
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート279、アランビックです。
前回に引き続き、今年仲間入りした「お気に入りのモノ」について書きます。
ネットオークションで落札した「ニッカブランデーAlambic 単式蒸留器型卓上ガスライター(非売品)」です。
古式ゆかしいデザインと飾るのに丁度よいサイズが気に入っています。
ポットスチル型ボトルの脇に並べると実にお似合いです。
9月の大地震で棚から転げ落ちましたが金属製のため壊れませんでした。
このライターはニッカの「アランビック」というブランデーの販促景品として製作されたもののようです。
「アランビック」という言葉の意味を調べたら「単式蒸留器」でした。
「アランビック」というブランデーの販促品を「単式蒸留器型卓上ガスライター」にしたのは実に安易ですが、そのレトロなデザインとしっかりした作りに当選した方は満足したことでしょうね。
ブランデーをほとんど飲まないため、これまで考えたことがありませんでしたが、「アランビック」と「ポットスチル」ってどう違うのでしょうか?
どちらも単式蒸留器のはずですが・・・。
そんな素朴な疑問を持ち、あちこち調べてみました。
はっきりとは分かりませんでしたが、とりあえず次のように理解しました。
・古代ペルシャの錬金術師が発明した単式蒸留器をアラビア語で「アランビック」と呼んだ。
・「アランビック」の近代的なものを「ポットスチル」と呼ぶ。
・江戸時代に焼酎を蒸留する際に用いる用具を「らんびき」と呼んだのは「アランビック」が語源。
なるほど、余市工場で見慣れたあのポットスチルのご先祖がこのアランビックなのですね。
そして意外にもアランビックは蒸留酒を作るためではなく、錬金術のために開発されたものでした。
調べる過程で、現在でもミニチュアのポットスチルが一般販売されていることも知りました。
どうやら香料の抽出などに使われているようです。
蒸留器の用途ってお酒以外にもいろいろあるのですね。
呑兵衛には想像もつきませんでした。
部屋の陳列棚に、3つの小さな単式蒸留器が並んでいます。
一つ目は大日本果汁のポットスチルを模したボトル。(ニッカウヰスキー、キングスランド)
その隣に寿屋のポットスチルを模したボトル。(サントリーウイスキー、エクセレント)
どちらも竹鶴政孝が手掛けたポットスチルで、寿屋の方が少し兄貴分。
そして三つ目が今回仲間入りした、ポットスチルの源流にあたるアランビック(単式蒸留器)を模したライター。
今回、単式蒸留器つながりで、竹鶴政孝のはるか源流に古代ペルシャの錬金術師がいたことを知りました。
大麦から命の水(ウイスキー)を産み出すこと自体が錬金術であると考えると、政孝も錬金術師の末裔といえます。
ひとつウンチクが増えたおかげで、今宵の晩酌はいつもより味わい深く感じられるかもしれません。
(おまけ)
最近ちょっと気が向いてニッカブランデー、アランビックを購入しました。
ポットスチル風のボトルデザインでした。
ただこの程度の単純なデザインでは、強烈な個性派がそろっている陳列棚のお仲間に入ることはできません。
悪しからず。
前回に引き続き、今年仲間入りした「お気に入りのモノ」について書きます。
ネットオークションで落札した「ニッカブランデーAlambic 単式蒸留器型卓上ガスライター(非売品)」です。
古式ゆかしいデザインと飾るのに丁度よいサイズが気に入っています。
ポットスチル型ボトルの脇に並べると実にお似合いです。
9月の大地震で棚から転げ落ちましたが金属製のため壊れませんでした。
このライターはニッカの「アランビック」というブランデーの販促景品として製作されたもののようです。
「アランビック」という言葉の意味を調べたら「単式蒸留器」でした。
「アランビック」というブランデーの販促品を「単式蒸留器型卓上ガスライター」にしたのは実に安易ですが、そのレトロなデザインとしっかりした作りに当選した方は満足したことでしょうね。
ブランデーをほとんど飲まないため、これまで考えたことがありませんでしたが、「アランビック」と「ポットスチル」ってどう違うのでしょうか?
どちらも単式蒸留器のはずですが・・・。
そんな素朴な疑問を持ち、あちこち調べてみました。
はっきりとは分かりませんでしたが、とりあえず次のように理解しました。
・古代ペルシャの錬金術師が発明した単式蒸留器をアラビア語で「アランビック」と呼んだ。
・「アランビック」の近代的なものを「ポットスチル」と呼ぶ。
・江戸時代に焼酎を蒸留する際に用いる用具を「らんびき」と呼んだのは「アランビック」が語源。
なるほど、余市工場で見慣れたあのポットスチルのご先祖がこのアランビックなのですね。
そして意外にもアランビックは蒸留酒を作るためではなく、錬金術のために開発されたものでした。
調べる過程で、現在でもミニチュアのポットスチルが一般販売されていることも知りました。
どうやら香料の抽出などに使われているようです。
蒸留器の用途ってお酒以外にもいろいろあるのですね。
呑兵衛には想像もつきませんでした。
部屋の陳列棚に、3つの小さな単式蒸留器が並んでいます。
一つ目は大日本果汁のポットスチルを模したボトル。(ニッカウヰスキー、キングスランド)
その隣に寿屋のポットスチルを模したボトル。(サントリーウイスキー、エクセレント)
どちらも竹鶴政孝が手掛けたポットスチルで、寿屋の方が少し兄貴分。
そして三つ目が今回仲間入りした、ポットスチルの源流にあたるアランビック(単式蒸留器)を模したライター。
今回、単式蒸留器つながりで、竹鶴政孝のはるか源流に古代ペルシャの錬金術師がいたことを知りました。
大麦から命の水(ウイスキー)を産み出すこと自体が錬金術であると考えると、政孝も錬金術師の末裔といえます。
ひとつウンチクが増えたおかげで、今宵の晩酌はいつもより味わい深く感じられるかもしれません。
(おまけ)
最近ちょっと気が向いてニッカブランデー、アランビックを購入しました。
ポットスチル風のボトルデザインでした。
ただこの程度の単純なデザインでは、強烈な個性派がそろっている陳列棚のお仲間に入ることはできません。
悪しからず。
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