作品の紹介
風景の中に、突然、ウルトラマンより大きな仏像が現れたら...。日本各地に点在する巨大仏。その唐突かつマヌケな景色(マヌ景)を味わうため、牛久大仏、釜石大観音など、“四十メートル以上”の巨大仏を探しては、いたってまじめに日本を巡る。巨大仏のある風景を見ると、なぜ胸が騒ぐのか。日本風景についても論じた、怪笑紀行エッセイ。「Google ブック検索」より
似ている・・・!
「おうおう、もう帰るんかい、と思うかもしれないが、私は大仏のある強引な風景が見られればそれでいいので、こんなもんで十分である・・・」作者
日本中、巨大仏を求めて行くのだけれど、発見してからそこに行くまでの風景だけでなく、同行者にも笑える。たぶんどうってことない風景だとおもうけれど、宮田さんがしゃべると えっ? 今なんと? と、笑える。
街角に ぬっ!と現れ、うわ、出たっ! その瞬間の衝撃を堪能する。これぞ私が街角洋館を発見し感動するのと お~んなじ!
だからロンドンに行ったときには洋館ばかりで飽きた。
ったく、何を言うのかと思ったら・・・
それから自然派になったような気がするのね。やっぱ北欧よね~なんて1回しか行ったことないのに・・・って、ちょっとまたどこかにいっちゃいそうなので・・・巨大仏でしたね。
子供の頃から、高崎観音と大船観音は家族の思い出。
高崎観音は、田舎のない私たち兄弟が祖母の親戚のあった群馬県に夏休みに遊びに行く。
大船観音は、やっぱり夏休みに下の弟の同級生の家族や祖父の所で働いていた若者、それに近所の兄さん姉さんと大所帯で海に行く行事の一つが大磯ロングビーチだった。ある年のことを思い出すと、たった今こんなことをしているときでも大笑いしてしまうことがあるのです。
そんなこんなの思い出が二つの観音様にはあるのです。だから観音様は結構好き。
高崎観音は新幹線からどらどらと見るし、大船観音も変な体制でみます。
東京湾観音は学生時代何度もこの観音様のところを通って太平洋に出ていました。向かう先は伊豆七島!
行きは夜なので見えないけれど帰りはやっとのことで湾に入り、誰もが オーっ!と雄たけびを上げていた・・・訳ではないですが、ザップンザップン、ジェットコースター状態から急に、おや?となったところでたまに見えた観音様。
もうちょっとだがんばれっ!なんて励ましつつ、来年も行こうね!と言うのは陸に上がってこの事実を忘れた頃に言ってやろう。なんて思ったもんでした。
この本に載っていたこちらの観音様のところの浦島太郎像 悪いけれど・・・でも見てみたい気がしてきた不思議な像。
観音様で思い出すのもののもう一つは、ある時期 9 to 5 でご一緒していた方。観音様みたいだったから・・・髪型が。
夏休みの自由研究にな~んにもやることがなかったら、大仏探検隊 なんてのも面白いかな?と思ったところで、とっくに夏休みなんかなくなっていた息子たちがいた。
坂口安吾の名前が出たときに、そういえば新潟旅行の際 ・・・なんて思った。それだけなんですけれど。
転勤族だった我が家、引っ越した先で窓を開けたらお墓で、風が吹くと卒塔婆パタパタな所があったけれど、窓をあけたら目の前に巨大仏!
これもちょっと・・・毎日窓を開けるたびに はっ! となるわけで ・・・ 毎日 はっ!
はさすがにきついかな? と思ったけれど、案外慣れちゃうのです。だとしたら、そんなところに住んでもいいかな!期間限定でと思った。
やっぱり 宮田さん 脱力系? 面白いです。ふにゃふにゃ~・・・ま!私はファンですからネ 本を手にしたところから、笑ってやるぅ~~~!意気込みがちがいますって!
次は・・・スコットランド日記ってのがあるんだ~、 と、レビューをみたら、スコットランドではなく「スットコランド日記」 でした・・・あらまっ!
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