中島鳥山の猟(漁)日記

日本犬でヤマドリ猟をしてグレ・アオリイカ釣りも楽しんでいる自称田舎猟師もどきの日記です。H20年から猪の罠猟にも挑戦中。

水の中の罠で。

2012-02-15 17:47:19 | Weblog
今朝も小雨の内に犬達の散歩を終えて巡回に出る。
遠方の罠を遠くから見るだけで異常が無いように見えたが今朝確認すると空弾きしていた。
イノシシか野犬かは不明だが良い場所なので明日にでもやり直しをして置こう。
残りの罠に異変無く猟友の猟場へ出かける。
丁度雨が止んでいたのでわしが強引に「行こで」と車を運転する。
3日前に獲った近くの罠は異常なし。
15日程前に設置した場所へ見に行くと、野犬の鳴き声がする。
「あああ、ひょっとしたら、厭じゃなあ」と猟友と現場へ歩く。
すると猟友の前へ茶色い野犬が出てきて逃げたそうだ。
わしは車を止めに行っていて遅れたので野犬は見えず。
最初の罠を見ると水が溜まった罠の場所に変化は無い。
歩きかけると「ブクブク」と水を泡立てる様な音がした。
「ん、何な?」猟友もいぶかしげに立ち止まる。
わしも、これはおかしいぞと斜面の下を覗き込んだ。
何とイノシシの頭が見えるではないか。
もう少し降りて擁壁の角から確認すると50kg位のイノシシが田んぼの様に水が溜まった場所で居る。
上手い事罠が木に絡まりイノシシの自由が利かない状態で頭を下げて足は上に有る。
止めを刺して泥まみれのイノシシを引っ張り出す。(勿論わしが)
先日来の大物と違い楽な物だ、ただ長靴はドロボタになったが・・・・。
イノシシが見難い場所に隠れていた状態なので鼻で水をブクブクしてくれなければ発見が遅れたかも。
罠は水中で作動していた。
野犬は上半身しか動けないイノシシに吠えていた様だ。
昼前だが猟友の知人宅で弁当を食べた後で積み込み帰宅。
又、解体をすることになった。
わしが2時間掛けて剥いた。
3軒分のお礼用の肉を除けて残りはわしにくれるが足2本とバラ肉は置いてくる。
雨が本降りでザーザー降り出す。
これが朝なら猟友は巡回に行かずにこのイノシシは野犬の餌か死んで埋設するハメに成っていただろうなあ、雨が止んでくれていて良かった。
帰宅は3時過ぎになった。
イノシシが居れば読みは確か?なので獲れるのは分かったがこう連続ではため息が出る。
「あああ、またか」と
まあ獲れなければ長い事獲れないのでこれが面白いのかも?。
脂は乗っていたが少々細身のメスだった。
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大物。

2012-02-14 20:02:00 | Weblog
ブログを通じてのわしの猟の若い友人(年は45歳も違う)が狙いどうりに150kgクラスの超大物を罠で捕獲したとの連絡が有った。
徳島には彼ほど優秀で熱心なな若い猟師が居ないのが残念だ。
そんなやる気のある若い人が近くに居たらわしも一緒に勉強しながら教える事が出来るのになあ。
特にヤマドリ猟の事、日本犬での鳥猟なら幾らでも話が出来るのに・・・・・・・。
わしは猟を始めた時から一人で山を歩き日本犬にヤマドリ猟を教わったので鳥猟の先生は日本犬である。
イノシシ猟(罠が主)についてはまだ4年目なので今からではヤマドリ程には成れないだろう。
それでも罠猟を教えてくれた先生のおかげで近所の10年以上罠猟をしている人に負ける気はしない。
それは猟に対する気構えや好奇心にやる気力が違うからだろう。(他人もそう見ている様だ)
わしは何事もやると決めたら徹底して打ち込まないと気がすまない性格なので・・・・。
ただ、もうわしは年を取り過ぎたので今以上に多くは望めないが若い人は今からでも遅くない徹底したやる気さへ有れば何処へ行っても恥ずかしくない技量が身に付く事でしょう。
偉そうに言っているがわしの若い猟友の報告を聞くたびに感心して驚いてもいる。
彼はおじいさんが名猟師と言う事もあり条件的に恵まれてはいるが何よりも本人の”やる気”が伝わってくる、努力家でもあるので将来は希代稀な猟師に成るだろう。
所で今日の午後は予定?どうりに休息として掛りつけの病院へ薬を貰いに行って来た、勿論背ロースを持参したのは言うまでも無い。
犬達の散歩は少し濡れたが30分で我慢してもらう。
明日も82歳の猟友は巡回を止めると言うのだろうか?。
もしそうならどうしよう、困ってしまうなあ・・・・・・。
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雨でまた中止。

