実ですし、コンパクトに纏めたマシンなら発熱する密度も増えるので更に重要。
もちろん、メンテナンス性を犠牲にして水冷を選ぶのも手ですが、こうした製品(コンパクト版のGTX1080Tiの空冷)を選ぶならシステムの基本は空冷です。

全体的な流れとして、強制吸気用の120~140mmと排気側の組み合わせで、吸気側の能力を高め&設定上も吸気側の回転数を高めに設定して流れを一方通行にしたいですね(排気の方が強いと、変な所からホコリを吸い寄せるモトになる)
おそらく、カード自体も吸い込んだ空気を外に排気するデザインでしょうから、ビデオカードのファンが排熱で捨てる分の空気も含めた吸入量設定が必要です。
で、低負荷時にメインの排気ファンが強すぎるとビデオカードの開口部から逆に吸い込んでしまう可能性(ぼかぁ、床置きなので切実)も考慮して、このビデオカード(ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti Mini)の設定ユーティリティでビデオカード側の排気ファン回転数も合わせて設定する必要があるでしょう。
ただでさえ、リファレンスより密度の高い実装をしている以上、こうした部分に気を配ってやらないと自分の様な使い方(まぁ、常時稼働機にこうしたVGAは入れないのですが)だと夏場に壊してしまう可能性があるので気が抜けないのよね。

作例が幾つか出ていますが、概してMini-ITXでは熱容量的に無理があるのではないかな。
自分の場合、置き方の都合もあるのですがMicroATXでシンプルに仕立てるか、机の下に押し込むので普通にフルタワー(といっても、昔で言う所のミドルタワーなのだが)に近い筐体を選びたい所ですね。
どのみち、騒音や防塵、要求される大容量ストレージ搭載量で考えると、普通に ANTEC P100辺りを基準として、お値段やデザインを見つつ内部構成を考えて行くのが自分のパターン(その割に、P100は候補筆頭であるが使った事は無い)

ハイエンドであっても、様々なサイズのパターンが選べる様になってきましたし、Radeon RX Vega64も発表されたしRyzenのAPU版(GPUの方が得意な処理は、内蔵したGPUに投げれば良いって考え方ならCoreシリーズとどの様な差別化ができるかな?)も出番を待っている状態。
なかなかにチョイスの幅が広がり、マシンの用途と構成も幅広く……しかし、夏場の瞬電にはご注意です。

PS.
豪雨発生時とか、割りと瞬電があるので常時稼働マシンなんかはUPSの下にぶら下げる事も考慮すべきか……ほんとは、デスクトップマシン全体をぶら下げるべきなんですけどね(特に、WindowsUpdateをかける時)
コメント
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