THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

プジョー408GTハイブリッド 試乗レビュー!(動画あり)ついに眠れる獅子が覚醒!?新時代高級車!

2023-08-18 17:00:00 | プジョー

プジョー 408GT Hybrid に試乗しました!

⚫︎居住性★★★★

 静粛性は高く風切り音は抑えられているしエンジンも静か。

 路面状況によってはロードノイズが多少入ってくる。

 シートの座り心地もホールド性も良好。

 内装のデザインはシャープで未来的、質感も悪くない。

 乗り心地も良好で、ボディのしっかり感と足の柔軟さのバランスが良い。

 

⚫︎動力性能★★★★

 モーターが優秀で、低速域はほとんどモーターで走る。

エンジンとの協調も優秀で切り替わりやシフトチェンジが分からない。

特に低速時のモーターのレスポンスが俊敏で気持ちいいし、

アクセルを7割くらい踏んだ時のパワーとトルクの出方が秀逸。

ベタ踏みした時はちょっと物足りない。

ハイブリッドモードではスムーズな走り、

スポーツモードでは常時エンジンがかかりスポーティな走りになる。

 

⚫︎ハンドリング★★★★

 プジョーらしいキビキビしたハンドリングが気持ちいい。

車重が1700kgの割には軽快。

ハンドルの手応えも路面からのフィードバックも優秀。

 

⚫︎総合評価★★★★

 上質・快適で、デザインがよく、スポーティ。

他社の高級車ではないところ、デザインと中身のバランスとクラスレスなイメージ、で勝負を仕掛けてきた。

ハイブリッドは価格も約600万円と高価だが、東京なら80万円くらい補助金が出ることを考えると一気に魅力的に見えてくる。


プジョー5008に試乗!(動画あり) ミドルクラスSUVで7シーターという貴重な存在!

2021-08-20 09:12:48 | プジョー

プジョー5008に試乗しました!

プジョー5008はミドルクラスのSUVで、最大の特徴は7シーターということ!全長4640mmのサイズ、このデザインで7人乗りは貴重な存在です。今回試乗したのはマイナーチェンジ後の、より先進的なフロントフェイスになったモデルで、グレードは1.2 Puretech ガソリン 6MTです。果たしてどんな走りを見せてくれるのでしょうか?早速試乗インプレッションです!

 

●居住性★★★★

 まず居住空間が広大ですね!2列目シートは3席が独立タイプになっており、それぞれ前後にスライド、リクライニングできるのですが、1番後ろにすると足が組めるくらいのスペースができますし、3列目シートに足を入れるスペースを確保したとしても2列目には十分な足元スペースができます。全長4640mm(3008+190mm) のミドルクラスSUVとしては驚異的なスペース効率です。さすがに3列目シートを使うとトランクスペースはほとんどありませんが。3列目シートの収納も実に簡単で、格納すれば720Lの広大なスペースが確保されます。

 乗り心地はどちらかというとやさしい感じでダンピングが効いてますが、スポーティな走りもこなせるしっかり感があります。

 静粛性については、エンジン音はほとんど聞こえてきません(ただ、高速道路で120km巡航時にはそれなりに聞こえてきます。100kmなら問題ありません)。風切り音とロードノイズはそれなりに入ってきます。

 内装のデザイン・質感ともに上々ですね。最近のプジョーのデザインテイストで、鍵盤状のセンターコンソールや、小径ハンドルの上から覗くフル液晶メーター等、先進性が高いです。

 

●動力性能★★★★

 このエンジンは本当にすごいです!208にも搭載されている1.2L 3気筒ターボエンジンなのですが、この排気量が信じられないくらい活発かつトルクフルに回ります!そのおかげで、大柄なボディが信じられないくらいキビキビ走ります。普通に運転する分には十分以上、スポーティに走れるエンジンです。高速道路も余裕です。

 ただ、さすがに高速道路で120kmで巡航するとエンジン回転が2500回転くらいになるのでエンジン音が入ってきます。また、ワインディングを本気で飛ばすと頭打ち感を感じます。

 

●ハンドリング★★★

 小径ハンドルやサスのセッティングのおかげで、サイズ以上に走りが軽く感じますね。特に低速域や街中での切り返しは本当に楽です。でも、高速域ではちゃんとハンドルに手応えが出てくるところが流石のセッティングです。直進安定性は高いので長距離移動は楽ですね。

 ワインディングでは、さすがに3008程は俊敏ではありませんが、リニアに、望外に気持ち良い走りが楽しめます。

 

●総合評価★★★★

 いや、すごい車です5008!このサイズで7人が乗れて、デザインも走りもいい。しかも1.2Lエンジンでこれを実現するプジョーの技術力はほんとすごいですね。日本導入バージョンのガソリンエンジンはもっと排気量が大きいですし、8速ATなので、より余裕があると思います。金額は460万円からと中々高価ですが、オススメです!

 では、動画をどうぞ!

 

仕様

全長:4640mm

全幅:1840mm

全高:1650mm

動力:1.2L 直列3気筒ガソリン 131馬力

 

 

2021年8月27日公開予定


プジョーの最上級ワゴン, 508SWに試乗!(動画あり) デザインだけで欲しくなるが、中身も素晴らしい!

