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新品のファミコンを購入してみる・その3 (テレビ接続編)

2016年11月26日 | ゲーム
【記事作成日:2016/11/26】

 このエントリでは2016年になって新品の任天堂ファミリーコンピュータを購入した体験・感想等のうち、ファミコンのテレビ接続方法を中心に記載しています。


ファミコン本体(箱)の画像。…画像はAmazonの販売ページより直リンク

 その他のエントリについては、下記リンクを参照ください。
  その1: 思い出&調達編
  その2: 開封の儀編
  その3: テレビ接続編 (このページ)
  その4: コントローラーのゴム交換編
  その5: 本体漂白編


1. ファミコンを地デジ液晶テレビに接続してみる

 それでは開封の終えたファミコンをテレビに繋いでみます。
 しかしここで問題が1つ。その2で触れた通り、初期型ファミコンがテレビに映し出す方法は「RF出力」しかありません。つまりアナログテレビ放送(VHF)の1chか2chが受像できる旧式テレビが必要で、今どきの地デジのテレビに初期型ファミコンを直接接続することはできません

 …で、どうするのかというと一般人が取れる方法は主に2種類。

 1つはアナログテレビ放送が受信できるテレビを用意すること。00年代後半くらいまで発売されていた地デジとアナログ放送の両方に対応したテレビであれば、そこのアナログテレビ放送用のアンテナ端子にファミコンを繋ぎ込めば映し出すことが可能です。
 しかしブログ主の家のテレビは地デジ(+BS)用のアンテナ端子しかなく、この手法を使うことができません。(´・ω・`)


31-ブログ主のビデオデッキ (ビクター HR-X5)

 もう1つの方法はビデオデッキを使って接続すること。ブログ主の家には学生時代(20年前)に買ったS-VHSビデオデッキがあるので、そこのアンテナ端子にファミコンを接続することにします。

 余談ですが、このビデオデッキはブログ主がアニオタ大学生だった1995年に、15万円の大金を叩いて購入した当時のハイエンドモデルです。大阪日本橋の電気街で横山ノックにクリソツな店主のいる店で買ったことや、その後このビデオデッキでエヴァやエスカフローネやナデシコ等を録画して、何度も見ていたことを思い出します。

 このHR-X5は2002年にHDDレコーダーを購入するまでブログ主のアニヲタ生活を支えてきた愛機ですが、ここ10年で使ったのは1回ぐらいで、長らくテレビ下のAVラック内で眠ったままになっていました。通電するのも数年ぶりなので動くかどうか不安だったのですが、無事に起動してくれました(喜)。


32-ビデオデッキ裏側の端子部分

 今回は写真右上の「VHF/UHF」のアンテナ入力端子にファミコンを接続し、S端子の出力からテレビに映し出す手法を取ります。


33-別購入したRFスイッチ

 ファミコン本体に標準添付されているRFスイッチでは、ビデオデッキ側の丸型アンテナ端子に直接接続することができないため、今回は直接丸型の同軸ケーブルが出ている別売りのRFスイッチを用意しました。

スーパーRFスイッチ
クリエーター情報なし
ホリ


 正確にはファミコン本体に標準添付されているRFスイッチでも、丸型変換コネクタを挟むことで接続することは可能なのですが、加工するのが面倒いのとファミコンの添付品は未使用のまま残したいという思いがあって、今回はわざわざRFスイッチを別購入しました。お値段2800円なり。(´・ω・`)


34-スーパーRFスイッチの中身

 右がRFスイッチの本体。本体部には同軸ケーブルがくっついていてこれをビデオデッキのアンテナ入力端子に接続します。左の束ねた状態の黒ケーブルは、このRFスイッチとファミコンのRF出力端子とを接続するために使用します。
 ※ RFスイッチ中央部の丸いアンテナ端子は、本来は屋外のテレビアンテナ(アナログ放送用)を接続する部分ですが、今は地デジでテレビを見ているので使うことはありません。


35-ファミコンとビデオデッキとを接続

 ファミコン本体をビデオデッキに載せ、電源や各種ケーブル等を繋ぎ込みます。詳細は下記の接続構成図を参照ください。


ファミコン接続構成図

 これで機器の接続は終わりました。この後はテレビ入力をビデオデッキ側に切り換え、ビデオデッキの受信チャンネルを2chにすることで映るはずです。(ファミコン本体のTV出力スイッチが1CHの場合は、ビデオデッキ側も1chに設定します)


2. ファミコンカセットを清掃してみる

 あとはファミコン本体にカセットを接続して電源ONすれば使えるはずですが、新品のファミコン本体に汚れた(埃やサビ等の付着した)カセットを接続したくないので、その前にカセットの端子部分の掃除を行います。


36-接点復活剤(コンタクトスプレー)

 今回使用したのは接点復活剤という、電子機器の端子やソケットに使用する洗浄剤です。
 電子機器の端子部分は、綺麗に扱っていても長時間使用しているうちにうっすらと白い膜のような汚れが少しずつ付着し、終いには通電できなくなるレベルで汚れがこびりついてしまうことがあります。
 接点復活剤はそうした汚れを取り除いて、元通りピカピカにしてしまう優れものです。

KURE(呉工業) コンタクトスプレー(300ml) 接点復活剤 1047 [HTRC2.1]
クリエーター情報なし
KURE(呉工業)


 接点復活剤はファミコンのカセットもそうですが、USBケーブルの挿し口や電源ケーブルの先っちょ部分、乾電池をはめ込む端子(バネ)部分などの掃除にも使えるので、手元に1本あって損はないものかと思います。今回ブログ主はAmazonで660円で購入しましたが、ホームセンターでも800~1000円近辺で売っていると思われます。


