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国道417号線で冠山峠を越えてみる・その2 (鯖江市→池田町→冠山峠)

2016年10月10日 | バイク
【現地訪問日:2016/9/2、記事作成日:2016/10/10】

 このエントリではその1(前編)の続きとして、国道417号線(+冠山林道)の福井県側から冠山峠までの走行記を記載しています。


鯖江IC→冠山峠→旧藤橋村→旧根尾村までの地図(google mapのデータ)
※ このエントリでは上記地図の鯖江IC→冠山峠間について記載しています。


1. 鯖江IC→越前市→池田町(かずら橋)


この区間の地図


01-鯖江IC (13:55頃)

 夜中の3時過ぎに横浜の自宅を出たブログ主は、約10時間半かけて北陸回りで福井県の鯖江市までやってきました(ここまでの走行距離は約630km)。9月になったとはいえ、この日は8月の真夏のクソ暑さでした。


02-池田町へ向かって行きます

 ここからは国道417号線で冠山峠の北側(福井県側)ルートの入口となる池田町に向かいます。この付近は日本海側の豪雪地帯ということもあり、信号機が縦型になっています。
 なお金沢方面から池田町へ行くには、鯖江ICよりも福井ICで降りた方が早いようですが、今回は国道417号線を巡る旅でもあるので、鯖江市スタートで極力国道417号線に沿って進んで行きます。

 鯖江市から池田町までは、越前市を抜けていきます。途中右折・左折の個所がいくつもあるのですが、初めて通るブログ主は土地勘がないため、ひたすらバイクナビの案内に沿って走って行きました。


03-右の山に向かって行きます

 今日の目的地(宿泊地)はあの山のず~と奥です。今日はこれまでに600km以上走ってきましたが、まだまだ先は長いです。てゆーか、これからが今日のツーリングのメインディッシュです。


04-脳汁が出るくらい好きな風景

 「あぁ^~、いいですわ~」

 ブログ主はこういう風景の道を自分のペースでまったり走るのが大好きでして、たまらない道路環境です。10時間走ってきた疲れが吹っ飛びます。


05-国道476号との最初の分岐点前 (池田町 上荒谷地区)

 池田町の中まで入ってきました(14:25頃)。途中に峠道があったのですが、路面・広さとも良好で走りやすかったです。


06-左を向いたところ

 綺麗な山と田んぼの風景。たまらないです。


07-感電注意

 でも「感電注意」のトラップ(電気柵)が仕掛けられているので、注意が必要です。 


08-国道476号との次の分岐点前(14:25頃)

 国道471号線は200mぐらい国道476号との重複区間があります。ここから右に曲がって再び国道471号線の単独区間(林道冠山線方面)に進んで行きます。 


09-池田町 市地区

 綺麗な風景と傷んだおにぎりが、ミスマッチながらもいい味を出している感じがします。


10-冠山林道・通行注意

 通行制限等は特に無いみたいでした。よかったです。


11-あの山に向かって行きます

 目的地はまだまだ先ですが、道路環境は良好なため苦になりません(これまでは)。


12-かずら橋付近の駐車場…奥の建物は公衆トイレと自販機

 ここでかずら橋の近くに到着しました(14:38頃)。鯖江ICからここまで約40分でした。ここは普通車が20~30台くらいが止められる広めの駐車場に(多分)民芸品を売っているお土産屋、そしてトイレと自販機があります。
 時間があればかずら橋でも渡ろうかと思っていましたが、今回はスルー。トイレに立ち寄って、飲みかけのペットボトルを飲み干して、代わりに新しいペットボトルのお茶を購入してタンクバッグに入れます(緊急用)。


2. かずら橋→冠山峠


この区間の地図

 この先に待ち受けるのは、酷道山登り区間。気合いを入れ直して、冠山峠に向かって再出発します。


13-川沿いの快走路を進行

 しかしかずら橋を過ぎてからもしばらくは快走路でした。


14-国道417のおにぎり(ダンプ遭遇)

