マクラーレン・720Sに試乗！（動画あり） 試乗史上最速のスーパーカーはジェントルマンだった

 イギリスでの試乗イベントの続きです。前回のマクラーレン560sがあまりに好印象だったので、なんとその勢いで最上級モデルの720sに試乗しました！！720馬力です！！

 

ちなみにこのイベントは当日会場で追加予約すると、結構安く乗れるんですよ。1日他に予定がなかったので、ついでに何か追加で乗ろうと考えていたところでした。最初は乗ったことのないベントレーにしようかと思ったのですが、フェラーリ並みに高価。。アリエル・アトムも楽しそうで安いのですが前回乗ったし。GT-Rもいいけど、もう少しだせば、アストンマーティンの新型DB11が試乗できる！でもさらにもう少し出せば、マクラーレンの最上級モデル720sやランボルギーニ・アヴェンタドールSも！！この2台はかなり悩みましたが、アヴェンタは昨年乗ったばかりなのと、マクラーレン570sの印象が非常によかったので720sにしました。では早速、試乗インプレです！

 

●居住性★★★★

インパネは570sと同じデザイン・フィロソフィーですね。ちょっときになるのが、パドルシフトが570sより小型化されているのと、カーボンではなくなっているところ。あとブレーキの初期タッチがより柔らかいです。

乗り心地はこちらは独自のサスペンション機構がついてるのですが、正直クローズドコースではあまり差は感じませんでした。マクラーレンも最初のころは柔らかめの足回りだったそうですが、顧客がもっと分かりやすいスポーティな味付けを求めたとのことで、段々固めになっているそうです。確かにスポーティかつしなやかで路面追従性もよいのは事実で、コーナーで570sよりも早くアクセルを開けてもググッと路面を掴む様子は違うかもしれません。ただ、予想していた程の差はなかったです。

 

●動力性能★★★★★

570sよりトルクもパワーも一回り強烈です！570Sに比べて圧倒的に速いのかと思っていましたが、どちらかと言うとエンジンのキャラクターは同じで、低速から高回転まで一回りパワフルといった印象です。

●ハンドリング★★★★★

　特許を持つ独自のサスにより異次元のコーナリングと快適性をもたらすのかな？と期待していましたが、基本的には５７０Sの延長線上ですね。驚くほど快適というより、スーパーカーにしては快適という感じで、スポーティはスポーティです。コーナリングも目に見えて鋭いと言うのではなく、どのコーナーも労せずクリアできる、と言う感じです。高速のスタビリティも５７０Sより上ですね。

●総合評価★★★★

　間違いなく試乗史上　最速の車なのですが、予想していたモンスターマシンという感じではないですね。さらっとすごい、という感じです。個人的には５７０Sでも充分マクラーレンの良さが体感できるかな、と思いました。では動画をどうぞ！

 

マクラーレン・570Sに試乗！（動画あり） 人馬一体のスーパーカー！

イギリスでの試乗イベント、2台目はマクラーレン　570Sです！

 

 

マクラーレンは数年前に650sとSLRを同乗試乗しただけで、実際に運転したことはありませんでした。

ただ、両車のハンドリングのリニアさと乗り心地の良さは印象に残っていました。さて、実際にハンドルを握るとどうなのか？？

早速試乗インプレです！　コースは前回同様、トップギア・テストトラックです。

  

●居住性★★★★

まずコックピットのデザインですが、他のどれとも似ていない独自の世界観がありますね！縦型のモニターを基調に、カーボンやバックスキンで構成され、シャープで空間に余裕があるかんじです。ランボやフェラーリ程の演出はありませんが、シンプルでレーシングマシンを想起させるので、これはこれで好ましいですね。

とにかく乗り心地の評判がいいマクラーレンですが、たしかに特殊なサスペンションを使っていないこのモデルでも乗り心地はいいです。なんというか、芯のしっかりしたゴムというイメージで、路面変化を弾力的かつしっかりといなしていきます。吸い付くかんじとはまた違いますね。

