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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

民主党自滅か

2016年01月11日 11時47分20秒 | えいこう語る

▼今年夏の参議院選挙に、衆参同時選挙の声が聞こえてくる。4日に始まった国会光景は、もはやアベ政権の巨大化した激流を前に、川岸でなんらの対策もできず、ただうろたえる野党の姿を見るようだ。国会論戦も「アベ語」と言われる、アベコベの日本語に惑わされ、野党ばかりではなく、国民までもが「アベ語」の魔術に引っかかりそうな感じだ。

戦争放棄の憲法を解釈しながら守るため、集団的自衛権の行使をし、世界の有志が集まり平和を維持する。つまり、今の国際社会では、戦争放棄をしている状態が危険を孕むので、放棄することを解くことが平和を保つことだと声高に主張する。それが「積極的平和主義」であると、アベ総理は力強く断言する。国民は平和主義を積極的に推進すれば、平和は確保できるような気がしてしまう。なんとも不思議な日本語を操る総理が出現したものだ。

若者の政治参加を促すということは、政治に理解のない若者を「アベ語」で、催眠にかけ、改憲に持ち込めるというのが容易だと判断したのかもしれない。選挙権を18歳に引き下げて、なんの準備もない若者に、国を守るのは君たちだと「ハーメールンの笛吹き」と同様、投票場まで誘うという作戦なのだろう。

その「アベ語」に、まともに振り回されているのは民主党岡田党首だ。性格が真面目そうなので、アベノマジックに感染しやすいのだろう。「選挙権が18歳まで引き下げるのなら、被選挙権も引き下げるのが当然だ」という発言だ。それが今のアベ政権に対抗する言葉だというのだろうか。今度の参議院選挙は、日本が戦争をしない国から戦争をする国にしようとする、天下分け目の戦いだ。そんな戦いを前に、岡田党首は空鉄砲を撃っているようにしか思えないからだ。アベ総理もあまりにも野党の凋落ぶりを哀れに思っているのではないだろうか。

今民主党が、アベ政権へ攻撃ミサイルを発射するなら「防衛装備移転三原則」についてだろう。昨年4月、武器輸出を禁じた「武器輸出三原則」を廃止し「死の商人」の仲間入りをしたのだ。その後、アベ総理自ら武器のセールスマンとして、インドやオーストリアで売上成績を伸ばしているようだ。外国への販売先は軍隊だ。我が国の武器で人を殺すのだ。それを平気で売リ込む総理は、もはや平和を語る資格はないのだ。

第一「防衛装備移転」の「防衛装備」とは「武器」で、「移転」は「輸出」を「メイサイ」したものだ。「平和主義」に「積極的」をふっつけたと同様の「まやかし語」だからだ。アベ総理を、武器を売る「死の商人」と名付けて反撃したほうが、国民にはわかりやすいに違いない。

同盟国の米国大統領も、銃の規制で涙を流しているのではないか。そのうち、日本の武器を使用し、米国内での乱射事件や、イスラム国のテロが起きるかもしれない。戦争を放棄した我が国の総理が武器を世界に売りまくっている、なんて嘆かわしいことだと「防衛装備移転三原則」について、野党党首になりアベ総理を口撃していたところで、国会閉会のベルが鳴った。

野党の凋落ぶりを見るにつけての昨日の夢だったが、珍しく目覚し時計に起こされ、それが国会閉会のベルに聞こえたという、夢から覚めてもしばらく夢の中にいるような気がするのは、岡田さんと同様、アベノマジックにかかりやすい私なのかもしれない。

アベ総理の病気説が囁かれるが、この頃、特に態度が横柄になってきたようなので、病名は「シンゾウ肥大」のような気もするけど。