2012-02-14 14:00:55 | Weblog
犬達を濡らさないように形だけの散歩の後で、遠方へ巡回に出る。
大谷の口に車を止めて簡易カッパを着て傘を差して林道を歩く。
アオバトの哀愁を帯びた鳴き声が「アーオアオ・ホアオー」と割と近くで聞こえるが姿は樫の木で見えず。
雨で凍った路面が緩みイノシシの足跡が幾つもあるように見えるが実際は古いものだ。
新しく濁った様な足跡は見当たらず。
期待している罠にも異変なし。
罠の数も少ないので見て回るだけなら1時間も掛らない。
奥が終わり猟友宅へ寄るとまだイノシシを剥いている。
もう肉は要らないと言いながら作業を続け、「今日の巡回は止めよ」と言う。
わしは何日も確認しないのは厭なのだが「ほんな事言わんと雨でも行こで」とわ言えず。
この前のようにワイヤーを切られたりイノシシが死ぬ可能性があるのになあ。
大先輩には逆らえず、しゃあないわ。
巡回が無いのなら散髪にでもと故郷板野まで走る。
丁度知り合いのOさんも遊びに来ていて「山の畑にイノシシが出て来よるわよ」と話してくれるが、
わしの生まれ育って50年暮らした町だが隣町の猟師が縄張り?にしているので今の所は遠慮しておこう。
F散髪店に日曜日の肉を差し上げる。北海道へ行っている孫が3月に帰るのでその頃も獲れていれば肉を届けて上げよう。
北海道は先日の冷え込みマイナス29・3度まで行ったとの事。
息を大きく吸えば肺を痛めるので一旦口の中で温めて吸うらしい。(想像出来ないが)
散髪を終えて帰宅したのは11時過ぎだった。
今日も午後は休養になる。
もうヤマドリ猟は明日で終わりと言うのに姫の足の具合もあるし天気もこれでは諦めるしかない。
おまけにこの前イノシシの体当たりで打ち込んだ?腿は歩くたびに痛い、左手首の上も痛みは無いが
青あざが出来ている。
今、思っても運が良かった、まともなら骨が折れていただろうなあ。
今度からは気をつけようや。(今までも注意はしていたが油断が有ったようだ)

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冷たい。

2012-02-13 19:07:24 | Weblog
雨が降れば猟師?はお手上げだ。
山へ入れない、いや入るのが大層なのでニセ猟師だ。
今日のような冷たい雨の時は犬達も可哀想なので午後は予定どうりにコタツでテレビ。
夕方の散歩も犬が多く濡れない程度で済ます。
犬達も心得たもので直に車に乗ろうとする。
姫は昨夜長時間歩いたようで後足の配りがおかしいが直に回復するだろう。
明日の朝の内は雨が止むとの予報なので巡回には出れるだろう。(多分)
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一泊で帰る。

