THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

ナローポルシェ911に試乗!(動画あり)これが伝説のクラシックポルシェの味か!

2016-03-29 21:22:53 | ポルシェ

なんと、70年式のナローポルシェ911に試乗することができました!!

ナローポルシェといえば、ポルシェマニアの中でも行き着く先の一つとして有名な車種!

当然ながら市場にはほとんど出回らず、ましてや試乗なんて望むべくもなく。。

ですが!この度オーナーさんの計らいで試乗させていただくことができました!

type T の2.2Lモデルです。

伝説のナローの走り味やいかに。。。早速インプレです!

●居住性 ★★★

40年以上前の車なので、乗り心地や静粛性は現代の車とは比べるべくもありません。

エンジンサウンドは容赦なく入ってきますし、乗り心地もトラックのようです:)

しかし!

驚くほどボディ剛性が高いです!!

同じように試乗したクラシックなフェアレディZやアルファロメオに比べると、

はっきりボディの硬さがかんじられます。

なので、運転していても不安は少なかったです。

●動力性能 ★★★

ナローといえば、ガラスのクラッチやカミソリレスポンスの神経質な車。。。

乗る前はそんなイメージでしたが、このTタイプは違いました!

結構トルクがあるので、そこそこのクラッチミートでスルスルと走り出します。

吹け上がりも独特のパルスを伴う気持ちいものですが、シャープという印象ではありません。

●ハンドリング ★★★

ここも軽量ボディから想像されるほどのシャープな切れ味というかんじではないですね。

もちろん車重が軽いのでスイスイとレーンチェンジできますが、

リアエンジンなのでヒラリヒラリというかんじではないですね。

●総合評価 ★★★

今回試乗した車は予想外に乗りやすい車でした。

ツーリングのTのマークが示す通り、日常使いからちょっとした日帰り旅行、

時にスポーツ走行と万能に対応することができる1台なのですね。

ハンドルは重ステですが、走り出せばそれほど重くはありませんし、

ブレーキもノンサーボっぽいですが、踏めば効きます。

シフトだけはぐにゃぐにゃかつポジションがわかりにくいので苦労しますが(汗)。

それにしても本当にいい経験でした!

では、動画をどうぞ!!

【正規直輸入品】ポルシェ・911(ナロー) ダイキャストモデルカー Porsche 901, 1964 (Champaign Yellow)
フラスター
フラスター
ポルシェ911 空冷・ナローボディーの時代 1963-1973
小早川隆治,小早川隆治,ロング美穂
三樹書房
ナロー・ポルシェの憂鬱
吉村 明彦
双葉社

クラウン アスリート 2.0G-Tに試乗!(動画あり) 高級車としては惜しい仕上がり。。

2016-03-22 22:00:00 | トヨタ

マイナーチェンジを行なった、トヨタ クラウン アスリート2.0 G-Tに試乗してきました!

世界的な潮流となっているダウンサイジングターボを採用した初のクラウン!

果たしてそのデキは。。。インプレです!

●居住性 ★★★★

さすがクラウン、内装の質感や広さ、乗り心地は非常にいいですね。

静粛性も本当に高いです。

●動力性能 ★★★

うーん、おしい!!

踏み込めば結構な快音とともに不満のない加速を見せるのですが、

踏み込み始めの極低速域がレスポンスがイマイチです!

街中等では結構つかう領域ですし、やはり高級車には、踏み込んだらぐいっとトルクが出る必要がありますので、

とても残念です。

●ハンドリング ★★★★

エンジンが小さくなったおかげか、

ハンドリングは予想外に軽快です。

あくまで見た目に比べて、ですが。

●総合評価 ★★★

まだまだダウンサイジングターボについては、トヨタはノウハウが不足しているみたいですね。

スポーツカーなら、回して楽しければある程度許されると思いますが、

高級車としては痛い弱点です。

でも回した時の音はいいかんじなので、ぜひ動画をみてみてください。

トヨタ・クラウン No.2 (ハイパーレブ Vol.187)
三栄書房
三栄書房
TOYOTAクラウン (CARTOPMOOK ニューカー速報プラス)
交通タイムス社
交通タイムス社

新型プリウス E-fourに試乗!(動画あり) なるほどしっかりしたボディ!