2021-04-29 16:29:02 | プジョー

プジョー508SWに試乗しました!

508はプジョーのフラッグシップモデル。SWはワゴンになります。今回試乗したのはアリュール130 BNlue HDiという1.5L4気筒ディーゼル、6MTモデルです。とにかくエクステリアデザインが魅力的なこのモデル。果たして乗り味はどうでしょうか?早速、試乗インプレです!

 

居住性★★★★

 【空間】

全長4790mm x 全幅1860mmと、ちょっと大振りなサイズですが、中の広さも中々です!全高は1420mmと低めなので頭上高はそれほどでもありませんが、後席の足元スペースに余裕があるのはさすがF Fですね。トランクスペースも530L(後席を倒すと1780L)と大容量で大型スーツケースが収納できます。

 サイズ的に取り回しが楽とは言い難いですが、ボンネットの先端は見えないものの、なんとなく位置が分かります。

 インテリアの質感も結構上々で、特にシフトノブやモニター全面の鍵盤状のスイッチは金属で出来ていて触感が気持ちいいですね。ダッシュボードのプラスチックも、ちょっと柔らかめですし、ドアハンドル周りはちゃんとソフトパッドになっています。

 i-Cockpitは相変わらずハンドルの上からメーターを覗く感じで、ちょっとメーター下面が見にくいです。メーター自体はフル液晶で、ナビモードやダイヤルメーターモード等、結構多彩です。個人的には、ナビモードにした時にエンジン回転系が昔懐かしいボビンメーターのように表示されるのがツボでした。

 

 【乗り心地】

さすがプジョー!しなやかで柔らかい猫足です。特に緩い路面のうねりを越える時は船のように安定していて気持ちいいですね。街中の凹凸も優しく吸収してくれます。ただ、ボディ剛性自体はドイツ車のように硬いわけではないので、サスで吸収できない凹凸は振動が伝わってきますが、ボディにある程度のシナリを確保している感じで全体的に不快な振動は少ないです。

またスポーツモードにすると、ちょっと硬めになります。

 

【静粛性】

素晴らしいのは、静粛性ですね!近年試乗した中ではトップクラスの静粛性です!ガラスも厚いので、かなり各所の静音に気を配っているようです。プジョー車の中では間違いなく最も静かです。

 アイドリングの振動は少し伝わってきますが、昔のようにガタガタ揺れる訳ではありません。

 

動力性能★★★★

1.5L 4ディーゼルエンジンは最高出力 130馬力(96kw/300Nmを発生。

 ノーマルモードでは、まあか不足ないトルクとパワーです。ただ、極低速トルクはそれほど厚くないので、油断するとエンストします。2000回転以上からググッとトルクがのってくるタイプです。

 スポーツモードにすると、極低速は同じですが、2000回転以上の伸びがより気持ちよくなりますね!レスポンスも良くなります。サウンド・振動ともにあまりディーゼルっぽくなく、頭打ち感も少ないです。ガソリンターボのようなフィーリングです。まあワインディングをガンガン攻めて楽しむというより、高速道路の緩やかなコーナーを、トルクバンドを合わせて気持ちよく流す方が楽しいですね。

 

ハンドリング★★★

 サイズを感じさせない、やや軽快でリニアなハンドリングです。FRのような素直さはありませんが、弱アンダーで安全な感じですね。ただハンドルが小さいので操作量が少なく済み、望外にクイックに感じます。高速域ではハンドルがしっかり自然に重くなるので直進安定性は高いです。パワステのアシスト量は各速度域でナチュラルなのは見事ですね。

 

総合評価★★★★

 ワゴンモデルが少ない中、相対的にBMWやメルセデスより安価で、快適かつ収納力の高いワゴンを出してきたのは評価できますね!この広さ、乗り心地の良さは、5シリーズやEクラス並みなので、リーズナブルな一台と言えます。

 しかもエクステリア・インテリアともに先進的で他のどのモデルにも似てない独自の立ち位置を築いていますので、刺さる人にはお買い得なモデルです。

 では、動画をどうぞ!

主要諸元

全長:4790mm

全幅:1860mm

全高:1420mm

エンジン:1.5L 直4ディーゼル

出力:130馬力、300Nm


新型プジョー3008と5008を日本より一足先に見てきた!おまけで508も。

2021-01-29 17:05:52 | プジョー

プジョーの5人乗り、7人乗りSUV、3008と5008がビッグマイナーチェンジ!

日本でも発表されましたが、まだディーラーに実物はないと思いますので、

ヨーロッパのディーラーで見てきました。

現行モデルのフロントフェイスもカッコいいので、新型は写真で見たときは正直どうかな?という印象でしたが、

実物は先進的なデザインで中々良かったです。

では、動画をお楽しみください!


新型 プジョー208に試乗!(動画あり) 6速MTでワインディングが気持ちいい 今イチオシのコンパクトカー!

2021-01-15 17:05:28 | プジョー

プジョー208に試乗しました!