2012-02-13 12:58:01 | Weblog
朝の散歩でも居なかった姫が巡回を追えて10時に現地へ行って見ると、車を止める場所の横の茅の上で寝そべっていた。
わしの車を見るなり運転席から乗り込もうとする。
「おまい、心配させるなよ」
僅か一泊で戻ってきたので安心した。
野犬の群れに攻撃はされなかった様だ?。
あの山の上方にはまだイノシシが居るのかも?。
姫が帰り一安心、時間がぜんごするが今朝の巡回では金曜に雌が掛った猪道を避けて東側に登った跡が有った。
まだイノシシが居るのは姿も見ていたし確実なのでこの雨の後で罠を追加設置しようと思っている。
其処に残こした罠はワイヤーが半分出されていたのでイタズラ好きの動物が居る様だ。
残りの場所に異変なし、9時過ぎから小雨が振り出した。
丁度巡回が終わった時に姫の兄妹犬が始めてヤマドリを捕獲したと猟友より電話が有る。しばらくヤマドリを噛ませていたら最後には食べたらしい。
これから良くなるだろう。(事情が有り遅すぎたが)
さあ今日は車のタイヤ代を銀行で貰おう。
午後は雨で休息だ。
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姫が・・・・・。

2012-02-12 20:23:03 | Weblog
今朝の散歩で姫が西の奥で消える。
チビは背中の毛を立てて奥へ行かず。
しばらくして大きな山のかなり高い所で野犬の群れの吠え声が続く。
30分以上続いていたのでイノシシに絡んでいたのかも知れないがもし姫が雄を探して野犬に近付いてそれで吠えていたのなら心配だ。
メス同士は雄並に激しく喧嘩するので相手がその辺の野良犬でなくて山で生活をしている奴らなら群れで噛み殺される?かもしれない。(今までにそんな事は無かったが)
心配しても登って行けず人も歩けない羊歯の山中で吠え声がしていた。
1時間余りチビと待つが姫は戻らず。
猟友との約束の時間なので帰宅してチビをしまい出かける。
猟友も猪肉を配達しながらの道中であった。
目的地に着き手前から罠を確認していくが異常なし。
最後に猟友の知人宅へ乗り付けて巡回する。
先に下を見たが何も無し。
最後に一昨日ワイヤーを切られてイノシシがわしに体当たりして逃げた場所へ行く。
と言うのも其処は猪道の三差路で北へ行く道と南へ行く道があり、わしは短期勝負をかけて8mしか離れていない両方へ罠を設置していた。
逃げられたのは北側だったので南の罠はそのままにしておいた。
そしてその残りの罠を見るとイノシシが動いた。
黒い大きな奴だ。
この前の事があり少し慎重に遠くから写真を撮りイノシシの罠の掛った足を確認しようとそっと近付く。
イノシシの奴は興奮して飛びついてくる。
「こりゃ危ないなあ」と思い猟友に声を掛けようと迷っていたら再度突進して来たイノシシが勢い余り一回転する。
それを見逃さず、後ろ足を掴み刺し止めをする。
猟刀の切れが悪く刺すのに力が要った。(武士の刀の手入れが出来ていない)
罠を外さずそのままにして30mの所にいた猟友と知人さんに「掛っとったでよ」と言うと驚いた様子である。
2日前に大きなメスに逃げられて大穴が出来た2m横なので信じられなかったのだろう。
わしもまさかとは思ったが罠自体には確信が有ったのでそれほど不思議には思わず。
良い猪道と分かっていたので、イノシシはそのまま見せもせず知人さん宅に上がり込み温かい湯豆腐を頂きながら持参の弁当を食べてそれから運搬に掛る。
知人さんも大きいので驚いていたが80kg程度だろう。
3人で引っ張り車に乗せる。
丸々置いていこうか?と聞くとすぐさま「とんでもない」と言う、一昨日と今日も土産に料理した肉は持参していたのでまだ冷蔵庫に一杯有るとの事だ。
それから猟友宅へ帰りまた解体作業である。
正直、4日連続ではくたびれました、82歳の猟友も同じだったでしょう。
2時間で作業が終り後は猟友に任せて帰宅。
勿論途中で朝姫が消えた谷へ入り探してみるが姫は出て来ず。
野性味が強い犬なので受胎旅行で雄を探しているのなら良いのだが・・・・・・・・。
また、夜に行き、明日の朝も行って見よう。
今日も疲れました。
写真の赤く見えるのは血刀?です。(残酷)撮影時猟刀を持ったままカメラを向けたので偶然写る。
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運搬車?。

