キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

蕗の薹で春を呑む

2021年02月18日 | Weblog
今朝は珍しく雲が低く流れて行く、風が強いのだろうか。
6時半に起きて風呂に入り、シメジ椎茸豆腐の味噌汁、ほうれん草と卵炒め、白菜漬け、南瓜煮で朝飯を喰い、2階に上がって北の空を眺めたのだがいい天気であった。
日差しも強くすっかり春だ、これで街角から沈丁花が匂って来ると、いよいよ女性が発する匂いも強くなり人間も発情期だ、もっとも今は終年発情してるけど。
女性は発情すると、男の声と運動能力に何時もより敏感に反応するように遺伝子にプログラムされているらしい。
男は女性のウエストとヒップの比に反応するが、その比を忘れた。
もっとも、もう反応して子孫を残す年じゃないが、それでもその記憶が残っていて、該当する女性を見ると、思わずこの子はもてるだろうなと余計なことを思う。

母の居間で、まるが日向ぼっこをしていたので、縁側に蜜柑を置いて、鳥を間近に見せてやろうと思ったが、ガラスで遮られていて安全なんだけど警戒してやって来なかった。
枝に挿したら直ぐにメジロがやって来た。

午前中、歌付きのエリックサティを聴いた。
このアルバムはピアノがチッコリーニだった。

昼は妻がご飯をかけて買い物に行ったので、何を作るのだろうと思っていたら、麻婆豆腐だった。
また、誰かのレシピを見て作りたくなったのだろう、自家製の調味料でも使ったのだろうか美味かった。
JA湘南で買った蕗の薹を、二番出汁に、酒、醤油、砂糖を入れて15分煮たが、これが思いの外美味かった。

プレシネはチャプリンの映画2本1921年の「The Kid」と1925年の「The Gold Rush」だったが、居眠りしてしまった。

頼んであった「ANITA O'DAY Five Classic Albums Plus」と後藤雅洋「一生モノ ジャズ・ヴォーカル名盤500」小学館新書が着いたので、聴きながら読んだ。
アニタ・オデイは、ビリー・ホリデイよりあっさりしてて、ジュリー・ロンドンよりコクがあり好みだな。
ジャズ・ヴォーカル名盤500には、マリーナ・ショウ「Who is this Bitch, Anyway?」とリンダ・ロンシュタット「What's New」が入ってた。
小野リサの「Bossa Carioca」「Dream」「Essencia」と3枚のアルバム、江利チエミ、土岐麻子など好みの歌手が選ばれてた。
後藤さん、松原みき「Blue Eyes」知らないのかなあ。

5時に大磯方面へ散歩にでたが、日が伸びた。
西の空に三日月、塒へ帰る白鷺2羽、いいもんでした。

妻が凄いデカイ鯖があったので4つにおろしてもらったと興奮していたが、味噌煮になった。
菜花、スティックブロッコリー、大根と豚肉と若芽煮、蕗の薹煮、妻作の蕗味噌、「菊正宗生酛純米」を2合徳利で燗して呑んだ。
鯖は流石に美味かったが、出汁の利いた薄味の大根よかった。やれば出来るんじゃないの。
蕗の薹で春を呑んだ、よくぞ日本に生まれけり、いいねえ。

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はみ出さなきゃただの人

2021年02月17日 | Weblog
午前中、妻と次男が平塚の病院へ出かけたのでのんびりと過ごした。
蜜柑を切って庭の木の枝に挿し、縁側にも置いて、JA湘南で買ったキウイを切って母の居間に戻ったら、早々メジロの番が枝に挿した蜜柑を夫々啄んでいた。
キウイを食べるのに目を離したら、ヒヨドリが取って代わっていた。
縁側に来たら直ぐ傍で見られるのにと思っていたら、直ぐに1羽メジロがやって来て、その後もう一羽お相手のメジロがやって来たが、どっちがダンナなんだろう。
人間と違いダンナのほうが強いのかなあ。

午前中に山口昌男の「はみ出しの文法」を読み終えた。
早めに叉焼を切り、リーフレタスを庭から取り、葱を切って準備をして、溶き卵をフライパンに流し炒飯を作った。
スープを作るのが面倒で烏龍茶を淹れて、食後に肉まんを2個食べた。