新型プジョー208の1.2L 3気筒ガソリンターボ 6MTモデルに試乗しました。

先日、電気自動車のe208に試乗し、そのクラスをはるかに凌駕する出来の良さにビックリしたところですが、今回がガソリンモデルに試乗できました。

果たしてe208との差はどれくらいあるのでしょうか?

早速インプレです。

 

居住性★★★★

 やはりボディ剛性は高いですね!e208程の2クラス上の強固な感じまではありませんが、Bセグメントを超え、Cセグメントでも上位レベルのしっかり感です。この新しいプラットフォームは素晴らしいですね。

 静粛性も高めで、ロードノイズ等はほぼ抑えられています。

 空間的は、後部座席は広々とはいきませんが、このクラスとしては悪くない広さ。

 インパネのデザインや質感も相変わらずいいですね、所有欲を満たしてくれると思います。

 なんといっても素晴らしいのが乗り心地。路面の状況は伝えつつ、衝撃だけ十分の一に低減してくれる感じです。バンプのような大きなギャップはそこそこショックがありますが、橋の継ぎ目や路面の凹凸等は、あれ?今ギャップなかったっけ?という感じでなかったようにスムーズに走ります。それでいてボディがガッシリしているので、昔のフランス車のようなフワフワした感じはありません。比較すればe208の重量感のある走りの方がクラス上な感じですが、ガソリンモデルも全然悪くない、というかクラストップレベルです。

 

動力性能★★★★

1.L三気筒ターボエンジンはトルクフルで気持ちいいですね!

極低速からちゃんとトルクが出ていて、2000回転前後からググッと加速が増します。頭打ち感も少ないですし、3気筒ならではのグロロロ・・という音がスポーティです。6MTの変速比も良く、気持ちいシフトが楽しめますし、高速道路でも快適です。このあたりのエンジンとシフトのチューニングは絶妙ですね。

 本気で走るとパワーが物足りなくなってきますが、上りでも下りでもない峠道で気持ちよく流すような速度域が1番気持ちいいです。

 e208の方が街中でのピックアップやトルク感、リニア感は上ですが、高速道路ではあまり差はなく、挽回する感じです。

 

ハンドリング★★★★

 ここも見事ですね。低速域ではハンドルを持ち替えることなくクイックに曲がります。これだと、高速域では敏感すぎて疲れるんじゃないの・・?と思いきや、高速ではドッシリとハンドルの重みが増し、直進安定性は高いです。この速度域に応じたチューニングが絶妙ですね。

 ワインディングも楽しく、ノーズが気持ち良くインに向いていきます。ちょっとオーバースピードだったかな?と思うような領域でも、ハンドルを切り足せばグイグイと曲がりますし、アクセルを戻せば自然と姿勢がイン側に向きます。ホイールベースが短いので、この時の車体の一体感・剛性感も素晴らしいですね。

 ブレーキングはe208は嫌なカックン感がありましたが、こちらは問題ないです。

 

総合評価★★★★

 いや、ガソリンモデルも素晴らしい出来でした!

強固なボディ、デザインのいい外装・内装、キビキビと楽しいハンドリングと快適でしっかりした乗り心地。本当にサイズを除けば1クラス上の出来栄えです。

 MTで好きなギアを選んで走るのはもちろん楽しいですが、エンジン自体がトルクフルかつカバー範囲が広いので、アイシンの8ATとの相性もいいと思いますし、むしろ上質さはそちらが上かもしれません。

 ルノールーテシアがこのクラスの個人的ベスト・ファントゥドライブカーでしたが、208もそれに匹敵、もしくは超えるできですね。新型ルーテシアにも試乗してみたいです。

 では、動画をどうぞ!


新型プジョー2008(e-2008)に試乗!(動画あり) キビキビした走りと極上の快適性を両立したコンパクトSUV

2021-01-08 16:14:22 | プジョー

プジョー E-2008に試乗しました!

プジョー E-2008は、コンパクトSUVクラスの電気自動車です。同じく電気自動車のコンパクトカー、e-208の出来がかなりよかったので期待できます。SUVの電気自動車はアウディのEnronやメルセデスのEQがありますが、どちらも高価なので、もう少しリーズナブルなコンパクトSUVは嬉しいですね。

それでは早速、試乗インプレッションです。

 

居住性★★★★

 内装は最近のプジョーの文法通りのSFチックなデザインでかっこいいですね。ピアノの鍵盤のようなスイッチ類はデザインも質感も高いですし、インフォテイメントモニターのサイズも大振りで見やすいです。

3D iコックピットと呼ばれるメーターも見やすくいいですね。

あと、ダッシュパネルが凹状に凹んでいるのが広さを感じさせます。

 静粛性はもちろん高く、エンジン音はもちろん聞こえてきませんが、モーターやインバーターのようなメカサウンドも低く抑えられてます。ただ、高速道路では風切り音が目立ってきますし、外部からの騒音の抑え方はちょっと物足りないですね。

 乗り心地は素晴らしいですね!荒れた路面では、一定の周期の凹凸はコツコツと伝わってきますが、それ以外は綺麗にいなしてくれます。ボディ剛性の高さを感じるところはe208と共通ですが、あちらの方がコンパクトな分、凝縮した剛性感を感じました。フラットな路面での滑るような走りは、とにかく快感です。