2012-02-11 20:55:35 | Weblog
今朝は散歩時に野犬の雄が姫に付いて追って来た。
当分付き纏われそうなので別な散歩ルートを使おう。
帰宅後巡回に出る。
もう罠は遠くにしか設置していない。
今日は昨日川に浸けてあるイノシシの運搬解体作業が有るので昨日の破れて汚れたジーパンと袖が脂でゲトゲトになった上着のままで掛けた。(何時もは小綺麗にするよう気をつけている?)
奥の林道にまだ大きな足跡が有ったので少し落ち着いたら再度見切りし直そうと思う。
既設の罠に異変無く、浸けてあるイノシシを2分割しようとしていたら猟友から電話が有り「応援を連れて来るので割るな」との事。
猟友が10km余り離れた知人(元猟師)を迎えに行くのでわしはその間に昨日行けなんだ墓参りに行く事にして西へ走る。
途中で樒と菊の花を買って20分余りでお墓山につく。
簡単な掃除をして花を取替えて来た。
まあ親父もお袋もわしの猟には理解が有ったので猟の途中でも怒りはしないだろう。(多分)
帰りに3人分の弁当を買っていると猟友から現場に居ると電話が来る。
直に現地へ行くと猟友の知人が農作業用のゴムのキャタビラの運搬車を載せて来ていた。
200kgまで運べるそうだ。
ただその車の通り道を作るのに手間取る。
それと途中までしか行けないので3人でチェーンブロック等を使い川から引き上げ崖を抜き上げる。
4mmのワイヤーが切れやしないかとハラハラしたがどうにか運搬車まで辿り着き、乗せて運搬が出来た。
乗せてからは楽だったがそれまではわしと82歳に84歳なので今日も足腰が痛かった。
弁当を食べた後で解体作業に掛り3人がかりで3時前まで掛った、今日は片方の胴中を貰って帰る。
その足で元会社の上司宅と同じく先輩宅に肉を届けて来た。
犬達の夕方の散歩後は九州の宿の女将とお気に入りの女性釣り師にも残りを送って置いた。
小さい冷凍庫が満杯なので保存が利かず。
夕食は又安売り弁当と猪肉の甘辛煮で済ます。
体中が悲鳴を上げている、おまけにイノシシに体当たりされた太ももは青あざが出来て痛い。
何処が当たったんだろうなあ、一瞬の事でわしは身体をかわした様に思うが年で動いていなかったかも?。
まあこんな失敗が話せる程度で済んで良かった、大いに反省しています。
さあ、今日は新しい服に着替えよう。
ほなけんど腰も手首も肩までもほぼ全身が痛いなあ。
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命日に命拾い?。