午後は到着したBilie Holiday「The Complete DECCA Recordings」1944年から1950年に在籍したレコード会社DECCA時代の曲が53曲入っている。
この頃既にアルコールとヘロイン、コカイン漬けだったが、20代後半から30半ばで未だ体力があったんだろうね、晩年の割れた声を絞り出すような歌唱ではなかった。
でも、その気配を感じた。
自由と民主主義なんて表向きに過ぎない国に生まれ、黒人差別と貧困を背負った苦悩が滲む。

午後はプレシネをパスして山口昌男の「敗者学のすすめ」を読んだ。
4時前に散歩に出たが風が強かった。
家に帰って風呂のが溜まるまで久し振りにエリック・サティを聴いたが、チッコリーニのサティを聴き慣れていたので、違う人のは全然良くなかった。

晩飯は妻が外で昼をたらふく喰っていたのでやる気が無く、昨日と同じ鰊の塩焼き、菜花の芥子和え、里芋と烏賊煮、南瓜煮だった。
まあそれに不満があるわけでもなく「菊正宗生酛純米」を2合徳利で燗にして呑んだ。

ビリーホリディを聴きながらライナーノートを読んでいたが、歌もこれも英語なので頭が重くなった。
ZARDの「Sun&Stone」を聴いたら生き返った。
僕の好みの歌姫3人、坂井泉水、松原みき、ビリーホリデイはみんな40代前半で夭折してるが、晩年を汚さないのって大事だねえ。

「アナザーストーリーズ」で唐十郎を観たが、勘九郎は状況劇場を観て本来の歌舞伎を目指したのか、平成中村座観ておくんだった。
仕事にかまけて観るべきものを見損なった詰まらねえ人生を送っちゃったな。

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雨の日はベッドで

2021年02月16日 | Weblog
朝から雨だ、アニサキスによる胃への攻撃も一段落したようで、昨日に比べると調子がいい。
7時過ぎに起きて、ポトフを温め、白菜を桶から出し、納豆を作って食べた。
雨のため午前中はベッドに潜り込み山口昌男を読もうと思ったが寝ちゃった。

昼はパン蔵のバケットにサラミソーセージとリーフレタスのサンドイッチ、鶏肉のクリームソース煮、ポトフ、アールグレイ、杏仁豆腐、甘納豆。
午後は確定申告の書類を少し整理した。
3時から読書を試みたが、寝ちゃったみたいで4時半に目が覚め、雨が上がっていたので大磯方面に散歩に出た。

風呂に入って出てくると晩飯だ。
食べては寝ているだけだが、それが人間の本性にかなったことだ。
落花生、鰊塩焼き、大根と三つ葉と牛肉サラダ、「菊正宗生酛純米」の燗2合。
呑みながら「アナザーストーリー」で志ん朝を観たが、あのポンポンポーンと話す江戸っ子振りが堪らなくいいねえ。

その後、広末涼子の「ファミリーヒストリー」を観た。
最近、若い頃の広末涼子を観て、世間とは20年以上ズレて凄く可愛いのに衝撃を受けたが、お母さんも美人で、横浜駅前でナンパされ結婚したが、声を掛けられるのに慣れていたと話してた。
美人というのはそういうもんだよ、でも、容姿が衰え出すと苦悩が始まるからキツイだろうなあ。

最後に「127 Hours」を観た。
岩場で手を岩に挟まれ、最後は自分で腕を切断して生還するのだが、物凄い精神力に驚いた。
僕なら諦めて死を選ぶだろう。

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バレンタインデーにはハヤシライスと落語を

2021年02月15日 | Weblog
昨日から妻が大騒ぎをしてハヤシライスを作った。
最後に市販のハヤシライスのルーを入れるかどうかで悩んでいたが、結局一かけら入れたらルーの味になって仕舞ったと反省してた。
折角素材を手間暇かけたのにバッカだなあと思ったが、化学調味料を入れないと味が薄く感じ不安になるんだよね。
初めて香港で化学調味料無添加の料理を食べた時に味が薄く感じて物足り無いと思ったが、一度その味に慣れると化学調味料の味が我慢出来なくなる。
毎日60本の煙草を灰にしていた30年も前に、大先輩から、君も会社を背負う立場になったのだからこれを吸えと、ニコチンだったかタールだったかが1㎎の煙草を渡され、吸ってみたら味が感じられず思い切り吸い込んだ。
1週間すると味気なかった煙草が美味く感じられ、元の煙草が強くて吸えなくなった。
人間の感覚ってそういうもんで、これを利用してジャンクフードをチェーン展開して儲けるやつが出て、格差拡大による低所得者層を取り込んで肥満社会になった国がある。
自覚しないと改善する可能性がない。
次回妻は素材だけで作ると言っているが、食べる方にもそれを味わえるだけの味覚が要求される。