 

●動力性能★★★★★

いや、パワフルですね！！馬力はウラカンより低いのですが、V8ターボなのでトルク感が違います。ドッカンターボではなく大排気量的なリニアな味付けなのですが、それでも低速から中間領域でのグッと押し出すかんじがスポーティです。サウンドも結構いいですね！MC12の頃は味気ないと批判されていたようですが、570はスポーティでたのしいです。

 

●ハンドリング★★★★★

これ楽しいです！！リニアかつスムーズなのはもちろんですが、なんというか車体との一体感があります！車の挙動を伝えてくるかんじはちょっとポルシェに近いですね。またどう操ればどう速く走れるのかという挙動の特性が、実にスポーティで気持ちいい仕上がりです。

 

●総合評価★★★★★

いや、楽しいですねマクラーレン！より大きくパワフルなロータスというかんじでしょうか。でも芯に一本通っている強さと安心感があります。さすがイギリス車はスポーツカーのことを本当によくわかってますね。イタリア程過剰演出ではなく、ドイツ程質実剛健すぎず、実にしなやかかつ強靭でFun to Driveです。本気の走りにも対応してくれます。デザインも未来的で個性的ですし、中々他社との差別化に成功してますね！まあ、そうはいっても身銭を切って買うとなれば、フェラーリやランボの演出やブランド力とは大いに悩むと思いますが。。次回はなんと、この勢いでカタログモデルの最上級、720sに試乗しました！！

では動画をお楽しみください。

レーシングドライバーの操るマクラーレン650Sに同乗試乗！（動画あり） フェラーリとポルシェのいいとこ取りな１台

マクラーレン650Sに試乗しました！

 

と言っても、同乗試乗なんですけどね。でも中々乗る機会もない車なので、分かった範囲でインプレしたいと思います。

当日の会場は雨上がりのウェットなので限度はありますが、レーシングドライバーが運転してくれたので、可能な限り頑張っていただけました、感謝です！

●居住性★★★★

　まずガルウイングを開けて低い着座位置に座るだけでもテンションが上がります！さすが、スーパーカーですね！

内装のデザインも縦基調のデザインが未来的でいいですね。外観の未来感とマッチしており、かつフェラーリともランボルギーニとも似ていない独自の世界観があります。質感もアルカンターラでいい感じ。あと、乗り心地がいいですね！路面を綺麗にいなしてくれる感じです。

●動力性能★★★★★

　もうパワーもトルクも有り余る感じです！ウェット路面だと滑ってしまって、ほとんど加速できないようです。吹け上がりはリニアかつかなり速いですね。

●ハンドリング★★★★★

　あくまで横で見ているレベルですが、相当コントロール性が高そうです。鼻先も非常に軽く、スパッと向きを変えます。リアヘビーな感じもなく、ふた回りくらい小さなミドシップスポーツカーを運転しているようなイメージです。

●総合評価★★★★

　同乗試乗レベルですが、走りにはほぼ不満はないと思いますし、街乗りも全然苦にならないと思います。内外装共に未来的で個性的ですしね。難点があるとすれば、エンジンサウンドに迫力や気持ち良さがもっと欲しいです。綺麗な音なのですが、このクラスなら、もっと他を圧倒するような個性が欲しいところです。外観も、P1フェイスになってから個性的になりましたが、総じて少し地味目ですね。ぜひ一度運転して見たいと思います。

では、動画をどうぞ！

 

