内容(「BOOK」データベースより)
ある夜、勤務先の会議室で目醒めた土屋徹生は、帰宅後、妻から「あなたは三年前に死んだはず」と告げられる。死因は「自殺」。家族はそのため心に深い傷を負っていた。しかし、息子が生まれ、仕事も順調だった当時、自殺する理由などない徹生は、殺されたのではと疑う。そして浮かび上がる犯人の記憶…。
読書備忘録
目覚めたのは夜の10時を回ったころ勤務先の会議室、腕時計はガラスにひびが入っていて、針は3時14分で止まっている。
土屋徹生、生き返りました。
生き返ったといたって、もう死んでいてお葬式も終わり分骨し、保険金まで妻は受け取っている。
日本の検視官の話に、え?そうなの?
生き返ったのは土屋徹生だけではないらしい。
気味の悪い第一発見者の警備員、佐伯の存在に、なんだか胡散臭い複生者の会に集う人・・・
おかしな話だけれど、生き返っちゃったからね・・・
下でどんな展開になって、どう始末をつけるのか・・・存在!
内容(「BOOK」データベースより)
全国で生き返る「復生者」たち。その集会に参加した徹生は、自らの死についての衝撃的な真相を知る。すべての謎が解き明かされ、ようやく家族に訪れた幸福。しかし、彼にはやり残したことがあった…。生と死の狭間で「自分とは何か?」という根源的な問いを追究し、「分人」という思想が結実する感動長編。
読書備忘録
何のために生き返らされたの?
なんで死んじゃったんだろう?なんで自殺しちゃったんだろう?
なんで?なんで?・・・がたくさん。
最も生き返られて、本当のことを言われて困っちゃった周りの人もいて、それはそれでそのままでもよかったんじゃないの?と思っていても、本人が生き返ってそれは違う!って言うんだから・・・
せっかく生き返ってもう一度ってときに、何でまた?
生き返るなんてなくていい。少なくとも私はイヤです。
お骨を見ようとしたときにね・・・そりゃそうだ!
分人・・・逃げ込むにはいいかも。
表紙がゴッホの意味がわかりますね。
ゴッホとテオのことが書かれている本って結構ありますものね。
★★★☆☆