早めに昼を食べて、歩いて大磯落語茶屋の第5回落語会へ行く予定だが、ハヤシライスを食い過ぎて動けず、食休みをしてから自転車で出かけた。
5人の演者が、道具屋、5人廻し、禁酒番屋、短命、時蕎麦をやった。
中入りには席亭からバレンタインのチョコレートケーキなどが振る舞われた。

4時に家に帰り、昼に着いたBILLIIE HOLIDAY「EASY LIVING 1935-1939」を聴いた。
TEDDY WILSONとのアルバムで音質は悪かったが、初期のボルタメントが無い頃の歌を聴きたかったのだ。
だが晩年の「Lady in Satin」を既に5回以上聴いて、ふらつく音程にすっかり毒されているので物足りなかった。
次は中期のアルバムが来るので、この人が辿った道は円熟なのか破綻なのか見極めてみたい。

体調が悪くジャズに当たったので、ZARDとユーミンで気分転換をした。
6時に風呂に入り、晩飯を食べた。
鰺と鮪の刺身、ポトフ、菜花の山葵和えで「菊正宗生酛純米」を燗でチロリに2杯呑んだ。
「恋のしずく」を観ながら落花生を炒ってつまみにした。
大杉漣はもっと前に亡くなっていたと思ったが、2018年のこの映画が遺作で、映画の中でも死んじゃうが、未だ若々しかった。好きな俳優だ。
彼が散歩の番組で寄った小田原の和菓子屋へは時々行く。
農大の女子学生が実習で西条の酒蔵で酒に目覚め恋をする物語。

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3度目のアニキサス

2021年02月14日 | Weblog
昨夜音楽を聴いていたら気持ちが悪くなり、横になって考えてみると、晩に〆鯖を喰ったのを思いだした。
アニサキスにやられたなあと思い、征露丸を飲んだ。
20年前に大阪でバッテラでやられたときは、夜半に激痛が始まり七転八倒で朝を迎え、素人考えで薬屋に飛び込んっで征露丸を買って飲み、その日の商談に出かけた。
7,8年前は長男が釣った鯖でやられ、征露丸を飲んだが、どうもアニサキスが腸に行き、腸閉塞のようになり具合が悪かった。
定期通院の時に車先生に具合を話したら、もう大丈夫でしょうと言われ程なく治った。
船医をやった経験があり、海に絡む病気の経験が豊富なのか確信を持っていたなあ。
要はこういう事らしい、激痛は胃壁にアニキサスが潜り込むことにより、異物に身体が反応するアレルギー反応で痛むが、人間の体内では4,5日しか生存できない。
よって痛みが我慢出来ればその内アニサキスは死滅するので勝手に治るって寸法だ。
小さな頃から消化器系のトラブルであれば、征露丸を飲まされて育ったので、絶対的な信頼を寄せている、予想はしていたが最近アニサキスの動きを制御する薬効が確認されたらしい。

さてコロナだが、新型と言っても風邪の一種だから、蜜柑と緑茶が予防に効果があると思うので、家人には手洗いと嗽と共にこの二つの摂取を勧めている。
最近は変異株について騒いでいるが、この変異があったからこそ人間がいるわけで、いいとこ取りだけで生きては行けない。
そうは言うものの当事者となればどうにかしてくれと騒ぐわけで、寿命を天命として受け入れるだけの心構えは出来ていない。

今朝は胃の痛みで4時に起きてしまったが、ここの処ジャズを聴き続けて愉しんでいたが、体調不良の時には流石にうんざりした。
南沙織を聴いているが、筒美京平の編曲は洋楽を日本人向けに繊細であっさりしたものにしてくれたんだなあと改めて実感した。
明治維新で西洋に追い付け追い越せでやって来たが、日本人は独自の文化で感覚が洗練され繊細だったから、西洋の文化を軽くして繊細な感受性で感受できるようにする必要があったように思う。
日本人向けのワインを作るに当たっても同様なことをした。

胃の具合は良くないが、鱈と白菜の汁、納豆、鰯ハンバーグ、スティックブロッコリーで朝飯を喰い、征露丸を飲んだ。
露西亜だけでなく、アニキサスも征伐して欲しいね。
天気は曇っていて良くない。