 居住空間も広めで、後部座席の膝前にも拳2つ分くらいのスペースがあります。後部座席の座面は前席より高くはなっていませんが、特に閉塞感はありません。バッテリーは座席の下に上手く格納されており、フロアの高さを感じることはありません。

 全長は4300mmなので街中での取り回しもよく、運転席からボンネットが見えるので車体感覚も比較的掴みやすいです。

 

動力性能★★★★

 まずノーマルモードですが、非常にスムーズで気持ちいい加速が味わえます!グイッっと前に出るわけではありませんが、実にリニアにスピードが乗りますし、アクセルオフでのブレーキ感もありません。

 パワーモードにすると、パワーがさらに上乗せされる感じで、気がつけば結構なスピードに達しています。ただ、208程は強力な加速感は感じませんね。

 一般道では非常に気持ちいい加速を見せますが、高速道路や上り坂では、あれ?という感じでそれまでの勢いは無くなります。不満があるわけではないのですが、やはり電気自動車は全般的に同じような傾向がありますね。出力自体は100kwなので、パワーはそれほどある訳ではないです。ただ、モーターの特性として、レシプロエンジンと比べると低速域がトルクフルなので、高負荷時には逆に肩透かし感が出てきますね。

 

ハンドリング★★★★

 先代同様、スポーティに軽快に走ります。ハンドルもクイックで切り返し入らずですが、高速道路ではどっしり重くなるので不安感はありません。ロールはほぼ感じず、重量物がより低いところにあり安定している感覚が味わえます。

 

総合評価★★★

 ここは中々意見が分かれるところだと思います。

絶対評価で考えると、このクラスのSUVとしては、快適さ、走り、パワー感等★★★★は間違いないです。

 ただ、ガソリンモデルが300万円~に対し、こちらのEVモデルは430万円~と高額です。EVとしては悪くない価格なのですが、ガソリンと比べると悩ましいですね。

 また航続距離も、今回冬場でヒーターをつけて、約100km走って半分今日のバッテリー残量なので、実質200km強だと思います。これは中々微妙な距離かな・・と個人的には感じます。

 では動画をどうぞ!

 


プジョー206 XS 1.6Lに試乗! 当時のプジョーを復活させた立役者!

2020-09-04 19:20:47 | プジョー

※本記事は新車試乗当時の内容です。

 

 愛車のプジョー205GTiが、突然エンスト!キーを捻ってもウントモスントモいわない。しかたなく、JAFを呼び、とりあえずジャンパーでエンジンをかけてもらったが、一度停車すると、またエンジンがかからない。どうやらバッテリーかダイナモの不具合なので、そのまま修理工場に走っていって下さいと言われ、やむおえず以前お世話になったGSTまで何とか自走。なにしろ、エンジンが止まると再始動不可能なので、かなりドキドキだったが、なんとか無事に到着した。
 調べてもらったところ、バッテリーが寿命とのコト。うーん、2年半前に購入したときに新品にしてもらったのに、もうダメなのか・・・という訳で、17000円也。しかし、最近故障が目立ってきたなあ。12月には車検だし、そろそろ次のクルマでも探そうかな・・なんて考えてたところ、窓の外には試乗車らしき206がこちらを誘惑している。そんな訳で、とりあえず試乗してみました。

①プジョー206XS (5MT、1.6L)試乗

○概要
 最近のプジョー大人気の火付け役となった一台。205の後継車で、コンパクトながら実用的、という一番の売れセンモデル。プジョーらしさを継承しつつも新鮮味のあるスタイルが一番の注目点で、いかにもラテンっぽいスタイリングがウケ、今や納車4ヶ月待ちの大ヒットモデルである。ビッツで火がついたこのクラスの中でも、価格的にも手頃で、かつオリジナリティを主張できる1台。また、機関のクオリティも大幅にアップし、壊れやすいラテン車というイメージを一新した点も人気の理由。

○居住性★★★
 コンパクトながら居住性は悪くなく、大人4人が満足して乗車できるレベル。内装もラテン車らしく、センスのいいインパネやスイッチ類がならぶ。センターコンソール類も、ビッツを思わせる近未来的なテイストが取り入れられているが、決してオモチャっぽくはない。使いやすく、かつ個性的であり、内装の評価は高い。

○動力性能★★★
 ハンドリングは、コンパクトプジョーらしく、非常にキビキビしており、街中を気持ちよくドライブできる。乗り心地も悪くないし、少々振り回してもしっかりと路面に追従するので、安心してスポーティなドライブが可能。しかし、さすがに排気量が1.6Lなので205GTiと比較するとトルクが薄い。レスポンスも、205には劣るが、ファミリーカーとしては平均点といったところ。まあ、車重が軽めなので、エンジンをぶん回してのるのが楽しいかもしれない。エンジンは高回転まで回るが、とくにパワフルでもドラマティックでもないので、これまた平均点といったところ。

