「現代の短編小説コレクション2024」を読み始めたが、この20年くらい毎年愛読している。
去年くらいから文春文庫になっていて、かつてのような厚みがなく、しかも紙質が藁半紙みたいで、1年の代表的な短編を集めた記念的な書物としての威厳が無い。
内容充実していればそれでいいのかもしれないが、せっかく紙の本で出すならその辺を考慮してほしいな。
まあ、主流が電子ブックに移行してるようだから、無用な事なのかも知れないが。
こっちは冥土の土産になるやも知れないから、私好みである事も大事な要素だ。
このシリーズは昔の分類で云う中間小説が主に編まれているので、時代を色濃く反映している。
再読してこの20年を振り返れば、確かに冥土の土産にうって付けだなんて、ふと思った。