DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

チュー2世、20戦目が決定(スーパーウェルター級)

2021年09月21日 05時13分55秒 | 世界ボクシング

11月17日、豪州で予定される試合です。
スーパーウェルター級戦:
WBOグローバル王者ティム チュー 対 WBOアジア太平洋王者井上 岳志(ワールドスポーツ)

*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで19戦行い全勝(15KO)を記録。順調に成長し、世界ランキングでもWBOの一位まで上ってきました。

チュー2世はこれまでに、2017年10月に獲得したWBCの下部組織であるABCO王座を、昨年は2月に獲得したWBAオセアニアの暫定王座を獲得。5月には豪州国内王座を獲得し、8月にはIBF豪州王座とWBOグローバル王座もそのコレクションに加えます。昨年8月には同胞の元世界王者ジェフ ホーンを、そして今年の3月には3度の世界挑戦を経験しているデニス ホーガンを撃破。世界ランキングではWBOの最上位に加え、IBFとWBCでは3位に位置。しかし不思議な事にWBAのランキングではその名前が見当たりません。

この試合が節目の20試合目となるチュー。2019年1月に、当時のWBO王者だったハイメ ムンギア(メキシコ)に挑戦し、そのタフネスでフルラウンド戦い抜いた井上。井上はムンギア戦後、以前保持していたWBOアジア太平洋王座に返り咲くも、コロナウィルスの影響で昨年11月から試合を行っていません。

今回の試合には、チューが保持しているWBOグローバル王座と、井上が保持しているWBOアジア太平洋の2つのベルトが争われるようです。

チューの実父コンスタンチンは、タフなファイター型の選手を苦手としており、獲得した2度のタイトルを奪われたビンセント フィリップス(米)とリッキー ハットン(英)は、チュー一世の強打に怯まず、グイグイと前に出てくる選手たちでした。ティムのボクシングスタイルは実父のそれに類似しており、井上はフィリップスやハットン型のスタイルの選手です。実力的には五分五分。どちらが勝利してもおかしくない試合になるでしょう。

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