○結論
 まず、このクラスのコンパクトカーとしては、オススメである。居住性や内装、使い勝手については同クラスの国産小型車に遜色ないし、運転する楽しさという点でマーチを上回り、ビッツとは比較にならない。ATで走っても、そこそこ楽しいだろうし、5ドアのXTあたりを購入すれば、奥様のお買い物から、ちょっとした長距離ドライブまで1台でこなしてくれる。軽快なハンドリングは運転する喜びを教えてくれるし、斬新なスタイリングは、人とはちょっと違う車を持つという所有欲を満たしてくれる。4ヶ月待ちの大人気もうなずけるというもの。
 反面、コンパクトスポーツを求める人には、イマイチお勧めできない。たしかにキビキビしているが、スポーツするには動力性能が不足気味である。おそらく、106とかの方が合っていると思う。それにしても、なかなか205GTiのようなコンパクトかつダイレクト感のあるスポーティカーは、ないものである。むむむ。次期車選びが、ますます難しくなってきた・・・

 


新型プジョーe208に試乗!(動画あり) これはクラス最強のゲームチェンジャーだ!!

2020-07-10 17:27:11 | プジョー

プジョー208の電気自動車モデル、e208に試乗しました!

ついに日本でも発売開始されたプジョーのBセグメント コンパクトハッチバック、208。その特徴的な外観で発売前からかなり前評判がよかったですが、評論家からも絶賛の声が多く聞こえてきます。果たして、そんなに素晴らしいデキなのでしょうか?今回は電気自動車モデルのe208に試乗しました。早速インプレです!

 

●居住性★★★★★

 まず内装デザインは素晴らしいですね!ハンドルの上からのぞくメーターといい、スイッチ類の凝った造形といい、コンパクトカーとは思えないこだわりっぷり。質感も悪くありません。スマホ置き場等の収納も便利ですし、マルチファンクションモニターの位置もサイズを非常にいいですね。

 空間は、前席は少しスポーティなタイト感はありますが、十分な広さ。後部座席は、広いとはいい難いですが、膝前に拳一つは入りますし、頭上高もそれほど狭さは感じません。ちょっと座面が立ってるのが残念ですが、よっぽど長距離を走らなければ不満はでないレベルです。

 乗り心地ですが、まず運転し始めてビックリするのが、ボディ剛性の高さ!!

このボディ剛性感は、メルセデスのCクラス並みです!しなやかで分厚い鉄の塊のようなボディの堅牢さを感じます。コンパクトカーでは今まで感じたことのないレベルです。

 ただ、足回りは、悪くはないのですが、路面の凹凸があることは“音”で伝わってくるイメージです。衝撃は抑えられているのですが、音が結構鋭いので、感覚的に実際より乗り心地が荒く感じます。

 

●動力性能★★★★★

 ノーマルモードでは少しシットリした感じで快適に街中を快走できます。ECOモードではレスポンスや最大パワーがややマイルドにはなりますが、苦痛というレベルではありません。個人的には使えるレベルにあると思います。

 パワーモードにすると、レスポンスが鋭くなり、気持ちいいパワーだ出ますね!これは楽しいです。ノートのe-powerのようなアクセル操作だけで止まるところまではいきませんが、加減速を気持ちよくコントロールできるレベルです。

 

●ハンドリング★★★★

 小径ステアリングですが、過敏すぎず、ハンドルをあまり持ち替えずに済むレベルで気持ちよく曲がれますね。高速コーナーでは、もうちょっとハンドルが大きい方が微妙な調整ができると思いますが、車の姿勢自体は安定しています。

 難点はブレーキですね。ちょっと強めに踏み込むと、ガガガっという音と振動がでますのでビックリしますし、踏力と減速もリニアではありません。

 

●総合評価★★★★★

 いやー、これはこのクラスのゲームチェンジャーですね!

失礼ですが、まさかプジョーからこんなにしっかりしたコンパクトカーで出るとは思いませんでした。流麗なエクステリアはフランスならではで理解できますが、このボディ剛性はすごいです。ポロやメルセデスも敵いません。全長

短いので、非常に塊感が強いです。

 ちょっとこのEVモデルは価格が高めなので、普通のガソリンモデルが気になりますね。208、非常にいい車でした。オススメです!

では動画をお楽しみください。

 

 

 


プジョー2008 1.2に試乗!(動画あり) スポーティな小型SUVとして悪くないチョイス

2019-08-23 11:04:20 | プジョー

プジョーの小型SUV2008に試乗しました!

 

 

 

試乗したモデルはガソリンの 1.2Lターボの6ATモデル。日本でいうGTラインに相当し、モードコントロールボタンとオールシーズンタイヤを装備しています。フェイスリフトでグッと魅力が増したこのモデル。群雄割拠のスモールSUVのなかで、その出来栄えはどうでしょうか。早速試乗です!

