毎日罠を見に行っているのにもう1ヶ月近くイノシシに逢えない。
今朝も犬達と裏山を一周した後で巡回に出る。
近くの西の谷の奥へ風来坊の大きい奴が来ていないかと見に行くも来ている気配なし。
最後の点検が終わり、70cm程下の段へ右足を下ろした時につるりと滑りそのまま尻餅を付けば泥で汚れるだけで済んだのに滑った足が木の根でブレーキをかけてしまう。
全体重が右足首に掛り「グキッ」と痛みが走る。
「あっ、折れた?」足が冷たくて動かないのだがゆっくり体重をかけて見る。
「ん、痛あないぞ」そろおっと歩いてみると歩けるでないか。
「あああ、良かった捻挫でもないわ」
朝の犬達との散歩が準備運動代わりになって足首が保護されたようです。
一瞬ドキッとした出来事だったが十分気を付けよう。
今度は遠方の谷でまたもドキッとした。
車を止めて10m程林道を歩いていたら前方でガサッと音がした。
そちらを見ると何と40m前方左の急斜面の木立の間で丸々肥えた大きな灰色のイノシシが立ち止まっている。
焦りました、銃を袋から出して6粒を込める頃にはゆっくりとイノシシさん上の棚へ消える。
「アイツ、急いで逃げなんだぞ」あすこに居るかも?と静かに後を追い登って見ると大きなヌタ場の横を山の上方へ歩いている足跡が有った。
30m位は跡が確認できたが羊歯山でその奥は見えず。
アイツわしの罠を避けて通る利巧な奴に違いない。
思ったとおりあの丸さはメスで身体も大きい奴なので終猟までにはどうしても獲りたいなあ。
今朝は2度もドキッとして刺激が有った。
猟友の知人宅裏山は気配も足跡も無し。
10日前には簡単に捕獲出来そうな気がしたのだが・・・・・。
”罠師の上を行くイノシシの知恵”です。
バレバレなのかも・・・・、それでも楽しみが出来ました。
この近くに罠を設置してきました。