キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

日本映画はいいねえ

2024年10月03日 | Weblog
茄子のスパゲティは、まあまあ上手く行った。
残念だったのは生のバジルが無かったことで、乾燥のを使ったが、やはり風味のテント色合いの点で生に劣るね。
茄子は普通の都丸茄を使ったが、丸茄はタネが多かった。
随分いっぱい作ったが三人で平らげて、食後にみつ豆を食べ、アールグレイを飲んだ。

プレシネは「放浪記」を観たが、以前途中から観たらしく、半分以降に覚えがあった。
しかし、好みなんだけど加東大介がいいねえ、6頭身位でずんぐりしているけど、あの台詞の歯切れの良さと、何とも言えない風情がたまらない。
戦場で上演した「南の島に雪が降る」はどんなに良かったのだろうと思う。
高峰秀子を監督の成瀬巳喜男も好きじゃなかったらしいが、こういっ役をやると抜群でね。
成瀬巳喜男を観ていると、日本の映画は世界のどこにもない高みにあるような気がする。
一つずつのカットが心に響く。
小津と成瀬がいてくれただけで、日本に生まれて幸せだなあと思う。
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グールド後、茄子のスパゲティ

2024年10月03日 | Weblog
図書館でグレン・グールドのアルバム3枚を借りて来た。
CD2枚組3枚組があるので結構な曲数がある。
その後、勝負前公園で運動をして、JA湘南へ行ったが、人の多いこと、農家にとっては結構なことだが、こんなに早い時間から並ばれると、行く気をそがれる。
野菜の購入も大きな目的だが、歩く機会として必要なので、これだけ待つことになると運動としては良くないね。

近所の女性と一緒に帰ってきたら、果樹園の跡地に町の庁舎が経つことに反対の運動をしていて、12月の町議会でいよいよ工事の施工が決まるらしく、焦っていた。
当初26億円の予算がこの物価高で倍の予算が必要になり、我が二宮町ではその返済の能力が覚束ない。
街が破産することも大いに考えられるが、そんな事より町のアイデンティティでもある神奈川県農業試験場後の果樹園が無くなるのは、長くこの町に住んだ人間にとっては大いに寂しい。

グレン・グールドはある時期聴いていたのだが、PCに何もデータが無く、改めて借りてきた。
この人ピアノを演奏しながら口ずさんでいて、サックスのズートシムズが演奏の途中で掛け声を出すのと同じノリで、実に楽しい印象を持っていた。
背筋を伸ばして正座して弾くルービンとは対照的に、低い椅子に座って覆いかぶさるように弾くすがたも印象的でね、好きだったんだけど改めて聴いてどうかな。
人気のピアニストなので、二宮の図書館にも10枚以上のアルバムがあるが、肝心かなめの「適正律ピアノ曲集」が無い。
CDの色に記憶があったので聴いたら、「ゴールドベルク変奏曲」で、そのスペシャルエディションと銘打って、1955年(僕の生まれ年)と1981年(ハワイ駐在の年)の演奏に、3枚目のCDにティム・ペイジとの対話が付いていて、Jazzのアルバムにあるテイク2とかテイク3とかの録音が入っている。
演奏の時と同じように、ちょっと変わっていて面白い話し方をしてる。

さて、もうすぐ昼だが、今日茄子のスパゲティーを作ることになっている。
茄子の質が良くてきちんと溶けてくれて想定通りのソースになってくれるといいのだが。


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カマスカツ丼

2024年10月03日 | Weblog
昨夜、寝ようと思って2階へ上がり温度計を見たら28℃もありぶったまげた。
南北東の窓を開けやや温度が下がったので寝ることにしたが、もう10月なのにねえ、冬暖かいなら許せるがどうなんだろうね。

今朝は5時に目が覚めた。
時計を観たわけじゃないが、お寺の鐘が鳴っていたので5時だと分かった。
久し振りに門あさ美を聴きながら、夜が明けるのを待って川本三郎を読んだ。
門あさ美は美人で色っぽいのに、何故思ったほど流行らなかったのだろうと何時も思うが、ヤッパリ女性の反感を買ったんだろうね。

6時半に起きて台所へ下りて朝飯の準備をした。
昨日の昼、イベリコ豚とカマスと茄子のフライを揚げたので、ご推察の通り大量に揚げ、次男が遅い昼食でドカ食いをしたにもかかわらず、カマスのフライが5個残った。
朝、カツ丼を食べるのが好きだが、今朝はカマスフライで丼を作った。

要領は同じで、玉葱を野菜ブイヨンと酒と味醂と醤油の汁に入れ煮込み、そこへカマスフライを入れ、火が通ったところで卵をかけて適便蒸らす。
最近、フィレンツェのビストロの料理人の動画を観て、彼を気に入っているが、材料を計ったことが無いし、パスタを茹でるのにタイマーなんて使わない。
但し、パスタの量は計ってる。
多分、その方と性格が似ているんだと思うが、調味料や素材を計ったことが無いし、麺を茹でるのにタイマーをあまり使わない。
麺を茹でているのを忘れてしまいそうな場合は、火事を防ぐためにタイマーを使うことはある。
実は茄子のスパゲティもこの人の動画を観てやってみたが、茄子の質が悪く溶けない問題はあったが、実に簡単に美味いのが作れた。

出来上がった丼は味と云い火の入り方と云い素晴らしかった。
ピーマンのオイル炒め、ザーサイ、茄子とシメジと豆腐の味噌汁で食べた。
トンカツはトンが豚でカツがフライのことだとすれば、この丼はカマスカツ丼なのか。




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適正律ピアノ曲

2024年10月03日 | Weblog
先日から色々な人が弾く「平均律クラヴィア曲集」を聴いているが、音楽の素養が無く、一体何のことか分からなかったが、これは「適正律ピアノ曲」としてくれれば分かりやすいのに、クラシックの業界は物事を分かりにくくするんだなと特権的な感じとルサンチマンを感じた。
まあ、まだまだ多くの人の演奏を聴いたわけじゃないが、好みでいえばヴァレリー・アファナシェフとアンドラーシュ・シフがいい。
バッハが200年前に総ての調で鍵盤楽器で綺麗に演奏するために作ったプレリュード+フーガで48曲ある。
これを茂木誠はアルゴリズムと称した。
音を周波数で均等に分割すりゃあよかったのに、不均一に分割したからこのような面倒が起こったのだろうけど、文化により音の分割方法は異なり、日本などは西洋音階でいえば47抜きになるらしい。

バッハという鬘を被っていかめしいオッサンは、ブランデンブルク協奏曲をどこかで偶然聴いて気に入り、朝の目覚めの音楽で一時毎日聴いていた。
どのような生い立ちでどのような文章を書いているのか知らないが、こんなに几帳面な仕事をするところを見ると面白味が無かったのかも知れない。
もう一人の好みの音楽家モーツアルトは「モーツァルトの手紙」で親しんだので、突拍子く面白い奇人で好きになった。
音楽を聴いても耳が悪いのかも知れないが、その破壊的な面白さを感じない。

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