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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

冬季五輪と新幹線と原発再稼働

2016年01月10日 13時30分50秒 | えいこう語る

 

昨年暮れ、アベ総理がムネオさんを首相官邸に招き歓談したという。今年の北海道は、ムネオさんの言動に注目しなければならないと考えていたら、ムネオさんの政党大地が、町村信孝議員の死去に伴う4月の補選で、自民党候補で町村氏の後継者である、和田氏を支援することに決めたという。民主の候補の応援に、共産党が候補者の辞退で共闘体制を申し出る中、ムネオさんの野党壊しが始まったようだ。

ムネオさんの長女貴子さんは、民主党の比例代表で衆議員だというのは、誰もが知っている。普通のお父さんなら、娘の立場がなくなるような行動は絶対しないはずだ。だが、我が国の政治がどこに向かうか、ムネオさんの羅針盤は、最近極めて正確な方向を示しているようだ。貴子さんを、将来どの位置に置くのかも、お父さんの心の政界地図には記載されているのだろう。

かつて自民党の中枢にいて「強権病」を武器にしていたムネオさんだが、自民党末期の政局では、自身の羅針盤も異常をきたしたのだろう。敵にも仲間にも見放された状態での「ムショ属」暮らしとなった。その間に「古い政治癌」を取り除き、ドイツの先輩にならい、獄中での新たな「我が闘争」を計画したのだろう。それは、新党大地という第三極にいて、北海道の政治シーンを操る計画だ。「北海道院政計画」と呼ぶものに違いないというのは、先日私が見た夢だ。

ムネオさんの政治羅針盤が精巧になったのではない。アベ政権が「改憲」という単純な路線に走ったので、自民OBのムネオさんが、政局の動きを簡単に見極めれるようになったからだ。北海道は自民の町村亡き後、民主の横路も影を潜めた。こうなれば大地のムネオさんが新たな顔になるだろう。アベの親分としては「北海の石松」に、存分に活躍しようと狙いを定めたのだ。

当面の課題は、補欠選挙に勝つことだ。「親分、そんなことなら、民主を牛耳っていますので朝飯前です」と石松は答える。「それが成功したなら、新幹線の札幌延伸を早めよう」と親分が言えば「ていうことは、泊原発再稼働を急げということですね」と、石松は読みも早い。「次は核廃棄物処分場、米軍基地と訓練場の拡大、軍事大国建設のためにロケット基地・・・」と立て板に水の如く先を読む石松を親分は制し「さすが私が見込んだ、北の石松さんだ。人間ブルトーザーと言われた、越後の角さんの生まれ変わりのようだね。もし、全て実現の見通しがついたら、北海道は、君のものだよ」と、二人は首相官邸で、ムネオさんが持参した「イクラ」を肴に祝杯を重ねた

。「総理の考えはイクラでも実行しますよ、ということを総理に伝えてくれ」と総理私書に伝えて、ムネオさんが国会にお辞儀をして去るところで、パソコン前でのうたた寝から覚めたのだ。

早朝シバレが厳しかったので、ストーブの火を強めたら、ついうたた寝をしてしまったのだ。寝ては夢、覚めても夢のアベ政権下の、不安故に夢に逃避を試みるしか他に方法のない、国民の一人だ。

さらに、札幌冬季オリンピック誘致なら、新幹線の札幌乗り入れは、2029年に前倒しするという、ビックなお年玉まで飛び出した。20年の東京オリンピック後の浮かれた日本経済に、さらに冬季五輪の夢が続く。今後、自民独裁の政治が続く勢いになりそうな気配がしてきた。

戦後71年目、政府は沖縄を見限って、可能性の大地・北海道の開拓に力を注ぐ気がする。冬季五輪と新幹線、それに原発再稼働。それらを牽引してくる役割は、北の石松に違いない。日曜朝の教育テレビ、機関車トーマスくんを観たが、トーマス君の顔がムネオさんに似ているのに気がついた。

今後、公共事業で好景気にわく北海道。それはTPPによる疲弊する農業に代わる、政府による「新屯田計画」なのかもしれないと、夢の続きを現実で引き継いでみた、今日の私の他愛もない予測だ。

海外からの観光客の増加を見越しての道内空港の民営化。道経済界も称賛の拍手を送っているようだ。それに十勝へのロケット地基地構想。「官・産・軍体制」が北海道の将来になり、夢まで軍靴に踏みつけられないよう、道民全員で監視したいものである。