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昼ステーキで昼酒

2021年02月13日 | Weblog
昨日妻が割引になった和牛ステーキを買って来たので、今日の昼はそれを焼いて食べる事になっていた。
JA湘南菜花、スティックブロッコリー、花、蕗を勝って帰ると、パンを買って来たかと聞かれた、久し振りにリーさんの処へ行ってみるかと思っていたので、その旨伝え、荷物を下して大磯へ向かった。
生憎、リーさんの店は近所へ移転し、18日開店だった。
カンパーニュが食べたかったが、パン蔵のバケットも美味いので、そちらへ回り2本買って新杵に寄り、吉田茂が贔屓にした豆大福と桜餅、石衣を買った。
帰りに農家で蜜柑と見事な小松菜を買った。

リーフレタスのサラダ、人参グラッセ、ジャガイモ、チーズでフォーロングの赤を飲んだ。
食後に豆大福と桜餅を食べた。

Marlena Shaw「Who is this Bitch,Anyway?」が着いたので、それを聴きながら、日向ぼっこをしながら昼寝をしたら、目が覚めたのが4時だった。
昼酒は効くねえ。

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黒猫ワイン

2021年02月12日 | Weblog
最初は蜜柑を小鳥のために与えるのが愉しみになっているが、蜜柑が残り少なくなってきた。
人間は八朔を食べているのだが、後一週間ほどで無くなるだろう。
妻がご飯を与えているが、何故かそれにはスズメがやって来る。

JAが旗日で休みだから、国旗を掲揚し、庭木に蜜柑を挿して、日の当たる2階のベッドで「はみ出しの文法」を読んだが、半分眠っているようなものだから一向に進まない。
「アフリカの神話的世界」岩波新書1971年の最初の著作から、無理をして高価だった単行本を80年代までは買い求めたが、1995年の「挫折の昭和史」「敗者の精神史」から日本回帰をしたので読まなくなってしまった。
今はそこが最も興味のある所だが、ネットで古書価格を調べると単行本は元値が高かったので、かなり高い。
上下巻になって岩波現代文庫にもなっているんだけどね。

昼は妻がちらし寿司を作って、鱸の刺身もあったので酒を呑みたいと思ったが、夜、鱸のムニエルにすると言ってたので、その時にワインを飲むことにして止めた。

旗日でもプレシネはある。
レディ・ガガの「A Star is Born」歌が散りばめられていて良かった。
ガガの姿がどぎつくて好きじゃなかったが、薄化粧の時は、ワインの取引先にもいたタイプの子で親近感を感じた。
シチリアからの移民の裕福な家庭に生まれ、お嬢様学校でその出自ゆえ苛めを受け、家を出てストリッパーをやって自活していたこともあったらしい、豊かな才能ゆえかなり鬱屈するよね。

頼んでおいたCDが着いた。
「Sarah Vaughan VOⅬ.2」4CD 8Albums、「Ella Fitzgerald Sings Cole Porter & Rodgers and Hart」3CD、MARLENA SHAW「TAKE A BITE」
エラ・フィツジェラルッドのアルバムは再生がまともにいかず駄目だったな。
この手のアルバムに良くあるらしいが、ハワイに居た時、フォードの新車に乗っていたがハイウェイでエンストした。
ホノルルフォードでは新車に替えるからと、メインランドから来るまで、代車に乗っていたが、不良品は交換するって思想だった。それを思い出した。
サラ・ボーン88曲、エラ・フィッツジェラルド66曲なのでとにかく長い、もう少し聴き込まないと良く分からないが、ビリー・ホリディの歌声が聴きたくなってね、最初気持ち悪かったけど、早、毒牙にやられたみたい。
まだ、この歌唱になる前の1930年代のアルバムを試しに買ってみることにした。
何事も最初は授業料を払わないと。
マリーナショウは、前のアルバムのほうが良かった。

大磯方面へ散歩に行き、風呂に入って、晩飯。
鱸のムニエルと白菜とベーコン煮、ワインはエナック・ブランコ2019 DOアルタで、グルナッシュ+マカベオ、ラベルの黒猫エナックは造り手ジョルディ・ミロの愛猫、開栓して直ぐ妻がゴクゴク飲んだので、ワインが開く前に終わちゃうんじゃないかと心配したが、ストーヴでパンを焼いてチーズなどを食べたので、小一時間ワインがあり、最後は厚みと奥行がでて凄く良くなった。
マルサラを飲んですっかり酔い、2階のベッドでサラ・ボーンを聴きながら寝てしまった。

