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鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代半ばのオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1108~鬼平犯科帳パート98

2015-09-17 12:34:11 | 鬼平
今回のお気に入りは鬼平犯科帳パート98、原作第23巻です。

読み返している鬼平犯科帳。
今回はその23巻、特別長編「炎の色」です。

今回登場する盗賊の頭は女。
しかもレズビアン。
頭のお夏は潜入したおまさに仕事が終わったら一緒に京に行こうと誘います。
おまさはお夏の積極的な誘いに知らず知らずの内に惹かれていきます。
盗み働きの方は、平蔵の恐ろしいほどの勘働きにより一網打尽。
ただひとりお夏だけは逃げおおせます。

私が密偵と知ったら、荒神のお夏は必ず私を殺しに来る・・・。

その思いはおまさとお夏、心通わせた者同士の共通認識でしょう。
さてどうなるのか?と期待して読み進むと、それには触れず、あっけなくエンディングを迎えます。
そうです。
これは次の巻への太ーい伏線だったのです。
ただ次の第24巻「特別長編 誘拐」は著者の急逝のため未完・・・。
一体著者はどんな結末を用意していたのでしょう?

そのヒントこそ「お夏は必ず私を殺しに来る」という一言に込められているのでしょう。
詳しい内容は覚えていませんので、次の第24巻を読んでからこの続きを書きたいと思います。

話は変わりますが、この巻で平蔵の妹のお園が同心の小柳と結婚しました。
作品の冒頭。
30歳を過ぎた生娘、男勝りの大女、お園が小柳に恋をしていることに平蔵は気づきます。
探索の手にお園を引き入れ、いろいろ手を回して、二人の接点を作る兄・平蔵の姿が何とも涙ぐましかったです。
知らぬ顔で二人の結婚を許すシーンや、妹であることを明かすかどうか悩むシーンは、妻・久栄しか知らぬ家庭人としての平蔵の心のひだに触れた思いがしました。
シリーズ終盤でこんなに影響力がある登場人物が新登場するとは・・・。
著者がもっともっと書き続けるつもりだったことが、お園の登場だけでも判ります。

さていよいよ24巻を読むとしますか。



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