DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ビボル、カネロを退ける(WBAライトヘビー級)

2022年05月10日 05時06分14秒 | 世界ボクシング

先週末7日・土曜日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦:
王者ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)判定3対0(115-113x3)挑戦者/4団体統一スーパーミドル級王者サウル アルバレス(メキシコ)

*その知名度と、これまでの実績から、試合前は挑戦者の勝利を支持する声が多かった一戦。蓋を開けて見ると、王者が固いガードと左ジャブと右ストレートのワン・ツー、そして的確なポジショニングで試合を支配。判定は僅差でしたが、ビボルが点数以上の内容で現在のボクシング界を牽引するスーパースターに2013年9月以来の黒星を付けています。

20戦(全勝11KO)のプロキャリアで最高最大の白星を挙げたビボル。2016年5月に暫定王座として始まったタイトルの11度目の防衛に成功しています。試合が終わったばかりのため、全てが不透明なビボル、そしてアルバレスの次戦。両者による即再戦の可能性もあるそうです。

今週末14日には、WBAライトヘビー級1位のドミニク ボーセル(独)と2位のヒルベルト ラミレス(メキシコ)による挑戦者決定戦が予定されています。話題性は「ビボル対カネロⅡ」より劣りますが、ビボル対挑戦者決定戦の勝者の一番も非常に興味深いものがありますね。

下記は2022年5月10日現在の、ライトヘビー級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(唯一):ドミトリー ビボル(キルギスタン/露/防衛回数11)
WBC:アルツロ ベテルビエフ(露/2)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露/5)
WBO:ジョー スミス(米/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位

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