昨日に続いて鯛の塩焼きがテーブルにドンと置かれている。
いわゆる尾頭付きってやつで、別に目出度いことがあったわけでもなく、きっと安かったから買って来たんだと思うが、鯛には一年で2度旬があり、桜の季節の桜鯛と紅葉の季節の紅葉鯛である。
9月になり秋の気配濃厚ではあるが、流石に未だ紅葉の便りを聴かない。
北海道ではナナカマドが赤くなっているかも知れないが、彼の地で今盛期を迎えているのは秋鮭だろう。
25㎝位の小鯛だが、塩焼きとしては大きなものは大味で美味くないから、丁度いいサイズだが、小さいのに脂が乗っていて美味かった。
娘が持って来た伏見の純米生酛造りを、横っ腹に氷を入れて冷やす作りのカラフェで冷やし、3合ほど飲んだ。
冷奴、胡瓜と若芽と玉葱と玉葱の酢の物、胡瓜の糠漬けがあり、前夜に続いて骨湯を作り飲んだ。
今宵は葱に加え、酒、とろろ昆布、若芽を放り込んだが、濃厚な味わいになった。
酒の後はバケットにチーズと無花果を載せてトーストにして、サリエンテの赤をグラス3杯飲んだ。
乾きものはバタピー、鮎煎餅などで、カンパリソーダを飲んだ。
そのカンパリソーダを持って8畳に移動して、竹内まりやなどに聴き入っていたが、1時間してもグラスの氷が解け切っていなかった。
温度計をみたら26.8℃でクーラーは入れていない、この温度であればロングカクテルを落ち着いて愉しめるってわけだ。
もう20年か30年前に気がついたことだが、スコッチ・オン・ザロックが急に美味くなった時があり、こんなにも変わるものかと驚いたが、確か9月25日前後だったと思う。
秋の夜長をハードリカーと共に過ごすのは大きな愉悦だが、今年はその時の温度をチェックしてみよう。
ワインをやっていると、一番美味しく飲めるワインの温度を気に掛けるが、飲むときの室温が味に大きな影響を与えることを、同時に情報提供することも大切だ。
パラメーターが二つになると説明が厄介になりそうだけどね。