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ビリーホリディは気持ち悪い

2021年02月11日 | Weblog
今日もいい天気だった。
夕方、北へ向かい散歩に出たが西か真上、東の空まで広く波模様の雲が出て見惚れた。
帰りには全く違った雲に変っていて、夕焼けに薄く染まっていた。

蜜柑を2個半分に切って木に挿して、手を洗って出たら、待っていたのかメジロが番でチョット離れた蜜柑を啄んでいた。
期待されてるのは嬉しいもので、可愛さが増す。
JA湘南でブロッコリー、八朔、人参、菜花を買った。
午前中はカレン・ソーサを聴きながら、購入した歌姫のアルバムや人となりを調べていたが、凄く愉しかった。
これで音感が良かったら、ミュージシャンか音楽評論家になっていたのになあ。
庭の蜜柑にはメジロとヒヨドリがかわるがわるやって来て、午前中に大方食い尽くしてしまった。

昼は、菜花とシラスのスパゲティ、ソーセージとリーフレタスのサンドイッチにアールグレイ、何れも美味かった。
菜花は苦みがいい、バケットをストーヴでトーストしたが、トースターより格段に美味い。

プレシネはヒッチコック監督の1948年の「ROPE」で、初めて観る映画だった。
何本か観ただけど、この監督ジェームス・スチュワートをよく使う。
アパートの中での殺人と殺された人物に所縁の人を招いてホームパ―ティ、そして謎解きが全て同じ部屋で行われるのだが、そも何故友人を殺したのか良く分からない、それ故詰まらなかった。

頼んであったBillie Holiday「Lady in Satin」Sony Music Labels、Marena Shaw「Sweet Beginings」Sony Music Japan Internationalが来ていたので、散歩に出るまでざっと聴いた。

散歩では西友で豆菓子とチーズサンドビスケットを買い、ぶらっと3Fに上がったら3Ⅼのセーターがあったので買った。
セーターを着て寝てるので消耗品なんだ。

晩飯は、煮烏賊、鱸の刺身、ブロッコリー、白菜と豚肉の挟み蒸し煮、ストーヴで炒った落花生、豆菓子、燗酒2合。

新着のアルバムをじっくりと聴いてみた。
「Lady in Satin」は、ビリーホリディの名盤で、御三家の他のお二人のは割安な作品集を買ったが、癖があり好き嫌いが分かれるとの事で単独のアルバムを買ってみた。
伸ばすところを半音下げたりして音程をふらつかせるので気持ちが悪くて聴き難かったが、何度か聴いている内に慣れて良くなってきた。
熟成したブラッシュタイプのチーズも最初は匂いが鼻に着いたが、これも聴き込むと病みつきになるんだろうなあ。
「Sweet Beginings」は、一度で気に入った。
マレーナショウの名盤といえば「Who is this Bitch,Anyway?」らしいが、へそ曲がりゆえこれを避けて買ったので慌ててオーダーした。

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ジャジーな1日

2021年02月10日 | Weblog
今日も朝からどのジャズヴォーカルのアルバムを買おうかなと、PCとスマホとノートを使ってあれこれやっていたら一日が終わっちゃった。
結局御三家を買ってしまったが、何度もレコードやCDになってるから、新鋭の歌姫のアルバムと比べると馬鹿みたいに廉い、本でいえば新刊の単行本が文庫になったってことかな、大して懐が痛まないので5,6枚買っちゃた。
働いてる頃は、毎月10冊以上本を買ってたから、そのペースでCDを買ってゆけばそれなりに詳しくなり、より愉しめるようになるとほくそ笑んでいるが、CDは本と違って何十回も聴くから年季が必要だね。

JA湘南へ出かける前に蜜柑を3個切って、木に挿した。
ほうれん草、椎茸、スイトピー、生落花生を買い、帰りに西友で「菊正宗生酛純米」を買って帰ってくると既に啄んであった。
スイトピーを活けて、白菜を下漬けして、母の居間に戻ってみるとヒヨドリが蜜柑を啄んでいて可愛かったね。
母に居間から見えるところに蜜柑を挿してあるので、ヒヨドリが居なくなるとメジロが番でやって来て
啄んでいて、これがまた可愛い。

