足腰が衰えて歩いて出かけることが億劫になると、急に行動範囲が狭くなるならいいが、そもお外へ出かけなくなる。
この足腰の衰えはコロナが契機となっているが、あの人工ヴィルスはほんとに碌なもんじゃない。
人の行動パターンを大きく変え、ということは人とのつながり方が大きく変わったということで、このブログで何度も嘆いているが、僕にとっては横浜伊勢佐木町のTuseday Jazz Liveが無くなってしまったことが一番大きい。
関内へ35年通い、いつの間にか似非ハマッコになっていて、自覚している以上に横浜への愛着が強く、会社を辞めてからも、毎週火曜日13:00からのTJLに通う時に、駒鮨、鶏伊勢、利休庵、橋本、福屋、虎屋、文明堂、馬車道五番街など馴染みだった店に通うのを楽しみにし、伊勢佐木町の有隣堂本店とBookoffで本を眺め、帰りには美濃屋で柿の種を買うのをルーティーンとしていた。
10年位前からは茅ケ崎ナイトクルージングも主流になっていたが、コロナ前に最も通った、酒好きな亮子ちゃんが銘柄を揃えていた「凛」が店を閉じ、ワインバーをやっていた直ちゃんが店を閉じた。
そしてコロナの最中に、飲みの最後に仲間が集まったラーメン屋の聡が店を閉じたので、クルージングのマーカーが消え失せちゃった。
先日、娘と共に知っている焼き鳥屋、雇われで直ちゃんが働いているワインバー、場所が変わった馴染みのオーセンティックバーの「古玄」を回ったが、ヤッパリ亮子ちゃんと聡の顔を見ないと物足りなかった。
もちろん若い人たちは、新たなマークを作って夜毎クルージングに励んでいると思うが、ジジイは時間が積み重なった場所じゃないと満足しないから面倒くさい。
しかし、ナイトクルージングで鍛えた足腰の衰えは、ナイトクルージングでしか蘇らないと悟るべきか。