2012-02-10 20:55:36 | Weblog
今日は大変な1日だった。
金曜で会社等の休み時間に覗いてくれている人には更新が間に合わず申し訳ない。
今日は親父の命日なので巡回に出るときに線香とマッチ、供え物を車に乗せて出る。
西へ行くついで?に墓参りをしてくるつもりだった、花は何時も途中の花屋さんで買っている。
今日はイノシシが掛って居ない様に願っていた。(これは本当です)
昨日狙いのメスが獲れていたのでゆとり?が有りました。
今の時期連日は無いだろうと思いつつ近所の西の谷を覗く。
車を止めて歩き出すと久し振りにあの風来坊が山の方へ帰っている足跡が有った。
昨日から今日は掛ってくれるなよと願っていたのに足跡を見ればひょっとするとと思ってしまう。
明らかに矛盾している。
以前歩いていた左の枝谷の罠は異常なし、右の小谷を見てみる。
先日、甲斐の雑種犬が掛って逃がしてやった横である。
下から羊歯のトンネルを覗くと踏み込み筒が放り出されている。
これはイノシシが掛った時によくあるので、じっと見るが下がそれ程荒れて居ない。
「おかしいなあ、逃げられた?」
他に人の足跡は無い。
少し登ってみると、羊歯が揺れてイノシシが顔を見せる。
慌てて銃袋から出して実弾と6粒を込める。
イノシシが深い羊歯に潜り込み状況が見えない。
迂闊に近づけずイノシシとの根競べになる。
羊歯を揺らしたり声を掛けたりしても姿を出さない。
足の何処に掛っているのかも確認できず。
10分近く様子を見ていたらイノシシが羊歯から出て上方へ逃げようとする。
姿が見えたので実弾を撃ち込む。
暴れる奴の血抜きをする。
デッカイ奴だ。
優に100kgは超えているだろう。
足首の良い位置を括っていた。
動かせないのでそのままにして携帯通話可能場所まで出て行き猟友の応援を頼む。
猟友が来るまでに残りの罠を撤去する。
この風来坊を狙っていたのでもう罠の必要は無くなった。
猟友が来てくれたがわしが斜面でイノシシと共に転げてイノシシが谷へ半分落ちかけていたので
ワイヤージャッキとロープを3本繋いで途中まで引き出し、後は車にロープを付けて引っ張った。
車に乗せて猟友宅へ行くのに2時間掛る。
イノシシは氷で冷やして置き、猟友の車で知人宅裏へ走る。
猟友の方針で2日おきにしか巡回しないのだがわし自身は毎日巡回しないと納得が行かない。
それでも猟友の猟場なので従っている。
猟友の知人宅へ車を止めてわしの罠を見に行く。
途中のミカン畑でキジのメスを踏み出す。
畑の上を見るとイノシシが顔を出す、大きい、80kgは有りそうだ。
「おっ、やっとるわ」
何と無く様子がおかしいので写真も撮らずに車へ戻り別の罠を見ている猟友に「かかっとるじぇ」
と声を掛けて口括り道具を持って現地へ戻る。
5m上にいるのだが道が無くて下から罠の括った位置を確認しようと覗いた時にイノシシが真正面から飛び降りてくる。
「うわーっ」と声を上げたと思うが無意識に右へ身体を避ける。
ドスンと左腰に衝撃が走る。
イノシシはわしの腰に体当たりしてそのまま下方をくるりと回って篠竹の中をバリバリ走り去る。
「あああ、びっくりしたなあ」
左腰を見る泥が付いてジーパンが2箇所大きく破れている。
「ええっ、怪我しとれへんのかえ?」と恐る恐る下のバッチを見るが其処は切れておらず血も出ていない。
「危なかったなあ」
猟友は別な場所へ行きかけていたらしい。
傍へ来た時はイノシシの姿無し。
状況を説明して罠を見ると、ワイヤーが足を括った近くでねじ切れている。
4mmのワイヤーだがイノシシの暴れ方や周りの立ち木の状況で傷つき切れる事もある。
何よりもイノシシが掛って2日も置いて置いたのだからこんな結果に成った。
わし単独なら起こり得ない事だった。
猟友が傍に居なくて良かった。
俊敏に?逃げられず大怪我をしたかもしれないと思うとわしだけで良かった。
猟友も何か言いたげだったが一番悪いのは毎日巡回しない事だと分かっているのでそれ以上言わず。
わしは自分の罠はイノシシさえ通れば掛るし細工も成功していたので逃げられたが半分は満足している複雑な気持ちだった。
罠の先生に言われていた格言「罠に掛ったイノシシの下から近付くな」は十分気にしていたのだが
反省しなくてはいけないなあ。(たいした怪我?でのうて良かった)
その猟場から猟友宅へ帰宅後まだ見ていない近辺の罠を見に行く。
その後で朝のイノシシを解体する事にしていた。
1箇所は異常なし。
次の場所を覗くと荒れている、「おっ、またか?」
イノシシは何処?と覗くと大きな穴から真っ黒のが起き上がる。
コイツはそっと写真を撮り静かに銃を取りに引き返す。
「猟友に掛っとんで撃つけんな」と場所を教えて置き銃を持って引き返す。
そっと近付きダンと撃つ。
直に血抜き処理をするがこれも100kgは越えている雄だ。
猟友がロープとジャッキを持ってくるが解体処理もあるのでコイツは明日まで谷に浸けて置く事にする。
3匹ともわしの読みが当たった、罠に自信が無くなりかけていたのでホッとしている。
その後朝の大きな雄を解体して半身を持ち帰るが35kg以上有り重かった。
結局作業が終ったのは5時を過ぎていた。
当然親父の墓参りは延期になる。
まあ親父の祥月命日にデッカイイノシシを2頭獲り、もう1頭は罠に掛けていたので忘れられない日に成りました。(理解の有った親父が獲らせてくれたのかも)
ただ体中が痛い、もお明日の運搬は厭だ。
半分に割ってやろう。
長い長い1日でした。
本当はもっと詳しく報告したいのだがこれくらいにして置きます。
切れたワイヤー。

