今月1日、英国で行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦(スーパー王座):
王者ドミトリー ビボル(キルギスタン)判定3対0(118-110、115-113、115-114)挑戦者クレイグ リチャーズ(英)
*コロナウィルスの影響で、2019年10月以来の試合となったビボル。自身18戦目の試合で、初の英国のリングに登場。当地出身のリチャーズに、明白な判定勝利を収めると共に、5年前にまずは暫定王座として獲得した王座の9度目の防衛に成功しています。
ビボルが最後にKO/TKO勝利を収めたのは2018年3月。その後5試合は、すべて判定決着。すでにWBAレギュラー王者ジャン パスカル(カナダ)やWBO王者ジョー スミス(米)をその軍門に下しているビボル。安定度では同級No1ですが、少々安全運転に走る傾向があるようです。
ビボルを含めたライトヘビー級王者たちの顔ぶれは、下記のようになります(2021年5月12日付)。
WBA(スーパー):ドミトリー ビボル(キルギスタン/防衛回数9)
WBA(レギュラー):ジャン パスカル(カナダ/1)
WBA(暫定):ロビン クラスニキ(独/0)
WBC:アルツロ ベテルビエフ(露/1)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露/4)
WBO:ジョー スミス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):レーガン デサイクス(豪/0)
WBOアジア太平洋:ガサン ガサノフ(露/0)
ミドル級強10回戦:
WBA暫定王者クリス ユーバンク 判定3対0(98-92x3)マーカス モリソン(共に英)
*2019年師走に、WBAミドル級の暫定王座に返り咲いて以来の試合となったユーバンク。同国人モリソン相手に無難な判定勝利を収め、リング復帰戦を飾っています。
その存在も、ボクシングスタイルも面白いユーバンクなだけに、彼から見てWBAの格上王者である村田やララとの一戦を実現させてほしいですね。そして下記が2021年5月9日現在の、ミドル級のタイトル保持者の顔ぶれとなります。
WBA(スーパー):村田 諒太(帝拳/防衛回数1)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ/0)
WBA(暫定):クリス ユーバンク(英/0)
WBC:ジャモール チャーロ(米/3)
IBF:エロール スペンス(米/4)
WBO:デメトリアス アンドラーデ(米/4)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:野中 悠樹(井岡弘樹/1)
日本:竹迫 司登(ワールドスポーツ/3)