マクラーレンSLRに試乗!!＠コンクール・デレガンス2010（動画あり）

コンクール・デレガンス2010、2日目。

試乗したもう1台は、なんとマクラーレン・メルセデスSLR！！

7000万円ですよ！

まあ、同乗試乗なんですけどね・・・

こっちにするか、自分でハンドルを握れるガヤルドBBにするか悩みましたが、

今後マクラーレンSLRに乗る機会なんて絶対ないだろうということで、

こちらに決めました。

では、同乗ではありますが、助手席での感想を。

●居住性　★★★

居住性は、拍子抜けする程普通です。

居住空間は、いわゆる2シーターのそれ。

乗り心地も、コツコツと振動を伝えてはきますが、なにしろボディ剛性や足回りの取り付け剛性がハンパじゃないので、不愉快ではありません。

あえて言うなら、カーボンボディの振動感がちょっと独特？アルミボディに近い減衰のなさですが、アルミよりもっとカチカチの何かに覆われている気持ちがします。

インパネも良く見れば素材や作りが一級品であることに気がつきますが、ボーッと眺めてるとSLと変わりません。

●動力性能　★★★★★

助手席からでも、この車のパワーとトルクが普通じゃないことはビンビン感じます。

ちょっとでも踏み込むと、低速からでも猛烈な加速!!

最初はサービスで加減速してくれてるのかと思いきや、

ちょっとでも踏み込むと加速してしまうので、こんな加減速の多い運転になってしまうとの事。

1度だけアクセルを1/3程踏み込んでもらいましたが、

AMG5Lクラスくらいの加速は軽く感じました・・・恐るべし。

では動画をどうぞ!!

●ハンドリング　★★★★★

あくまで街中の助手席のインプレッションなのですが、

この車の足回り、すごい。

ちょっと左右に振ってもらいましたが、車が水平移動します。

しかもハンドルとのタイムラグがありません。

相当各パーツが高精度で組みつけられてないと、こんな動きはしません。

動画を取り損ねたのが本当に惜しい・・・

恐らくポルシェ以上のダイレクト感だと思われます。

●総合評価　★★★★

まぁこんなスーパーカーに総合評価も何もあったもんじゃありませんが、

コンセプトがよく分からない・・・

金持ち向けに、マクラーレンとメルセデスのブランドをつけた旧SLガウィングで味付けしたスーパーカーを日常的にも運転できるように作りました・・・というとこでしょうか。

私のような庶民がとやかく言う資格はなさそうなので、とりあえず良い経験をさせていただきました、と感謝しておきます。中身が普通ではないことは良く分かりましたので。。

最後に、こんな素晴らしい試乗会を開催してくれたダイナースに感謝!!ですね。

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全方位解剖、マクラーレンＦ１！！

Racing on (レーシングオン) 2009年 03月号 [雑誌] 価格：￥ 980（税込） 発売日：2009-01-31

21世紀の最高傑作、マクラーレンＦ１を徹底解剖！
ゴードン・マーレーへのインタビューも。

もうこんな純粋な車、登場しないんでしょうねぇ。

SLRマクラーレンを見る！＠メルセデス・エクスペリエンス

　SLRマクラーレンを東京プリンスホテルで見てきました！

先日、ダイナーズクラブから1通の封書が。8/23開催のメルセデス・エクスペリエンスの招待状でした。私はダイナースカード会員だけが入会できるクオリティカークラブに加入しており、色々な試乗会やイベント案内があるのです。さすがメルセデス、レクサスお披露目前に優良顧客の囲い込みを図る、という事ですね。当日はSLRマクラーレンの展示に加え、なんとAMGの試乗会も実施するとの事！これは見逃せない、と平日にもかかわらず行ってきました（丁度、夏休みでしたし）。

　当日はかなり盛況でした。荘厳なイメージの受付を抜けると、早速SLRが鎮座！




　流石はオーバー500馬力のスーパーカー、存在感があります。ガルウイングが往年のSLを彷彿させますね。キャビンは結構狭そう。ただ、正直なところ、各部の詰めが甘いというか、”これは欲しい！！”と思わせる要素がありません。特にサイドのエアスクープは、結構大味というか。マクラーレンF1の方が何倍もカッコイイですね。

　さて次回はいよいよメインエベントであるAMGの試乗へ・・・続く。

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