斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

木乃伊が増える

2009年05月19日 | カリーナ1.6GTの話題
ちょっとヘンなタイトルですが、木乃伊取りが木乃伊になるに所以しております。。

何かと申しますと、知っているお店に、知っている方に納車するために業者オークションで落札したAT210型カリーナGTが入庫したので、見に来ないかとのお誘いを受けました。

まだ名義変更前なので、平成11年式で「岩手500さ」という新車時登録時のナンバーが付き、テールランプのバランスパネル部には「岩手トヨタ」のディーラーステッカーも残っております。
実は当方のカリーナの飛び石キズを修理して頂いた、自動車電装屋さんのガラス修理職人さんが実際にちょっと乗って、次の車はこれと決めていたそうですが・・・
9年落ちで購入して、5年乗ったランエボⅢがオイルを喰うだけでなく、オイルを吹くうようになってしまったので、買い替えを決意し、探してもらったそうです。

件の個体を見せていただいたのですが、10年落ちですが6万9千kmとまずまずの走行距離数。(記録簿付きで昨年6月の車検時は6万4千km台)
雪国を走っていた個体らしく、下回りはきっちり防錆処理がされていていましたし、当然修復歴はありません。
外装は、オリジナルをキープしたフルオプション車(フルエアロ&リヤワイパー付)です。
このカリーナは用品オプションにお金をかけていて、ドアバイザーだけではなく、150型ナンバーフレーム、ステン製のドアエッジガード、フェンダーランプ、左前に固定式触覚、リヤバンパーにはバックソナーが取り付けられています。(ここまで完璧だと、バックバイザーがないことが逆に惜しいぐらい。。)
車内に目を移しましても、高いほうのフロアマットとレースの半カバー、ノンスモーカーズボックス、クリーンボックスEXと後席用の灰皿と差し替えるカップフォルダー、リヤシェード、ディーラーオプションのMD/CDコンポ、フットイルミネーションと抜かりがありません。さらに7年目の車検時(保証書から推測!)にトヨタ用品オプションのボイスタイプのETC(デンソーOEM)も取付けられております。
当然、トランクにはスノーブレードだけでなく、半カバーのスペアも鎮座しています。(ある意味、正しい車の買い方を実践されています。)

この車はごく最近まで実働されていたようで、車両装着タイヤは平成10年代前半に用意されていたトヨタ用品オプションアルミにミシュランX-ICEⅡの195/55-15という組み合わせ、トランクとリヤシートに鎮座していた夏タイヤは純正アルミにヨコハマSドライブの195/55-15という組み合わせになっています。

そして、エンジンルームは自信の有る当方のカリーナがすんでしまうぐらいに手入れが行き届いています。下回りの塗装を見なければ雪国を走っていた車とは思えないぐらいです。

ひと目で大切にされていたことが容易に分かる素敵な個体です。

当方が見かけるカリーナGTは、ハーフカバーとバックソナーの装着率が異様に高いような。。
自分のもついているのであまり言えませんが、こういう雰囲気の似合う車でもあります。

カリーナGTは探し始めると、カローラ/スプリンターのGTより素性のハッキリした良好な個体に遭遇することが多いです・・・

補足
入庫したカリーナGTのオークション出品者と最後の名義が、トヨタカローラ岩手なんですよね。
前オーナーさんはカローラアクシオGTターボにでも乗り換えたのかな?