内容紹介
日本屈指の歓楽街・博多中洲。その街で真夜中を生きる無戸籍の少年がいた――家族の繋がりを超えた人間の強さと温かさを描く感動作。
読書備忘録
この国には戸籍のない無戸籍の人が1万人以上いると・・・
驚いた。
いろいろと事情があるのだろうが、その事情のひとつになってしまった蓮司の話
中州にはいい大人がたくさんいた。
学校に行っていれば同級生だった中洲育ちの緋真も・・・
母親にあんなことをしてしまってどうなることかと思っていたけれど、中洲の人たちは変わらずにいてくれたのが何よりの救いだった。
残念な事になってしまった井島の口癖は
「笑っとたら泣かんで済むやろが!」
映画になるらしい。
★★★★★