DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ロマチェンコ、復活!(IBFライト級ほか)

2024年05月13日 05時21分51秒 | 世界ボクシング

現地時間の昨夜(12日・日曜日)、豪州で行われた試合結果です。
IBFライト級戦(王座決定戦):
ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)TKO11回2分49秒 ジョージ カンボソス(豪)

*ちょうど一年前、当時の4団体統一王者だったデビン ヘイニー(米)に挑戦するも、僅差の判定負けを喫したロマチェンコ。一年ぶりのリング復帰戦で、ヘイニーに2連敗を喫している元IBF王者カンボソスと対戦する事になりました。

36歳の年齢とブランクから、そのコンディションに不安視を持たれていたロマチェンコですが、何のその。敵地のど真ん中でも相変わらずのハイテクニックなボクシングを披露しました。カンボソスも元世界王者なだけに、要所要所で抵抗を見せました。しかし試合を通し常にリードを保ち続けたのはウクライナ人。最後は左ボディーでライバルを2度キャンバスに送りゲームセット。2020年10月に世界王座を失って以来、久しぶりに世界王者に返り咲きを果たしています。

この勝利は2021年6月以来のKO/TKO勝利となったロマチェンコ。空位だったIBF王座に加え、カンボソスが保持していたマイナー団体IBOのベルトも手にしています。

王座転落後も、常に世界の最前線で戦い続けてきたロマチェンコ。4年近くも世界王座と無縁だったとは、意外といえば意外です。

超実力者が世界王座に返り咲いたライト級。下記は2024年5月13日現在の、同級の王者たちとなります。

WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数4)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/0)
IBF:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/0)
WBO:空位
OPBF(東洋太平洋):鈴木 雅弘(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:保田 克也(大橋/2)
日本:三代 大訓(ワタナベ/0)

 

WBCスーパーフライ級戦(暫定王座決定戦):
ペドロ ゲバラ(メキシコ)判定2対1(115-113x2、113-116)アンドリュー マロニー(豪)

*2015年11月に、仙台のリングでWBCライトフライ級王座を失ったゲバラ。その後、2度の世界戦に出場する機会を得ましたが、結果に結びつけることが出来ませんでした。3度目の正直となったこの試合。南太平洋の地に初登場したゲバラは、元WBA王者マロニーとの接戦を制し王座獲得に成功。暫定ながらも2階級制覇達成を果たしています。

ロマチェンコ以上に久々の世界王者となったゲバラ。しかしまだ34歳と現在の目から見るとまだまだ若手と言っても大げさではないでしょう。

今後2ヶ月の間に、2つの注目の世界戦が控えているスーパーフライ級戦線。2024年5月13日現在の、同級の王者たちを確認しておきましょう。

WBA(レギュラー):井岡 一翔(志成/防衛回数1)
WBA(暫定):デビット ヒメネス(コスタリカ/0)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/0)
WBC(暫定):ペドロ ゲバラ(メキシコ/0)
IBF:フェルナンド マルティネス(亜/2)
WBO:田中 恒成(畑中/0)
OPBF(東洋太平洋):KJ カタラジャ(比/0)
WBOアジア太平洋:挑戦者大橋 哲朗(真正/0)
日本:高山 涼深(ワタナベ/2)


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