2016-03-18 22:00:50 | トヨタ

噂の新型トヨタ プリウスに試乗してきました!!

自動車評論家から、やたらと評判のいい新型プリウス。

いわく、ボディ剛性が格段にアップしたとか、運転して楽しくなったとか、

例のごとく旧モデルをこき下ろします:)

まあ、私も先代はあまり好きではなかったので新型には興味がありました。

しかも今回の試乗車は、プリウス初の4WDモデル!

しかも17インチを履くツーリングセレクション!

果たして新型プリウスの完成度は。。インプレです!

 

●居住性 ★★★★

まず内装の質感が先代よりアップした点がいいですね。

先代はややプラスチッキーでしたが、改善されました。

サイドウインドウの下端が下げられ、見通しが良くなったのもGood。

そして、ボディ剛性の向上はすぐ分かります!これはいいですね。車としての上質感がアップしてます。

静粛性も高く、全体的に先代より一段上質になっています。

乗り心地も、ボディ剛性アップが効いていて、不快ではないレベルにちゃんと仕上がってます。

17インチはさすがに厳しいかな〜と乗る前は想像していたのですが、

意外にちゃんと履きこなせてます。凸凹道はやや衝撃を伝えてきますが、フラットな路面なら快適ですね。

 

●動力性能 ★★★★

ここは先代をあまり違いを感じません。

ボディ剛性が上がった分、そして四輪にパワーが分散される分、多少おとなしくかんじますが、

まあほぼ変わらないです。

 

●ハンドリング ★★★

ここも悪くないですね。

特に4WDのおかげで、安定感のあるハンドリングに仕上がってます。

 

●総合評価 ★★★★

なるほど、確かな進化を感じますね!

多数の方が言う通り、先代のネガ、つまり安っぽさや質感の低さが改善されています。

特にボディ剛性アップは、車自体の上質さの向上に貢献しています。

まあ、ドイツ車のような剛性感や、スポーティな走りを期待すると裏切られると思いますが、

少なくとも退屈な車ではないので、お買い得だと思います!

では、動画をどうぞ!

ニューモデル速報 第529弾 続 新型プリウスのすべて
三栄書房
三栄書房
新型プリウスのすべて (ニューモデル速報 第526弾)
三栄書房
三栄書房
続新型プリウスのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報)
三栄書房
三栄書房

ロータス エヴォーラに試乗!(動画あり)ポルシェ911の対抗馬

2016-03-18 20:30:26 | ロータス

ロータス エヴォーラに試乗してきました!

ミッドシップながら4人乗れるスポーツカーという珍しいコンセプトのエヴォーラ。

実用性では911のライバルになりますね!

では早速インプレです。

●居住性 ★★★★

まずミッドシップなのに4人乗れるというパッケージが素晴らしいですね!

もちろん後部座席は子供でもきついレベルですが、

このパッケージでこのエクステリアに仕上げてきたデザインの高さがすばらしいです。

静粛性も高く、乗り心地もいいですね。

これなら街乗りも苦になりません。

難点は、後方視界がかなり限られる点です。

●動力性能 ★★★★

トヨタエンジンらしいですが、下からトルクフルで使いやすいですね!

そのまま高回転までスムーズに回る、スポーツカーのお手本のようなエンジンです。

ただ、ポルシェやフェラーリに比べると、味や個性という点で主張が少ないです。

●ハンドリング ★★★★★

さすがロータス、ハンドリングはすばらしいですね!