 

居住性★★★

 サイズの割には前席はもちろん、後席もなかなかの広さで、トランクルームも大型スーツケースが2つ入ります。

 6ATの出来が優秀で、結構高いギアに誘導してくれるので、静粛性も高いです。風切り音が結構抑えられてるのがすばらしいですね。

 乗り心地は、市街地では固めですが、高速ではフラットで快適です。

 メータークラスターがハンドルの中ではなく上に存在する独特のレイアウトは視認性はイマイチですが、困るほどではありません。

 

動力性能★★★

 スペックから想像されるよりも優秀で、低速から3気筒らしいパルスを伴い、トルクを発生させます。回しても中々活発で、すごくパワフルという訳ではありませんが、気持ちよく回ります。

 

ハンドリング★★★

  スポーティな味付けで、キビキビ走ります。街中でもワインディングでもロールせずにスパッと水平移動するかんじです。高速コーナーも不安感はありません。

 

総合評価★★★

 スポーティな小型SUVとして、悪くない出来ですね。見た目もかっこいいですし、価格も比較的リーズナブル。ジュークよりも性能的には上ですね。ただ、車格は異なりますが、キャシュカイほどの快適性はないですね。あとは、もう一つ売りというか個性が欲しいです。

 ちなみに霜の降りたシャーベットのような路面でスノーモードを試してみましたが、ちゃんとグリップしていたのは素晴らしいですね。

 ちょっと人とは違うスポーティなSUVをお求めの方にオススメです。

 では、動画をどうぞ!

 

 


プジョーの商用バン、エキスパートに試乗!(動画あり) マッチョな外観と予想以上の快適さ

2018-12-07 11:26:35 | プジョー

プジョーの商用バン、エキスパートに試乗しました!

 

日本では商用車といえばハイエースのようなワンボックスか2tトラックが多いですが、ヨーロッパではその中間的な商用バンが主役です。このタイプの商用バンは初めて運転しますが、果たしてどんなかんじなのでしょうか?試乗モデルは 1.6Lディーゼルの5MTです。では、さっそく試乗インプレです!

居住性★★★

 外観から想像されるよりも乗用車的なかんじですね!静粛性も、まあ後ろの荷室で荷物が動く音はきこえてきますが、外からの音はふつうに抑えられています。乗り心地は、良いとは言い難いですが、悪くはありません。段差ではハネ気味ですが、高速等は快適です。内装の質感も悪くないですね。

 あとは、着座位置が結構高いので見切りがよく、望外に運転しやすいです。ただし全長は長く、後方視界はゼロなので、縦列駐車はかなり気を使います。

 

積載性★★★★★

 流石にここは素晴らしいですね!2mの長尺物も楽々収納できます。もちろん後ろだけではなくサイドドアもスライドオープンするので、積み込みも楽です。

 

動力性能★★★

 ディーゼルなので、低速からガッツリ加速しますね。5速ですが、以外に高速でも普通に運転できます。サウンドも勇ましく、振動はほぼないので中々運転が楽しいです。

 

ハンドリング★★★

 まあハンドリング云々という車ではありませんが、普通です。高速で素早くハンドルを切るとちょっと上屋の重さが不安になりますが、それ以外は特に痛痒なく運転できます。

 

総合評価★★★

 まあ当たり前ですが、荷物を運ぶには優秀な車ですね。外観、特にフロントフェイスがなかなかカッコいいので、ちょっと欲しくなります笑。ミニバンタイプのトラベラーというモデルもあるようですね。乗り味が商用バンと同じなら、日本のミニバンとは比較になりませんが、もし改善されているならちょっと興味深いモデルですね。ハイエース等と異なりフロントノーズあるので、ちょっと安心感があります。

 では、動画をどうぞ!

 

プジョー208 Style 1.2 5MTに試乗(動画あり) Bセグのイチオシ!

2018-11-30 20:34:46 | プジョー

プジョーのBセグメント コンパクトカー、208に試乗しました!

1.2L NAの5MTというベーシックなモデルです。元205GTiオーナーとしては、最新のコンパクトプジョーはきになるところ。早速試乗インプレです!

 

●居住性★★★★

外観はコンパクトですが、居住スペースは中々広いですね!特に後部座席はクラス随一です。

静粛性も高く、外からの音も風切り音もあまり入ってきません。

乗り心地は意識するまで全然気になりませんでした。つまり、低速から高速までバランスの取れたしなやかな乗り心地という事です。これはハンドリングを考えると、中々のレベルです。昔の猫足や、最新のBMWのような路面に吸い付く感じではありませんが、よくできた気持ちいい足回りです。

●動力性能★★★★

1.2L3気筒に5MTなので、これは結構辛いかも。。と思いましたが、予想を裏切られました!

アイドリングこそディーゼルのような3気筒特有のガラガラ音がしますが、低速から中々のトルク感で、そのまま気持ちいいパルス感を伴ってリニアに吹け上がります!ギア比がよくできているので、トルクの美味しいところをうまく繋いで走らせることができますので、なんの不満もないですね!レッド直前までもスムーズですし、サウンドが中々いいんです!

●ハンドリング★★★★

ハンドルが小さいのもありますが、低速からスパッと切れますね!でも中高速コーナーもちゃんとしているのがMITOと違うところ。スポーティです。

●総合評価★★★★

これは中々のいい車です!決してパワフルでもすごく速く走れるわけでもありませんが、トルクは十分だし、ハンドリングもシャープだし、乗り心地も快適です!MTを駆使する意味を感じる車ですね、操ってる感が高いです。スポーティかつ実用的で、デザインもいい。しかも日本では中古が100万円切り。しかもMT。もちろんターボならさらに言う事はないのでしょうが、これはこれで街乗りから飛ばさなくても楽しいです。最近試乗したBセグメントの中では、バランスの良さが頭一つ抜きん出てますね。プジョーの本気を感じます。オススメです。では、動画で気持ちいいサウンドをお楽しみください!

