この台風10号ってのはしつこいね、結局一日中降ったりやんだりで、如何も台風の雨って感じだったな。
何時降るか分からないので諦めて一日「日本外交の劣化」を読んでいた。
昼は妻が近所の生協へ買い物に行き、何だか海老と〆鯖を買って来て、自分で酢に漬けて置いたサーモンを使って押し寿司を作った。
押し寿司に合わないなと思ったが蛸の押し寿司もあって驚いた。
鮪は握ればいいのに刺身だったで、酢飯と一緒に喰っていたが、海苔をもらって鉄火巻きにして食べたら格段に美味かった。
押し寿司は海老が一番美味かった。
「神椅子」はそれほど読書にいいとは思わないが、それでも今までで一番いいかな、椅子の問題と云うより、体重過多が原因で尻が痛くなるのかも知れない。
ソファーを敷いたり角度を変えたりして試行錯誤を繰り返しながらも、7,8時間は座って本が読めたので、良しとするべきなのか。
雲の動きをみて、先ずは風呂に入り、4時半過ぎに自転車で北へ向かってすっ飛ばして出かけた。
野菜が喰いたいので「わくわく」へ行ってみたら、長茄、谷中、生落花生があったので買った。
人の足元を見ているように高かったが、農家がゲリラ雨の合間を縫って、ゲリラの様に畑に入り泥だらけになって収獲してきたわけだから、このくらいの値段は当たり前か。
娘夫婦が伏見の特別純米生酛造り、タラゴナの白、へレス近郊の赤、イタリアのオレンジワイン、ダニエルのサリエンテ赤とチーズとパンを持参してきたので、ワカシの刺身、生春巻き、寿司、煮鯖、茹で落花生、チーズ、パンなどを肴に飲んだ。
生春巻きは何時も妻が作っているが、どうも僕のイメージと違うので、タイに4年、タイ料理屋に2年いた娘が巻いたら、全然別物になり頗る美味かった。
素材は贅沢に使っているので、海老、アヴォカド、錦糸卵、キャベツ、胡瓜、人参、バジルその他の素材がくっきりと光っていたような気がしたね。
娘が云うには、兎に角、固くきっちりと巻くことらしい。
和製ジントニック、カンパリソーダをうだうだと飲み続け、最後は一人になって大黒摩季を聴きながら飲んだ。
この人の曲を聴くと、輸出入サービスセンターでお世話になった大仲さんのことを思い出す。
入社以来世話になったが94年に中部貿易横浜支店を立ち上げて支店長になったときに、元気が出るからこれを聴けと、大黒摩季のテープを持って来た。
その後もずっと協力支援をしてくれたが、ある時からぱったりと連絡が取れなくなった。
数年前に彼女の親代わりになっていたかたから、脳梗塞で倒れて半身不随になり、フィリピンの施設に入ったと聞いたが、その後のことは分からない。
まだ生きているなら大黒摩季のCDかUSBを持って見舞いに行きたい。