先週末15日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
2団体スーパーバンタム級王座統一戦:
WBA(レギュラー)王者ブランドン フィゲロア(米)KO7回2分18秒 WBC王者ルイス ネリ(メキシコ)
*試合前に予想通り、打ち合い好き同士の対戦となった王座統一戦は終始打撃戦に。激しいパンチの交換が行われる中、ボディー攻撃を交えたフィゲロアが最後はライバルを仕留める事に成功。6回終了時までの採点も、1対1(58-56、57-57、55-59)と両者譲らず。フィゲロアが激戦を制すると共に、WBC王座の吸収にも成功しています。
スーパーバンタム級10回戦:
元IBF/WBA王者ダニエル ローマン(米)判定3対0(98-92x2、97-93)リカルド フランコ(メキシコ)
*世界王座陥落後、この試合が再起2戦目となったローマン。バンタム級で世界王座への挑戦経験を持つフランコに大差判定勝利を収め、順当に王座復帰への道のりを歩んでいます。
また一人統一王者が誕生した激戦区スーパーバンタム級。2021年5月19日現在の、同級のタイトルホルダーを確認しておきましょう。
WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ブランドン フィゲロア(米/4)
WBA(暫定):ライース アリーム(米/0)
WBC:ブランドン フィゲロア(米/0)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/1)
WBO:スティーブン フルトン(米/0)
OPBF(東洋太平洋):勅使河原 弘晶(三迫/4)
WBOアジア太平洋:ジュンリエル ラモナル(比/0)
日本:古橋 岳也(川崎新田/0)
*これまで保持していたWBAのレギュラー王座に加え、WBCのベルトもコレクションに加えたフィゲロアは、9月11日にWBO王者フルトンと対戦する事が既に決定。WBAはアフマダリエフとアリームによるWBA内での王座統一戦を行うよ指令を出しています。ローマンは昨年9月の再起第1戦目に勝利を収めた段階で、WBC王座への挑戦権を獲得しています。うまく事が運んでいけば、来年の今頃には同級から4団体統一王者が誕生している事でしょう。