キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

黒猫ワイン

2021年02月12日 | Weblog
最初は蜜柑を小鳥のために与えるのが愉しみになっているが、蜜柑が残り少なくなってきた。
人間は八朔を食べているのだが、後一週間ほどで無くなるだろう。
妻がご飯を与えているが、何故かそれにはスズメがやって来る。

JAが旗日で休みだから、国旗を掲揚し、庭木に蜜柑を挿して、日の当たる2階のベッドで「はみ出しの文法」を読んだが、半分眠っているようなものだから一向に進まない。
「アフリカの神話的世界」岩波新書1971年の最初の著作から、無理をして高価だった単行本を80年代までは買い求めたが、1995年の「挫折の昭和史」「敗者の精神史」から日本回帰をしたので読まなくなってしまった。
今はそこが最も興味のある所だが、ネットで古書価格を調べると単行本は元値が高かったので、かなり高い。
上下巻になって岩波現代文庫にもなっているんだけどね。

昼は妻がちらし寿司を作って、鱸の刺身もあったので酒を呑みたいと思ったが、夜、鱸のムニエルにすると言ってたので、その時にワインを飲むことにして止めた。

旗日でもプレシネはある。
レディ・ガガの「A Star is Born」歌が散りばめられていて良かった。
ガガの姿がどぎつくて好きじゃなかったが、薄化粧の時は、ワインの取引先にもいたタイプの子で親近感を感じた。
シチリアからの移民の裕福な家庭に生まれ、お嬢様学校でその出自ゆえ苛めを受け、家を出てストリッパーをやって自活していたこともあったらしい、豊かな才能ゆえかなり鬱屈するよね。

頼んでおいたCDが着いた。
「Sarah Vaughan VOⅬ.2」4CD 8Albums、「Ella Fitzgerald Sings Cole Porter & Rodgers and Hart」3CD、MARLENA SHAW「TAKE A BITE」
エラ・フィツジェラルッドのアルバムは再生がまともにいかず駄目だったな。
この手のアルバムに良くあるらしいが、ハワイに居た時、フォードの新車に乗っていたがハイウェイでエンストした。
ホノルルフォードでは新車に替えるからと、メインランドから来るまで、代車に乗っていたが、不良品は交換するって思想だった。それを思い出した。
サラ・ボーン88曲、エラ・フィッツジェラルド66曲なのでとにかく長い、もう少し聴き込まないと良く分からないが、ビリー・ホリディの歌声が聴きたくなってね、最初気持ち悪かったけど、早、毒牙にやられたみたい。
まだ、この歌唱になる前の1930年代のアルバムを試しに買ってみることにした。
何事も最初は授業料を払わないと。
マリーナショウは、前のアルバムのほうが良かった。

大磯方面へ散歩に行き、風呂に入って、晩飯。
鱸のムニエルと白菜とベーコン煮、ワインはエナック・ブランコ2019 DOアルタで、グルナッシュ+マカベオ、ラベルの黒猫エナックは造り手ジョルディ・ミロの愛猫、開栓して直ぐ妻がゴクゴク飲んだので、ワインが開く前に終わちゃうんじゃないかと心配したが、ストーヴでパンを焼いてチーズなどを食べたので、小一時間ワインがあり、最後は厚みと奥行がでて凄く良くなった。
マルサラを飲んですっかり酔い、2階のベッドでサラ・ボーンを聴きながら寝てしまった。

我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビリーホリディは気持ち悪い | トップ | 昼ステーキで昼酒 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事