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羽音のみ。

2012-02-09 20:09:10 | Weblog
2時過ぎから20km位走り、ヤマドリを見に行く、最初の谷の奥で姫が2声吠えた。
「ヤマドリ?、イノシシ?」
どちらか分からず。
他の犬は声の方へ顔は向けたが走らず。
10分待った、再度姫が1声吠えた。
今度は残りの3匹も斜面の上へ走って行く。
ただ、吠え声がしない、幸が戻り、チビが戻りクロまで戻る。
姫が最後に帰って来たが吠えた相手は不明。
木に止めたヤマドリに吠えたのかもしれないが定かではない。
釈然としないが隣の谷へ行く。
今日は犬達が反応しない。
少し奥まで歩いたが気配が無いし姫が奥へ行かない。
引き返すことにして呼ぶとすんなり戻る、こんな時は奥にヤマドリは居ない。
居れば見える場所で姫は止まらずに奥へ行ってしまう。
引き返して本谷を渡ると全犬が居ない。
「ん、どした」
チビが本谷を探してウロウロする。
わしは車の横の道路なので銃をしまう。
クロと幸が戻る。
姫が走って来た、チビも谷から出てきた。
20m下手で木に止まっていたヤマドリの羽音がして下流へ下った様だ。
その羽音で2匹が走ろうとする。
やはり居たのか、まあ早立ちだが仕方が無い。
本日終了。
4時半に帰宅。
今夜は風呂でイノシシの匂いを洗い流そう、ズボンと上着も洗濯しよう。
明日はイノシシは獲れない方が良い、何故なら親父の祥月命日だからです。
それで巡回の後で墓参りに行って来るつもりだが・・・・・・・。
親父もお袋も呆れる事でしょう。
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お待たせしました。

2012-02-09 15:46:45 | Weblog
朝、姫が30分遅れたが、8時半過ぎから巡回に出る。
遠方の谷で昨日見た奴が今日も居ないかと虫の良い事を考えながら歩いていくが手前の罠に異変なし。
一番奥の一昨日見切りをして設置した罠を下から覗いてみる。
「ん、ちょっとおかしいぞ!」
細い立ち木が斜めに成り白く皮が剥がれているのが見える。
その時イノシシの匂いがして来た。
「おっ、これは」
銃を背に少し横から急斜面を登る。
罠が木に巻きついているのに角度でイノシシが見えず、逃げられているのかと一瞬不安がよぎったが、近付くと灰色の塊が動いた。
「ああ、良かった、居ったわ」
手間が掛るので直に銃で撃つ。
60kg位のメスだ。
血抜き処理をして山の上から転がす。
携帯がかろうじて繋がり猟友に応援を頼む。
来るまでに150m引っ張ったがそれが精一杯だった。
久し振りの獲物で罠猟を始めて4年目で一番次ぎを獲るまでの期間が長かったので嬉しいよりほっとした。
そのまま猟友の車に乗せて帰り防火用水に張った氷を腹に入れて冷やす。
冷えてから家に戻らずそのまま解体処理をしたので帰宅が1時になった。
手も服も脂でゲトゲトになったが久し振りなので気にならず。
少し休息後犬達と近場のヤマドリを見に行こう。
前足の良い所に掛っていた。

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