内容(「BOOK」データベースより)
敗戦から2年目、裸一貫になった松坂熊吾は、大阪の闇市で松坂商会の再起をはかるが、折も折、妻の房江に、諦めていた子宝が授かった。「お前が20歳になるまでは絶対に死なん」熊吾は伸仁を溺愛し、その一方で、この理不尽で我侭で好色な男の周辺には、幾多の波瀾が持ち上った。父と子、母と子の関係を軸に、個性的な人間たちの有為転変を力強い筆致で描く、著者畢生の大作第一部。
読書備忘録
房江なんでこの人と結婚したのだろう?と読んでいたら・・後半になって。
そういうこと・・・?
房江は相当の苦労人であることがわかった。
まだ妻になっていないし本名も知らない房江と奈良で泊まったのは熊吾贔屓の奈良ホテル。
そんなところにも食いついた。
まだ話は始まったばかり、郷里の愛媛県南宇和へ帰るところで、つづく・・・
★★★☆☆