斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

街で見かけた車達41

2006年06月30日 | 街で見かけた車達
200台限定のうちの1台です。(一説には200台完売出来なかったという説アリ)
それに200台すべてが、日本国内で販売する予定ではなかったはず。

そのクルマとはオーテックザガート・ステルビオです。

バブル期だからこそ出来た、1800万円ぐらいしたモデルです。
非常に赤のイメージが強い1台ですが、珍しくそれ以外の塗色の1台でした。
クルマの性格からして、オリジナルカラー以外にリペイントされている可能性は低いし、新車を発注したオーナー様の希望に沿ったボディカラーを選択できた可能性があります。(赤以外は時間が掛かるよといった感じのシステム)

一応、オーテックジャパンの公式サイトにはヒストリーのところに残っております。
1989年の発表・発売なんですねぇ。(もうちょっと後で、90年代に入ってからだと思っていました。)
R32型スカイラインがベースにならなかった理由もこれで符合しました。
レパードの3リッターモデルが、ニッサンとしても現実的なハイパワーモデルだった頃ですし。

このクルマを間近で見たのは現役時代に、日産栃木工場のお祭りか県内のディーラー合同の展示会のどっちかだったと思います。

ナンバーまでは確認できませんでしたが、こんな稀少車を平日に乗っているステキなオーナー様がいる事に驚きました。
パワートレインはF31型のニッサン・レパード(あぶない刑事で御馴染みの型)が流用されているので、イタリアンカロッツェリアモデルとしては通常使用の安心感は高いはず。
そのレパード自体が電装系、油圧系、オートマチックミッションが弱かったような記憶が‥

オーテック開業から20年になりますが、ステルビオ以上に手の込んだモデルはほかにないと思います。

補足
このクルマって投資目的だったのでしょうか、数台の未登録モデルが数年後の中古車雑誌(当方が免許を取った平成9年前後)に掲載されていました。
その値段は新車時の半額以下(3分の1に近い)だった記憶があります。