子供の頃って夏でも気温は31℃か32℃が限度で、それ以上になった記憶が無いが、最近35℃とかになるから記憶違いだったのかなあと思う。
数日前から8畳の机の上に温度計を置いてあるが、現在28.9℃で、9時前からこれじゃあ昼下がりには大変なことになると思う。
でも、昔はこんな日は浜へ行ってたから暑さを感じなかったのかもしれない。
浜は風が吹いて家に居るよりかなり涼しい、暑ければ海に入るから、10分で身体は十分冷え、海から上がって砂に横になると砂や日射の暖かさが心地よかった。
夕方寒いなと感じて丘に上がると急に暑く感じてね、もう少し浜にいればよかったかななんて感じた。
それでも、家に帰って井戸水で海水を流すと、べたつく塩っ気が取れ、気持ち良くてね。
夕風を感じながら廊下で西瓜を喰ったりビールを飲んだりしたものだ。
ある夏、浮き輪やエアマットの代わりに恋人の身体を抱きかかえたら、こんなに破壊的に楽しいことが世の中にあるのかとクラクラした。
「ひと夏の経験」が流行った4年後のことで、一夏だけのことだったのを、やけに納得した。