大きさをかんじさせないクイックなハンドリングです。

インフォメーションもバッチリ、リニア感もいいです。

無駄な振動は伝えてこず、路面の必要な情報だけ伝えてきます。

●総合評価 ★★★★

期待通り、実にいいスポーツカーでした。

ミッドシップで、スタイリッシュなスポーツカーが欲しい。

でも実用性も欲しい。。

そんな方にぴったりの1台です。

ただ、個人的には911のリアエンジンならではの個性や、

吠えるエンジン、ブランド力に惹かれますね。

アンチ911にいい1台だと思います!

では動画をどうぞ!

 

エリーゼ&ロータス3 (NEKO MOOK 1214)
ネコ・パブリッシング
ネコ・パブリッシング
ロータス―ライトウェイトにこだわり続ける世界屈指のハンドリング・マシーンたち (ワールド・カー・ガイド・DX)
ネコ・パブリッシング
ネコ・パブリッシング

 


オペル スピードスターに試乗!(動画あり) 意外にエリーゼとの差は。。

2016-03-15 22:00:10 | ロータス

続けてレアなスポーツカー、オペル スピードスターに乗ってきました!

 

ご存知のとおり、ロータス エリーゼの兄弟車です。

ただしエンジン等、オペルならではの味付けがしてあるとの事。

その差はいかに?早速インプレです。

 

●居住性能 ★★

いや、内装はほぼエリーゼですね。

アルミむき出しのところも、分厚いサイドシルも

まんまエリーゼです。

乗り心地は多少エリーゼよりよいのかもしれませんが、その差はわずかです。

 

●動力性能 ★★★

エリーゼより排気量が大きいせいか、トルク感はすこし上ですね。

吹け上がりもスムーズですが、ホンダやBMWのような特筆すべきところはありません。

 

●ハンドリング ★★★★

ハンドリングはさすがにいいですね!

軽い車重やコンパクトなサイズによる軽快感はさすがです。

 

●総合評価 ★★★

一言でいうと、多少マイルドなエリーゼです。

ただ、その差はあまりないので、あえてマイナーなブランドを選ぶメリットは

あまりないかな、と思います。

以前試乗したロータス ヨーロッパの方が、大人のエリーゼという意味ではキャラが立ってました。

では動画です!

 


ポルシェ ケイマンS(987)に試乗(動画あり)!ちゃんとしたスポーツカー!

2016-03-09 23:31:26 | ポルシェ

以前から気になっていた、ポルシェ ケイマンS(987)に試乗しました!

 

簡単にいえばボクスターのクローズドボディですが、

そこはポルシェの事、そう話は単純ではないはずです。

はたしてどんな味付けになっているのか、早速インプレです!

 

●居住性 ★★★★

内装の質感は先代とはくらべものにならないくらいよくなってますね!

ボディ剛性もステアリングコラムもシートもがっちりしていて、安心してドライブできます。

サスはスポーツモードにすると市街地は結構きついですね。

静粛性は高く、マフラーをスポーツモードにしないかぎりは快適です。

 

●動力性能 ★★★★

ポルシェらしい、精緻な吹け上がりでアクセルを踏むのが楽しいですね。

パワーもなかなかです。

ノーマルの911と同等ではないでしょうか。

 

●ハンドリング ★★★★

ハンドリングの正確さはまさにポルシェのそれで、

狙ったラインに吸いつくようです。

ミッドシップらしいキビキビした、でも過剰な軽さはない、これぞスポーツカーといったハンドリングです。

 

●総合評価 ★★★★

ボクスターがオープンならでの開放感というか、どこかファントゥドライブさがあるのに対し、

ケイマンSはストイックですね。

ミドシップのスポーツカーとして実に真面目に作られています。

しかし、やはり感じさせるのは911を超えてはいけないというヒエラルキーです。

パワーもそうですが、コーナリング性能も、どこか911に届かないものを感じます。

2.7Lはまた印象が違うのではないかと思いますが、

個人的には買うなら軽快なボスクター2.7Lか、911カレラ4Sですかね。

では動画をどうぞ!

 

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