午前中はジュリー・ロンドンを聴いて、山口昌男「はみ出しの文法」を少し読んだ。
20代に熱中して読んだので、思考パターンに慣れているので久し振りに読んでも直ぐに入り込めて愉しい。
冒頭の池内紀と坪内祐三の鼎談「散歩と釣りと雑本が読書名人への王道だ」は、この題がそのまま如何に本を読むべきかを現していて説明するまでもないが、釣りという空虚な時間を作りだす精神力をバネにして、雑菌を含んだ雑本を読むのが本来の在り方で(これコロナ批判とも取れる)、教養主義が良くないのは競争で勝つための孤独な読書で、自分の中にあるものしか読み取らないから発見が無い。

朝拉麺をたっぷりと食べて腹が減っていなかったが、妻に昼に呼ばれ、行ってみると五目焼きそばだった。
それもてんこ盛りになっていて、具材は白菜、叉焼、海老、蒲鉾、椎茸、人参、玉葱、ウズラの卵と豪華絢爛だったが、流石に湯麺から焼きそばになっても所詮は同じ中華麺で、半分食べるのがやっとだった。
それでもウーロン茶でかりんとうと甘納豆は食べられたけどね。

プレシネは1965年の米映画「The Battle of BULGE」で2度目だった、あるいは筋をかなり覚えていたので3度目だったか、途中居眠りをしたが愉しめた。
ヘンリーフォンダは目が魅力的で好きだな。

大磯方面へ散歩に行く前にポストにCDがあったが記憶になく、開けてみるとGabriela Anders「wanting」Warner Bros. Records 1998年だった。
Karen Souzaの先輩筋にあたるアルゼンチンの歌姫なんで買ったんだっけ。

晩飯は、カワハギの刺身、大根と牛筋煮、ブロッコリー、板わさ、高野豆腐、鰯甘露煮だったので「菊正純米生酛」の燗、2合徳利1本、デザートにプリン。

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海外の歌姫を聴く

2021年02月09日 | Weblog
朝からずっとYouTubeで海外の女性ジャズヴォーカルをサーフィンして好みの人が居ないかと探っていた。
結局のところ初期の大御所に行き着いてしまい、時の流れに耐えているものは凄いんだといった当たり前のことに行き着くんだが、それじゃあへそ曲がりの気持ちが満たされないから、初心者なのに抵抗を試みる。
何時もこうやるから遠回りになり、迷路に入り込むことになるのだが、それが楽しくない訳じゃやないから始末に負えない。

JA湘南でブロッコリー、大根、椎茸、菜花、八朔を買い、帰りに山下のバケット2種を買って帰った。
蜜柑を切って庭木に挿して鳥が来るのを眺めているが、この日新たに切ってやったら、ヒヨドリが来て啄んでいて、それを観てるのは嬉しいもんでね、つい多めに挿しちゃう。
漬物用に白菜を切って干し、咲き終わった椿の花を取ったりして簡単な庭仕事をしたが、こういった事が楽しくなるとは思わなかったな。
未だこれから咲く椿もあるが、テンプレートを春らしいのに替えることにした。

昼は野菜スープとラム肉とリーフレタスのサンドイッチになった。
アールグレイを飲んで午後もジャズヴォーカルのサーフィンをしていたが、「ジュリー・ロンドン・ベスト」UNIVARSAL MUSIC 2014年、鈴木重子「My Best Friends」BMGファンハウス2001年、「Just Beside You」BMGファンハウス2000年 が着いたので聴いた。
大御所御三家のジュリー・ロンドンはエラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイ、サラ・ボーンの次くらい高名な歌姫だが、耳慣れたスタンダードが多いので古き良き時代はかくあったのかと、その頃を生きた訳じゃ無いのに懐かしい気分になった。
鈴木重子は、ジュリー・ロンドンと同じ尺度で測ると見劣りするが、モノマネじゃないんだから、日本的な違う魅力を考慮していかないとね。

夕方、大磯方面へ散歩行き、風呂に入って晩飯。
カワハギと鰹の刺身、大根と牛筋の中華煮込み、ブロッコリー、白菜漬けで「菊正宗生酛純米」を燗で呑んだ。
9時まで2階でジャズヴォーカルを色々聴いて、プレシネ「少林足球」を観たが、期待したほど面白くなく居眠りをしている内に終わった。

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