茄子のスパゲティは、まあまあ上手く行った。
残念だったのは生のバジルが無かったことで、乾燥のを使ったが、やはり風味のテント色合いの点で生に劣るね。
茄子は普通の都丸茄を使ったが、丸茄はタネが多かった。
随分いっぱい作ったが三人で平らげて、食後にみつ豆を食べ、アールグレイを飲んだ。
プレシネは「放浪記」を観たが、以前途中から観たらしく、半分以降に覚えがあった。
しかし、好みなんだけど加東大介がいいねえ、6頭身位でずんぐりしているけど、あの台詞の歯切れの良さと、何とも言えない風情がたまらない。
戦場で上演した「南の島に雪が降る」はどんなに良かったのだろうと思う。
高峰秀子を監督の成瀬巳喜男も好きじゃなかったらしいが、こういっ役をやると抜群でね。
成瀬巳喜男を観ていると、日本の映画は世界のどこにもない高みにあるような気がする。
一つずつのカットが心に響く。
小津と成瀬がいてくれただけで、日本に生まれて幸せだなあと思う。