DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ラミレス、ビボルへの挑戦権を獲得(ライトヘビー級)

2022年05月17日 05時28分30秒 | 世界ボクシング

先週末14日・土曜日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級挑戦者決定戦:
ヒルベルト ラミレス(メキシコ
)TKO4回1分33秒 ドミニク ボーゼル(独)

*前暫定王者ボーゼルと元WBOスーパーミドル級王者ラミレスの一戦は、戦績だけ見ると、実力拮抗者同士の対決だっただけに接戦が予想されていました。しかし蓋を開けて見ると、ラミレスが圧倒的な力量差を見せつけ快勝しています。

サウスポースタイル(左構え)からの左右のアッパーと、ボディー攻撃でドイツ人を飲み込んでいったラミレス。約10分間の試合の間、ラミレスはライバルにほとんど何もさせませんでした。的確なパンチを次々に当てていったラミレスのボクシングを見ていると、左右の違いこそあれ、同胞の大先輩であるフリオ セサール チャベスのそれを連想してしまいます。最後はボディーでダウンを奪い、即レフィリーストップを呼び込んだラミレス。ライトヘビー級転向後5連勝(5KO)を飾ると共に、全勝記録を44(30KO)に伸ばしています。

この勝利により、「時の人」ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)への挑戦権を獲得したラミレス。ラミレスは一つ下のスーパーミドル級から転向してきた選手ですが、体の大きさはライトヘビー級でも大柄な部類に入ります。スーパーミドル級のリミットは76.2キロ/168ポンドで、ライトヘビー級は79.37キロ/175。今回の試合では、前日計量終了後、何とクルーザー級を越え、ヘビー級の体重99.5/204ポンドでリングに上がりました。技術に秀でており、体格も一つ上のクルーザー級でも十分通じるものをもつラミレス。ビボル戦が実現すれば、同国人サウル アルバレス(メキシコ)より、ビボルに肉薄する事でしょう。

下記は2022年5月17日現在の、ライトヘビー級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(唯一):ドミトリー ビボル(キルギスタン/露/防衛回数11)
WBC:アルツロ ベテルビエフ(露/2)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露/5)
WBO:ジョー スミス(米/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位

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