 大きなダンプカーがやってきました。トンネルを掘った際の土砂でも運んでいるのでしょうか。


15-落石注意(27℃)

 日差しはきつめですが、気温が30℃を下回ってきて、かなり走りやすくなりました。ちなみに奥に見える黄色の警告看板には「冠山林道情報 この先2.0km冠山林道起点 福井県側 林道走行注意 カーブ多い」と記載されています。


16-冠山林道の池田町側ゲート(14:53頃)

 そして国道417号線はここで途切れ、ここから先は冠山林道に入ります。


17-警告看板

 左の警告看板には「事故多発区間 これより先、道幅が狭く 急勾配急カーブが連続しているため、転落事故対向車との衝突事故が多発しています 車の運転には充分注意してください」と記載されています。


18-林道らしい道に入ってきました

 林道に入ってまもなくして冠山峠道路の工事現場がありましたが、「止まらずに進め」みたいな看板が出ていたので、写真は撮らずにそのまま進みました。(´・ω・`)


19-林道を進んで行きます(若干小石が転がっています)

 狭くてガードレールの無い道路環境ですが、雰囲気は悪くありません。


20-待機所(いい景色)

 たまに車の離合ができるようにした待機所があります。


21-来た道が眼下になりました

 小石が転がった狭い山道をぐんぐんと登って高度を上げていきます。谷の方を見ると来た道が下に見えます。


22-片側が崖な道

 のんびり見とれてしまうような穏やかな山の風景が続きますが、転落するとタダでは済まない深い谷の崖道というしれっと恐ろしい道路環境になっています。


23-ブロックのある道

 こういう判りやすい崖道があるのもステキです。


24-かなり頂上に近づいてきました

 高所になってからの進行方向右手側は谷を跨いだ雄大な山の風景で、この風景を見ただけでも、遠くまで走りに来た甲斐があったというものです。


25-石が降ってきそうなところです

 山肌から石がポロポロ落ちてきそうな(というか実際に落ちてきている)ところです。


26-印象的な木漏れ日の風景

 昼下がりの時間帯となって、日差しが随分横になってきました。山の上の方に来たこともあり、木陰に来ると冷たい風が吹き込んできて、メッシュジャケットを着たブログ主は瞬間的な肌寒さを感じることがありました。


27-上の方まで登ってきた感があります

 写真は来た道の方向を向いて撮影しています。


28-峠の上に到着しました(15:17)

 そして福井県と岐阜県の県境となる冠山峠に到着します。途中、写真を撮るために頻繁に停車しながらの運転でしたが、冠山林道の起点から25分程度で到着しました。なお、上り区間での対向車はゼロでした。


3. 冠山峠を散策してみる

 せっかくなのでここでバイクを止めて、ちょっと近くを散策してみます。


29-冠山峠の石碑

 冠山峠といえば、独特な形状のこの大きな石碑です。ちなみに左のオフロードバイクは先客の方のものです。


30-揖斐川町・徳山村・藤橋村の石碑

 言い方は悪いですが、墓石のように見えます。


31-徳山村石碑の裏

 徳山村はこの先の徳山ダムの位置に存在していた村ですが、徳山ダム建設のために移設・廃村なった悲しい歴史のあるところです(歴史といっても1980年代~2000年頃のまだまだ近年の話ですが)。
 この石碑の本文には「徳山ダム建設のため 徳山村全体が水没することにより 昭和62年3月31日をもって徳山村が廃村になり藤橋村に編入された」と記載されています。


32-藤橋村石碑の裏

 そしてその藤橋村も市町村合併によって現在の揖斐川町になっています。藤橋村の石碑の本文には「町村合併のため藤橋村が平成17年1月30日をもって廃村になり平成17年1月31日に揖斐川町になった」と記載されています。


