7月7日、豪州で予定される試合です。
スーパーウェルター級(ミドル級?)戦:
ティム チュー 対 マイケル ゼラファ(共に豪)
*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで18戦行い全勝(14KO)を記録。順調に成長してきました。
チュー2世はこれまでに、2017年10月に獲得したWBCの下部組織であるABCO王座を、昨年は2月に獲得したWBAオセアニアの暫定王座を獲得。5月には豪州国内王座を獲得し、8月にはIBF豪州王座とWBOグローバル王座もそのコレクションに加えます。昨年8月には同胞の元世界王者ジェフ ホーンを、そして今年の3月には3度の世界挑戦を経験しているデニス ホーガンを撃破。世界ランキングではWBOの指名挑戦権。IBFでは3位、WBCでは5位にランクイン。今回は何故だかWBAのランキングに名前が見当たりませんでしたが...。何はともあれ現在は揺るぎない世界ランカーの地位を獲得し、世界初挑戦間近の印象しかありません。
今年2度目の試合出場となるチューの対戦相手ゼラファは、28勝(17KO)4敗(1KO負け)の戦績の持ち主で、これまでに豪州の強豪ホーンやアンソニー マンディン、そして元IBFウェルター級王者ケル ブルック(英)と拳を交えてきた中々骨のある選手です。現在のチューの実力を勢いを考慮すると、チューの有利が予想されますが、油断は禁物。ここは確実な勝利を収め、年内、又は来年早々に予想される世界初挑戦に向け前進して貰いたいですね。
このゼラファとの一戦がプロ19戦目となるティム。実父コンスタンチンは、プロ14戦目で初の世界王座であるIBFスーパーライト級のベルトを獲得。その初防衛戦では、フロイド メイウェザー(米)の叔父にあたるロジャーに大差判定勝利を収め、初防衛に成功しています。果たしてティムの世界挑戦は、何戦目になるのでしょうか。