DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フライ級の中谷、圧勝で初防衛、米国デビューに成功(WBOフライ級)

2021年09月12日 05時38分17秒 | 世界ボクシング

現地時間の一昨夜(10日・金曜日)、米国・アリゾナ州で行われた試合結果です。
WBOフライ級戦:
王者中谷 潤人(MT)TKO4回32秒 挑戦者アンヘル アコスタ(プエルトリコ)

*昨年11月に世界王座を獲得して以来、11ヵ月ぶりの実戦となった中谷。初防衛戦の相手は、元WBOライトフライ級王者で、軽量級きっての強打者アコスタとなりました。

プレッシャーがかかると言われる初防衛戦。しかもこの試合は中谷にとって初めての日本国外での試合となりました。しかし中谷はそんなプレッシャーを跳ねのけると同時に、見事なボクシングを展開していきます。

身長、リーチ(共に170センチ)ともフライ級では抜きんでた数字の中谷。サウスポースタイル(左構え)から、その特性を如何なく発揮していきます。長い右ジャブ、そしてストレート気味の左ストレートと、フック気味の左を的確にライバルに当てていって王者。アコスタはサウスポーを苦手としているのでしょうか、中谷のパンチが面白いように当たっていきます。

打ち合いには絶大の強さを見せるアコスタですが、中谷のボクシングに対しての順応性に乏しく、また試合を決定付けた負傷(鼻)を負ってしまったため本来のボクシングを展開する事が出来ず。結局はプエルトリカンの鼻の負傷を考慮したレフィリーが試合をストップし、中谷のワンサイドマッチに終止符を打ちました。

本場米国のファンに、強さと巧さを見せつけ初防衛に成功した中谷。コンディション調整さえ上手くしていけば、同級の軸として活躍していけるでしょう。

 

下記は中谷を含めた、2021年9月12日現在のフライ級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(レギュラー):アルテム ダラキアン(ウクライナ/防衛回数4)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/3)
WBC(暫定):マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ/0)
IBF:サニー エドワーズ(英/0)
WBO:中谷 潤人(MT/1)
OPBF(東洋太平洋):ジェイアール ラキネル(比/3)
WBOアジア太平洋:山内 涼太(角海老宝石/1)
日本:ユーリ 阿久井 政悟(倉敷守安/2)

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