Lee's Diary

ドラマが好き。
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Mother 第10話  *感想*

2010-06-17 | 春ドラマ(2010)感想
* Mother 「ひと目会いたい」 *

このドラマのキャッチフレーズ 「母性は女性を狂わせる」の意味が やっと理解できた気がする第10話。
藤吉(山本耕史)の言った 「怜南に母性を抱いてしまったことが奈緒の罪」という言葉にのせて
このドラマが描きたかったことを しっかり伝えてきたなぁといった感じのストーリーだった。
怜南(芦田愛菜)の母親になろう 母親であり続けたいという強い意思が働いていると 
奈緒( 松雪泰子)のとった行動は誘拐とみなされ 
そうでなければ 虐待を受けていた怜南を緊急避難させるための行為だったと意味付けれるわけなのねぇ。
だけど だけど あんなに小さな怜南が あれほど酷い虐待を受けている様子を目の当たりにし
尚且つ あんなに愛くるしい表情を見せる怜南と行動を共にしていれば 
誰もが 強い母性を抱かずにはいられないのではないかしら。
そんな危うさを 「母性は女性を狂わせる」 という言葉で表現しているのかもしれないなぁ。
拘置所の中で怜南のことを思い 虚しく腕を掻き抱く奈緒の様子に思わず涙。
怜南のぬくもりの心地よさ 母であることの喜びを知ってしまった奈緒。 
あの柔らかくて温かな存在を失ってしまった奈緒の気持ちを想うと泣けてしまうシーンだった。

奈緒のことも 奈緒と暮らしてきた日々もすっかり忘れて 新たな生活に慣れ親しんでいるかのように見えた怜南。
子供の順応は 大人が思っている以上に早いということを描きたいのか?
それとも 怜南を連れ去るという極端な手段を 奈緒が選ばなくても 
怜南には幸せな生活を送る道があったのだということを描きたいのか?
などと あれこれ想像しながら見ていたけれど 決してそういうことではなかったのねぇ。

裁判シーンをサラッと描く代わりに 藤吉が撮影してきた怜奈の様子を見ることで
やっと 心の底から継美を忘れる覚悟を決めることができた奈緒の心情が描かれたシーンも
怜南があれほど明るく振舞っていることができた理由が明らかとなる ラストの展開も素晴らしかった。
奈緒に電話をかけ 取りとめもない園での日常を 次から次へとめどなく溢れてくるかのように話す怜南。
怜南は どれほど奈緒に話を聞いてもらいたかったのだろうと思うと あの様子を見るだけでも涙が出てしまうのに
「あとね あとね・・」の後に続く 「いつ迎えに来るの?」には 完全にノックアウト。
怜南は 奈緒が迎えに来ると信じていたから 園での生活を何とか乗り切っていただけなのねぇ。
小さくまとまった怜南の荷物や 堰を切ったように泣き出す怜南の様子に ただただ涙・・。 

「お母さん 私をもう一回誘拐して。」 と怜南に言わせた演出は 正直あんまり好きではないのだけれど
第2話で見られた 「怜南ちゃんのママは祈ってない。怜南ちゃんの帰りを祈ってないよ。」 や
第8話で見られた 「怜南は天国に行ったの。」 という台詞とともに とてもセンセーショナルで
このドラマの はたまた 芦田愛菜ちゃんが演じる怜南の魅力を強烈にアピールするものになっていると思う。
こんな狂おしい怜南の思いに 奈緒はどのように応えるのか・・・
奈緒と怜南は どのような結末を迎えるのか・・・最終回が待ち遠しい。

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