キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

足腰の衰えを改善するには

2024年09月02日 | Weblog
足腰が衰えて歩いて出かけることが億劫になると、急に行動範囲が狭くなるならいいが、そもお外へ出かけなくなる。
この足腰の衰えはコロナが契機となっているが、あの人工ヴィルスはほんとに碌なもんじゃない。
人の行動パターンを大きく変え、ということは人とのつながり方が大きく変わったということで、このブログで何度も嘆いているが、僕にとっては横浜伊勢佐木町のTuseday Jazz Liveが無くなってしまったことが一番大きい。

関内へ35年通い、いつの間にか似非ハマッコになっていて、自覚している以上に横浜への愛着が強く、会社を辞めてからも、毎週火曜日13:00からのTJLに通う時に、駒鮨、鶏伊勢、利休庵、橋本、福屋、虎屋、文明堂、馬車道五番街など馴染みだった店に通うのを楽しみにし、伊勢佐木町の有隣堂本店とBookoffで本を眺め、帰りには美濃屋で柿の種を買うのをルーティーンとしていた。

10年位前からは茅ケ崎ナイトクルージングも主流になっていたが、コロナ前に最も通った、酒好きな亮子ちゃんが銘柄を揃えていた「凛」が店を閉じ、ワインバーをやっていた直ちゃんが店を閉じた。
そしてコロナの最中に、飲みの最後に仲間が集まったラーメン屋の聡が店を閉じたので、クルージングのマーカーが消え失せちゃった。
先日、娘と共に知っている焼き鳥屋、雇われで直ちゃんが働いているワインバー、場所が変わった馴染みのオーセンティックバーの「古玄」を回ったが、ヤッパリ亮子ちゃんと聡の顔を見ないと物足りなかった。
もちろん若い人たちは、新たなマークを作って夜毎クルージングに励んでいると思うが、ジジイは時間が積み重なった場所じゃないと満足しないから面倒くさい。

しかし、ナイトクルージングで鍛えた足腰の衰えは、ナイトクルージングでしか蘇らないと悟るべきか。



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イーストウッドの映画は面白い

2024年09月02日 | Weblog
昨日作った押し寿司が大量にあり、蕎麦を茹でて、それと思に食べた。
もり蕎麦にしたので暖かいものが欲しくて、鰯と牛蒡のつけ揚げをグリルで焼いて食べた。
押し寿司は鮭と鯖が美味かった。

プレシネはデカプリオがFBIの長官フーバーの半生を演じた「J・エドガー」を観たが、特殊メイクで年齢を重ねた老いの顔を作ると、それだけで名優のような気がしてくる。
大根役者でも、この特殊技術の恩恵に与ればアカデミー賞も夢じゃないね。
クイント・イーストウッド監督で、この人は映画の面白さを良く分かっていて、そこのツボを抑えていると思う。
出世作ローハイド以後、西部劇のカウボーイがはまり役で、尻軽女を追いかけていた若者が、年を取ったら思いもよらぬ仕事をした感じだ。
流石にもう94歳では新たな映画は作れない、死亡記事を待つんじゃ辛いな。

山上慎吾「日本外交の劣化」を読了した。
外務省内の人材の劣化を懸念しているが、政治家の質の劣化が官僚を腐朽させていると思う。
小室直樹は官僚の腐朽が日本を亡ぼすと30年以上前に指摘したが、やはり田中角栄のような、官僚を使える政治家が払底したことを原因として挙げている。
危機に際して決断をするのが政治家の役割だが、その役割を担える政治家が皆無故、本来決められたことを実行する役割の官僚が決断をせざるを得ない、あるいはしゃしゃり出てきている。
だが、官僚にその能力はない、運命を自在に操って隘路に活路を見出すのが政治家であり、その能力を持っているのが政治家でなければならない。
本書では、実務家として問題点と再生への道を指摘していて、もちろんそうあるべきだが、根本的な問題解決にはならないような気がした。

昨日、頼んでおいた佐伯啓思「神なき時代の終末論 現代思想の深層にあるもの」を配達のオニイサンが持って来てくれた。
佐伯啓思の本は新著が出ると買っていたが、ここの所チェックしていなかったので,6月末に出ていたこの本に気がつかなかった。
PHP新書だが帯が無く、その場所に「今もアメリカ・ロシアを突き動かす旧約聖書の世界観」と内容を謳った惹句が印刷されている。
今後、こうなるのかな。
小室直樹や山本七平のユダヤ、キリスト本で、ここのところは繰り返し解説されているけど、佐伯啓思はどのように論じているんだろうね。


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贅沢な読書

2024年09月02日 | Weblog
居間に娘夫婦と猫3匹が泊まったので、10時半頃2階に上がってベッドに横になった。
横になると間をおかずに眠ってしまうのが分かっていても、一応読書をしようと思って本を持っていたが、やはり11時には眠っていた。
目が覚めたら0時過ぎで、なんと1時間で目が覚めて仕舞った。
余り気分が良くないのは飲み過ぎたせいだ。

最後までカンパリを濃くしたソーダを何倍も飲んでいたからね。
最近はベッドサイドにアルマイトのような素材のでっかい容器に水を一杯にして置いてあるので、そいつを飲んでみたら3分の2まで一気に飲めた。
アルコール分解には水分を必要とするから、水を摂取したほうが早く解毒する。
そうアルコールは毒なんだ。

次に目が覚めたのが4時半で、「横浜フォールインラブ」を聴きながら、東の空が白んできたころから「日本外交の劣化」を読みだした。
1時間ほど読んで読了しそうになったので、最後のところを残し、ストレッチをやって台所に降り朝飯を作った。
今日は朝飯前に娘夫婦が猫を連れて家に帰るので、次男と二人分を作ればいい。
妻は生鮭を買って来て、一部を酢で〆て押し寿司にし、残り4切を塩にしておいたらしい。
それを2切れグリルに入れて焼き、長茄とシメジと豆腐の味噌汁、長茄のオイル焼を作り、ワカシの半身を刺身にした。
新調の柳葉で切ったので、切り口が鮮やかで角が立った。
糠床は空なので、妻が作った胡瓜のQちゃんを出した。
ワカシって嫌いなんだけど、食べてみると脂が少しあり美味かった。
秋になってサイズも良くなり脂肪分が増したのか、柳葉の切れ味のせいなのか。
鮭は薄塩で、生の鮭が持っているふっくらとした食感と味わいが堪能でき、北国の早い秋を感じた。

7時前に猫が帰っていったが、慣れてきたので居なくなると寂しい。
マルは廊下のソファーの上の昼寝が定番だったので、何時も先に場所を取られ、そこでの読書が出来なかったが、新参の猫は未だうろうろしていたので、「神椅子」に座っていると尻尾などを擦り付けて通り抜けて行った。
読書している足元を猫が横切るってのは贅沢なもんだ。

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