DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

カネロ、4冠統一に王手(3団体スーパーミドル級)

2021年05月10日 05時41分00秒 | 世界ボクシング

現地時間の昨夜(8日・土曜日)、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
3団体スーパーミドル級王座統一戦:
WBA/WBC王者サウル アルバレス(メキシコ)TKO8回終了 WBO王者ビリー ジョー ソーンダース(英)

*世界王者同士の統一戦となりましたが、試合前からメキシカンの圧倒的な有利が予想されていた一戦。ソーンダースもそれなりに抵抗を試みましたが、回を追うごとにアルバレスが試合をコントロールしていく形に。最終的にはソーンダースが8回終了後に右目の負傷を訴えギブアップ。カネロ(アルバレスのニックネーム)がWBO王座を吸収すると共に、4団体王座統一に向け王手をかけました。

昨年師走に行ったカラム スミス(英)とのWBA王座内での統一戦。2月に行われたWBC指名挑戦者アブニ イユリディン(トルコ)との防衛戦。そして今回のWBO王者ソーンダースとの3つの王座を賭けた統一戦。どの試合でもアルバレスは対戦相手を苦も無くひねってきました。アルバレスが強いと言えばそれまでなのですが、現在のスーパーミドル級トップ戦線のレベルはそれほど高くないですね。その辺りも現在のカネロの活躍を助長している事は確かです。

 

予想通りの試合内容を演じ、そして結果に結びつけたカネロ。下記が2021年5月10日現在の、スーパーミドル級の各タイトルホルダーとなります。

WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(暫定?):デビット モレル(キューバ/0)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/2)
IBF:カレブ プラント(米/3)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:アブダラ パジワパジ(タンザニア/0)

*アフリカのタンザニア出身で、主戦場も母国タンザニアのパジワパジ。その選手がWBOのアジア太平洋王座を腰に巻いている事が不思議でなりません。2019年8月に中国でその王座を獲得しているパジワパジですが、その後防衛戦を行っていませんでした。しかし今月20日にロシアに渡り、世界ランカーであるパベル シリャキン(露)の挑戦を受ける事が決まっています。 

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