斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

10年目の真実

2006年06月15日 | クルマ
この度、同僚のロードスター(NB型)乗りが、仕事車を入れ替えました。
今度購入した車は、96年式チェイサーアバンテ(GX100型)です。
ロードスターにお金をかけているので、この手の車選びは適当で、30万円台で購入可能な車検が1年以上残っている4ドア車であれば何でもいいそうです。
ちなみに今回購入したチェイサーもその条件に当てはまる1台です。
平成8年12月登録で、車検が約1年半残った状態で売りに出されていた約11万キロのワンオーナー車を乗り出し28万円で購入したそうです。
バンパーの隅やホイールキャップには擦り傷があるものの、修復暦なしでタイミングベルトとオルタネーターの交換されている事がわかる履歴のはっきりした、程度良好な1台です。

実はこのチェイサーには彼にとって初めてのアイテムがついています。
それは最近では装着率が3割を超え、さほど珍しくもないカーナビです。
しかも最近のDVDやHDDナビでもなければ、AVNでもありません。
10年前の新車時にメーカーオプションで装着された純正ナビです。
(ライブサウンドとセットオプションなのでオーディオ交換は面倒なモデル)
CD-ROMメディアで5.8インチモニターと最近の高スペック機と比べると見劣りしますが、2003年版のROMが入ったコイツは意外と使い物になります。
交差点やインターチェンジ付近の華やかな演出や渋滞回避ルートの検索とかは出来ませんが、100mスケールで地図を表示して目的地を案内してもらったり、ルート検索をしてもらうぐらいなら充分に使用可能です。
車速補正なんかも優れていて、トンネルが続くところを通っていても自車位置が狂いません。
さすが10年前の最高級機種(たしか28万円以上するオプションだったような‥)だけのことはあります。
あまり多くの機能が盛り込まれていないので、直感的で簡単に操作する事が出来ますし、ライブサウンドのおかげか、CD再生は結構イイ音を出しております。
10年の時を経てトヨタ純正ナビの驚くべきところは耐久性ですね。
喫煙者の前オーナーが10年11万キロ乗っても壊れずに使用可能なのは凄いと思います。

この頃からでしょうか?「トヨタの純正ナビは使いやすく、精度が高いので余裕があったら付けておけ。」と言われるようになったのは。
チェイサーのナビを見る限り、それは間違いではないような気がします。
10年間実用品として耐えられるので、新車時に選択された方は正解で、中古で購入される方は、付いていたらラッキーな逸品です。

実はこれに似た機能のナビを触った事があります。
それは現行型ヴィッツの純正オプション品の廉価版ナビ(偶然にもCD-ROMで5.8インチモニターだ)です。
10年間で約3分の1値段になりましたが、2006年に10万円も支払って付けたくはないスペックだと思います。(ヴィッツのはカセットも聴けないし、テレビチューナーやアンテナはオプションだしね)

居住スペースやトランクは前に乗っていたセフィーロ(A32型)のほうが上だそうですが、オーナー曰く「チェイサーのほうが高級車に見られる」とお気に入りだそうです。
セフィーロはオイルパンを打ってしまい、油圧がなくなり廃車になってしまったため、予定を4ヶ月前田をしての購入だそうです。(仕事車で初めて車検を取るぐらい気に入っていなかったか?)

補足
今回チェイサーを購入した際に最後まで悩んだ1台は同じく10年落ちのタウンエース・ノアでした。
チェイサーに落ち着いた理由は安かった(ノアは40万円だったそうです)のとナビ・TV付だったからだそうです。
恐るべし、ナビの魅力。
ゴメン、ラジオやCDの選曲は画面(タッチパネルじゃないよ)で出来るので、AVNかもしれない‥