プジョー208のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報/インポート 24)
三栄書房
三栄書房

プジョー205GTi1.9に試乗!(歴代マイカー) スペックではわからない車の楽しさを教えてくれる名車!

2018-05-25 20:49:50 | プジョー

*文章は購入当時のものです。

◎概要:

チェイサーの車検も切れ、またもや足なしの身になった私は、次は実費で車を購入しなければならなくなりました。しかし、特に惹かれる車もなし。最初はFDでも購入しようかと思っていたのですが、それほど強く欲しいわけでもない車に150万円以上もだすのは、さすがに迷いました。しかも、今の財政状況でFDなんか買ったら、ガス代がでない。もっと、手軽に楽しめる車はないかなーと、車雑誌をパラパラとめくっていた時!このプジョーが目に止まったわけです。そういえば、私の車人生のなかでは、外車を所有したことはない。よく雑誌とかで”外車には、日本車にはないプラスアルファがある!”って書いてあるけど、やはり乗ってみないと分からない。値段も35万円と、とてもリーズナブル!これなら壊れても惜しくないし、外車初体験には丁度いい。スモールカーがはやりの時代だし、元祖ホットハッチマシンにも乗ってみたいし、となんでもありの理由をつけ、イケイケの勢いで購入してしまいました。

◎走り:★★★★★

馬力は120と、カローラなみです。しかし・・・レスポンスがいい!なにがどう、と説明しにくいんですが、運転していて非常にエキサイティング!な車です。マーチなみのボディに1.9リッターエンジン、クイックなステアリング・レスポンス、しなやかな足回り、185の太いタイヤ等々、いくつかのファクターを分析すれば、確かに走りが楽しい理由にはなるんだけど、そんな個々のファクターよりも、車作りのセンスの良さが体感できます。日本車のように洗練されていないけど、ジャジャ馬な分だけ楽しく感じる。V-TECみたいに吹けあがりはスムーズではないけど、荒々しい吹けあがりとパワーの出方がレーシー。個々の要素が非常に単純なことなんだけど、プリミティブで楽しい!ということで大正解でした。どうして国産車は、こういう車がつくれないんだろう。別にターボじゃなくても、高等な電子制御なしでも、シンプルに楽しいのに、と思わせてくれる車です。

◎居住性:★★★★

広さはまあ及第点といったところです。さすがに4名乗車では後ろが少々せまく感じます。トランクもさほど広くないし。でも、乗り心地はいいし、手動サンルーフもGood。また、エアコンやルームランプ等にフランス車らしいギミックがあり、外車オーナーになったことを実感させてくれます。そういえば左ハンドル車も初体験です。これで、将来ポルシェを買っても大丈夫?

◎まとめ:★★★★★

そういえば、自分で購入した車では、初のNACarです。ターボの加速もいいけど、やっぱNAのリニアリティのほうが自分にはあっているようです。これでFRならば・・・HONDAのS2000しかないか!!

◎追記:さようなら、プジョ~

 約2年間付き合った愛車プジョーだが、ついに手放すことを決意。昨年からマイナートラブルが増加、エアコンが効かなくなったり、オイルが顕著に減るようになったり、マフラーが腐食していつのまにか脱落してたり(笑)と色々あったが、ついに先日エンジンがかからなくなった。JAFを呼ぶと、電気系トラブルとのこと。とりあえずジャンパーしてエンジンをかけ、ディーラーに飛び込み、バッテリーを新品に交換。これでしばらく大丈夫かな?と思った矢先に、またエンジンかからず。どうやら、オルタネーターがダメのようだ。修理代は10万円くらい。年式からして、今後もトラブルは増加する一方だろう。12月には車検も控えているし・・・悩んだあげく、結局無料で引き取ってもらうことにした。インターネットで探せば少しはお金になるかもしれないが、名義変更等に不安があるので断念。さようなら・・・

 この2年間、たしかにマイナートラブルはいくつかあったが、致命的な故障はなかった。むしろ、そのダイレクトなハンドリングやエンジンレスポンスを楽しむプレジャーが、トラブルによるマイナスイメージを上回っており、本当に所有して良かったと思う。程度のいい中古車を入手するのは困難だが、もし205GTiに興味があって、程度のいいクルマが見つかったら、ぜひ所有してみることをお勧めする。現代のクルマとは違う、元祖ライトウェイトの楽しみを堪能できるでしょう。

プジョー・メンテナンス・ファイル―206/106/306/307 (立風ベストムック―オートジャンブル)
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プジョー新型3008に試乗!(動画あり) 独自の世界観がおもしろいSUV!

2017-08-01 20:00:00 | プジョー

プジョーの新型SUV,3008に試乗しました!

 

 エクステリアデザインが大きく変わりましたね!シャープで中々かっこいいです。先代はちょっとぬるっとしたカバみたいでしたから:) さてその中身はいかに?早速インプレです!