37-カセットの端子部分を綿棒で掃除 (黒い汚れが付着しています)

 コンタクトスプレーを綿棒に吹きかけて一度カセットの端子部分をふきふき。ちょっと放置した後で再度綿棒で汚れをふきふきして、仕上げにキムワイプで余計な油分を拭き取った上で乾燥させます。

キムワイプ 12×21.5cm /1箱(200枚入) S-200
クリエーター情報なし
日本製紙クレシア


 キムワイプは使い捨てティッシュ状の拭き取り用の紙です(“ワイパー”といいます)。本来は薬品を拭いたり、ビーカーやフラスコなどの実験器具を洗った後に拭き上げたりするのに使うものですが、理工系の大学出身者であれば思わず反応してしまう(見覚えのある懐かしの)グッズでもあります。

 ちなみにブログ主の自宅には当然のごとくキムワイプは常備してあり、普段は鏡やウイスキーグラスを拭き上げる際に使ったりしております。綺麗なガラスや鏡をティッシュで拭くと白くなってしまいますが、キムワイプだとケバも残らず、完全に透明な状態に拭き上げることができるのがGoodです。
 値段も高級ティッシュより安いので、こちらも家庭に1箱あって損は無いかと思います。

 ファミコンカセットを清掃したついでにテレビやビデオデッキの端子部分も清掃して、これで準備ができました!


3. ファミコンソフトで遊んでみる (感想)

 それではファミコン本体にカセットを接続して起動させます。


38-スペランカー(カセット)を接続して電源ON!

 カセットのLEDランプが点灯し、テレビの方からもタイトル画面が表示され、音楽が流れ出しました(歓喜)。


39-ゲーム画面1(スペランカー)

 うちの液晶テレビは一般的な16:9の横長画面ですが、ファミコンは4:3の画面サイズです。そのためテレビ画面の両端が未使用の状態で動いています。これについては勝手に横長画面にされるよりもマシなので問題ありません。

 液晶テレビを使うことによる遅延(ラグ)は感じなかったのですが、画面がちらちらする&うっすら揺れているような感覚があることと、またノイズ的に画面が乱れることがたまにあり、Wiiのバーチャルコンソールのスペランカーの方が画質的には遙かに良好でした。

 まぁ、これは仕組み的に仕方がないというか、想定の範囲内なので諦めることとします。


40-ファミスタのきたへふ投手(左)

 続いて初代ファミスタで遊んでみます。うちのブログの名称「きたへふ(Cチーム)のブログ」のきたへふは、このファミスタのCチームの投手である「きたへふ」にちなんでいます。
 詳細を説明するのも野暮かもしれませんが、ファミスタのCチームは広島カープをモチーフにしていて、きたへふという名前は、精密機械と称される抜群の制球力で200勝を達成した大投手の北別府学氏(Wikipedia)の名前をもじったものです。

 初代ファミスタでは選手名は4文字までしか表記できなかったため、長い選手名は強引に短い名前になっていたのですが(例:巨人のクロマティ→くろまて)、北別府投手の略称はあまりにぶっ飛んでいて、ブログ主を含む当時の野球少年に多大なインパクトを与えていたのでした。
 かつ、きたへふは本作中で最強クラスの投手性能であり、友達のプレイするCチームには散々痛い目に遭っていました。(´・ω・`)

 それはさておき、久々に初期型ファミコンで遊んでみた感想です。
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 その後しばらくファミコンで遊んでみたのですが、感想というか真っ先に感じたことは
  「これはあかん。(;´Д`)」
 ということでした。

 何がイケないのかというと、コントローラーのボタンや十字キーが傷みきっていること具体的にはボタンを押した際にぐにゃっとした感触があり、押したボタンがじわっと戻ってくるような状況で、とてもボタンを連打できるような状況ではありませんでした。新品未開封品であれども、恐らく経年劣化で中のゴムが傷んでしまっているものと考えられます。

 いくら思い出目的にファミコン本体を買ったとはいえ、満足にゲームができないのは困りもの。
 これだと
   「ファミコンで遊ぼうぜ!」
 といって、お友達(40代・男性)を自宅に呼んでも遊んでくれない可能性があります。(´・ω・`)


41-コントローラーのゴム交換

 そのためブログ主は後日、コントローラー内部のゴム(部品)を調達して自分で交換するのでありました。


42-ガワの漂白前後の写真 (左が漂白前、右が漂白後)

 また、黄色さが気になっていたファミコン本体のガワも、分解してガワだけ取り出した後、薬品を使って白くさせたのでありました。

 コントローラーのメンテナンスと、黄ばんだファミコン本体(プラスティック部)の漂白化作業の詳細については、その4その5にて記載したいと思います。

 ~その4へ続く

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2 コメント

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初めまして (daiki)
2016-12-10 05:35:21
ビデオデッキを介したRF接続、分かりやすくまとめられていますね。

この環境から更にACアダプタを交換することをおすすめします。
重い電源から解放されて更に快適になります。
ttp://www.k-aclass.com/product/sasp0311.html
返信する
daikiさんへ (ブログ主)
2016-12-10 08:03:36
コメント&ACアダプタのご紹介ありがとうございました。
ブログ主はファミコンの使用頻度は少ないですし、
この大きいACアダプタも含めてファミコンの思い出があるので、
とりあえずはこのままで使い続けようと思っています。(^_^)
今のがダメになった場合は、代替品として参考にさせていただきます!
返信する

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