タルトショコラ
パリジェンヌ と ビスキュイ・ショコラ・マカダミア
美容室の隣のお席にいらした年配の方・・・
ちょっとご無沙汰しちゃったわね、お元気そうで・・・
イヤーもー食べてばっかりで元気すぎです。
あのね、食べられるってほど幸せなことはないのよ、あなた!
食べるの大好きな人好きだわ。
ご馳走しても、美味しいんだか何だか、ちょぼっと食べる人ってイヤよね。
もっともね、病気で食べられないんじゃしょうがないけれどね。
お見舞いも難しいわよね。何もって行ったらいいか悩むでしょ?
そうですよね。今お花ダメなとこ多いんですよね。
食べ物も難しいですよね。
そうそう、それでね。
そんなに親しくないから一人で行くのが嫌だって言われて一緒に行ったら、友だちでもないあなたが来るとは思わなかった。って言われて、誘った側は焦ったみたいだけれど、本当のこと言ったのよ。
ひとりじゃいやだって言われたからってですか?
そうそう、そうしたら、来たくもないのにわざわざどうも、ありがとう、お帰り下さい。って言われて帰ってきた。って・・・
えーーー・・・
大した病気じゃないのにあちこちに連絡したらしいのね。だから連絡貰っちゃったら行かないわけにはいかないじゃないの。私なんか死にそうで入院していたって誰にも知らせないわ。
私は連絡するほどの友達いないからきれいさっぱりなもんですよ。
あら、いいじゃないの。もうね先細り。だんだんいなくなっちゃうから初めっからいなくてもどうってことないわよ。煩わしいだけ、お金もかかるし、だからね・・・
む、これから何やら面白そうな展開に・・・ってときにシャンプー台へ案内されてしまいました。
戻って、さぁ聞こう!と構えたら、お隣さんがシャンプー台に案内されて入れ違い。
で、私、にぎやかにブローしてもらって終了っ!
美容師さんと私のお話はというと・・・泳ぎの話 でした。