●居住性★★★

 まずびっくりするのがコックピット!ドライバーを囲うように大きく区切られてます。デザインもシャープかつオリジナリティがあって、中々先進的でかっこいいです。メーターも最近流行りの液晶タイプで視認性もいいですね。すごいのがハンドル!上下をフラットにカットして、まるでレーシングカーかジェット機のようです!静粛性も悪くないですね。ボディもしっかり目で、どちらかというとドイツ車風テイストですね。ちょっと乗り心地はもうひと頑張りして欲しいところです。

●動力性能★★★

 1.6Lターボなので、パワーもトルクも不満のないデキ。今後本命のディーゼルがデビューするでしょうから、そちらも楽しみですね。

●ハンドリング★★★

 ここが特徴的です! ボディサイズは中々立派なのですが、かなりクイックな動きに感じます。これはFFで重量が軽いのもあるのでしょうが、小径ハンドルとギヤレシオが効いてますね。

●総合評価★★★

 外装内装走り味、全てがエッジが効いているので、これはおもしろいキャラクターですね!ただ、価格も400万円コースになってくるので、先進装備が満載とはいえ、中々基本の質感としてライバルとは悩ましい戦いになってるくると思います。個人的にはBMWのX1の方を選ぶでしょうが、人が乗らない車という意味ではおすすめですね。おそらく中古価格は結構下がってくるでしょうから、そしたらかなりオススメです!

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プジョー3008に試乗!(動画あり)うーん、なかなか悩ましいドイツ車テイストのフランス車

2017-03-24 19:22:53 | プジョー

プジョー3008に試乗しました!

 

プジョーの中ではミドルレンジのSUV。アクの強いエクステリアのせいか、日本ではほとんど見ないレアな1台です。さっそく、試乗インプレです。

●居住性 ★★★
居住空間は、まあ大人4名が過不足なく乗れるレベルで、特に広い訳ではありません。
試乗したモデルが特別限定車だったので、革の質感やデザインはオシャレでよかったです。
乗り心地ですが、衝撃の角は丸めてあるのですが、そこそこ伝えてきます。ドイツ車風といえばそれまでですが、昔のフランス車のようなしっとり感はありません。逆に高速道路等の路面状況のいいところでは、実に気持ちいいフラットライドを体感できます。

●動力性能 ★★★
小排気量ターボエンジンは低速から気持ちいいトルクを発生しますので、街乗りは快適ですね。高速道路もぜんぜん問題ありません。

●ハンドリング ★★★★
ここはなかなかスポーティでよかったです!レスポンスの良さ、リニア感、どれも思い通りに車を操れる高いレベルで作り上げられています。コーナリングでの足回りもしっかり路面を捉えます。

●総合評価 ★★★
うーん、ものはよいのですが、何かと惜しいモデルですね。
スポーティな SUVを求める方は不満のないできだと思いますが、それならBMWのX1の方がブランド力も性能も上ですね。快適さを求めるなら、メルセデスのGLAでしょう。つまり、なかなか難しい立ち位置にいる訳です。エクステリアも個性的なので、なかなか乗り手を選ぶ1台でした。
では、動画をどうぞ!

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プジョー308SWに試乗!(動画あり) 滑らかな走りを持つリーズナブルなワゴン!

2016-11-29 22:00:00 | プジョー

 先日、旅行でチェコに行ってきました!

プラハからチェスキークロムロフという世界遺産の街に移動するのですが、チェコば鉄道があまり整備されていないので、Budgetでレンタカーを借りることに。予約時はチェコならでは!ということでシュコダのフォビアワゴンクラスを予約したのですが、ナビ付きがないということで、無償アップグレードでプジョーの308SWのディーゼルに変更してもらえました!(まあ、せっかくなのでシュコダに乗ってみたかったのですが。。)

ということで、早速インプレです。

 

●居住性 ★★★★

 まず驚くのが、BMWやメルセデスのようなぬるぬるとしたなめらかな乗り心地を実現していること!特に中低速時でアクセルを軽く踏んでいるような巡航時には、気持ちいい浮遊感を体感できます。

 静粛性も高く、車外からの雑音はほとんど入ってきません

 空間自体も十分な広さで、むしろ日本ではやや大きめの外寸です。

 

●動力性能 ★★★

 新型のディーゼルユニットは、極低速こそ多少トルク不足を感じるが、一度走り出せば気持ちのいいトルク感で車速を上げていきます。排気量は大きくないはずだが、高速道路でも150kmくらいまでなら余裕で到達できます。

 

●ハンドリング ★★★

 特筆すべきところは特にありませんが、欧州車らしいリニアな味付けです。

 高速走行の直進性も高く、安定しています。

 

●総合評価 ★★★★

 プジョーと言えば、一時期こそおしゃれなフランス車とかわいいエンブレムで日本でも売上を伸ばしてきましたが、段々足回りを固めてきたりしてドイツ車勢との差別化要素が弱まり、プレゼンスが低くなっていきました。ですが、この308SWはかなり気合を入れて仕上げてきた雰囲気を感じます。エクステリアも中身も、ものの良さを感じるし、これが300万円くらいで買えるならバリューフォーマネーは高いと思います。

では、動画をどうぞ!

 

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