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今年もやってるやってる~

またも疑惑の判定!?バルデスが判定勝利(WBCスーパーフェザー級)

2021年09月24日 05時44分01秒 | 世界ボクシング

今月10日、米国・アリゾナ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーフェザー級戦:
王者オスカル バルデス(メキシコ)判定3対0(117-110、115-113x2)挑戦者ロブソン コンセイサン(ブラジル)

*2月に強豪ミゲル ベルチェル(メキシコ)を予想外のワンサイドの試合の末TKO。2階級制覇を達成すると同時に、その評価をグンと上げていたバルデス。しかし今回の試合を通し、その評価が急転落してしまいました。

事の始まりはバルデスが、試合前のVADAによる薬物検査に引っかかった事。本来ならその時点で王座剥奪ですが、WBCは何とそれを行わず今回のタイトル戦認定。バルデスへは勿論の事、WBCにも批判が集中。

そして試合内容。10年以上もまえにアマチュア時代に対戦した両選手ですが、その時はコンセイサンが勝利。バルデスはブラジル人に対し苦手意識があるのでしょうか、今回も大苦戦を強いられてしまいました。

最終回のゴングが鳴らされたこの試合。出された判定は3対0で王者の防衛が支持されましたが、それに対し多くのファンからも、そしてボクシング関係者からも非難が集中。挙句の果てに、117対110でバルデスの勝利を支持したジャッジは、自らの採点ミスを謝罪するという事件までに発展しました。最近頻繁に起こっている不可解な採点が、この試合でも起きてしまいました。

何はともあれ勝利を収めたバルデス。今後はちょうど一ヶ月後に予定されているWBO内での王座統一戦の勝者との対戦を目指していくとの事。その前に是非、コンセイサンとの決着戦を行って貰いたいものです。

 

下記は2021年9月24日現在のスーパーフェザー級王者たちとなります。

WBA(レギュラー):ロジャー グティエレス(ベネズエラ/1)
WBC:オスカル バルデス(メキシコ/1)
IBF:空位
WBO:ジャメル ヘリング(米/3)
WBO(暫定):シャクール スティーブンソン(米/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ジョー ノイナイ(比/2)
日本:坂 晃典(仲里/1)

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