33-揖斐川源流-冠山

 揖斐川といえば、伊勢湾に流れ込む3つの大きな河川の1つですが(もう2つは木曽川と長良川)、揖斐川の源流が冠山になっているとのこと(へ~)。


34-冠山

 写真中央の独特な形状をした山が冠山です。確かに冠をかぶったような姿をしています。


35-綺麗な山々(岐阜県側)

 冠山より右手の方向、徳山ダムがある方向の風景です。
 

36-林道冠山線の看板

 図の部分が傷みきっていますが、左上の説明文のところには「林道冠山線 延長9,783m 幅員3.6m」「観光バス(30人乗り以上)の通行は禁止します」などの記載があります。


37-越美山地緑の回廊

 各種保護林を連結した「緑の回廊(コリドー)」が設定されていること、越美山地緑の回廊には希少野生動植物(ニホンカモシカ等)が存在している旨の説明が記載されています。


38-燃えて挑め!大縦断

 ところどころ文字が欠けていますが、なんとなく読めるような気がします。


39-トイレの案内板

 こんなところにもトイレがあるようです。


40-公衆トイレ

 あまり近づきたくない雰囲気があります。(;´Д`)


41-福井県側の山々

 冠山林道を上っている最中に見えていた山々がこちらです。


42-記念撮影

 せっかくなので、冠山・冠山峠の石碑・うちのバイク(YAMAHA XJ6 Diversion)の3つが写る位置で1枚パシャリ。


43-遠景

 ちょっぴり離れたところからパシャリ。石碑と冠山が重なった姿が面白いです。

 冠山峠での休憩時間は10分程度。続けて徳山ダム方面に向かって、冠山峠の岐阜県側を下っていきます。


【補足】 冠山林道(福井県側)を走った感想

 冠山林道を福井県側から上った感想ですが、
 ・舗装路としての路面状況はまあまあ(酷い訳ではない)
 ・狭い道ながらも所々で離合も考慮されている

 という点が見て取れました。しかし…

 ・小石・枯葉・枯れ枝が場所によってはふつーに路面に散乱している
 ・たまに大きめの落石がある
 ・路肩がアヤシイ個所がある
 ・ガードレールの無い狭い1車線の崖道(いわゆる落ちたら死ぬ区間)がある

 という酷道要素があって、なんだかんだで結構エグいというのが正直な感想です。
 観光客が来るような風光明媚なところだと思ってナメているとヤられる可能性があるので、ここを通られる方は安全運転でお越し下さい。
 今回ブログ主は対向車がゼロだったのですんなり行けましたが、車の多い観光シーズンだとかなりシビれることになると思われますのでご注意を。

 ~その3へ続く



ツーリングマップル R 中部 北陸 2016 (ツーリング 地図 | マップル)
クリエーター情報なし
昭文社


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (にいちゃん)
2016-10-20 22:38:06
こんばんは。ブログに立ち寄らせていただきました。「旅に出掛けたいけれどなかなか機会が無い」そんな方々が旅してるような気分を感じる記事、すばらしいですね。
返信する
Unknown (にいちゃん)
2016-10-20 22:49:13
広谷順子さんもなつかしい御名前、シングル曲を発売されてた当時ラジオでたまに流れてました。高橋拓也氏2ndアルバムでのデュエットはかわいい歌ですね。拓也氏のほうはやはりデビューシングル『哀しみのフェスタ』がよく掛かってました。『ファンタスティック〜』のほうはラジオでめったに流れなかったですが、TVのコマーシャルでは深夜ニュースの時間帯前後に間奏部分が流れてたのを今も覚えてます。高橋氏はライブ活動をなさってらっしゃるでしょうか、近況を御存知でしたらぜひお伝えください。
返信する
にいちゃんさんへ (ブログ主)
2016-10-20 23:11:12
コメントありがとうございました。
「旅した気分になる」と言ってもらえることは、
旅行記を書いている者としては、とても励みになります!

高橋拓也さんの近況は残念ながら判らないです。
ご本人様が予定を書き込んでくれることを待っています(笑)。
もしライブに見に行けるようであれば、是非とも行ってみたいです。
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