THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

ロータス エヴォーラ400に試乗!(動画あり) 4人乗りミッドシップ・スポーツカーとして唯一無二の存在感!

2020-05-29 11:24:05 | ロータス

ロータス エヴォーラ400に試乗しました!

エヴォーラといえば、エリーゼやエキシージといった本気のライトウエイト2シーターモデルがウリのロータスが送り出す、2+2シートのフラッグシップモデル。車重も1400kg近いこのモデル、はたしてロータスらしい楽しさは健在なのでしょうか?早速、試乗インプレです!

 

●居住性★★★★

 ミッドシップスポーツカーとしては、望外に快適ですね!

後部座席は子供用もしくは荷物置き用ですが、ミッドシップでこのスペースを確保できたのは素晴らしいです。フロントシートは普通に余裕があります。乗り心地もしなやかで快適ですし、静粛性も高いです。インパネはデザイン、質感共にクールでオリジナリティがあり、所有欲を満足させてくれると思います。

 

●動力性能★★★★

 400になりパワーアップされたV6の3.5Lスーパーチャージャーモデルは低速から気持ちいいトルクを発生し、そのまま高回転までリニアに吹け上がります。特に400になって、より高回転まで綺麗に回るようになりましたね。

 

●ハンドリング★★★★★

 ここがロータスの真骨頂。とにかくリニアかつスムーズにコーナーをクリアしていきます。ターンインからオーバーシュートすぎず綺麗にノーズがインに向きますし、コーナリング中はパーシャルでも加減速しても姿勢変化は少なく、安定してます。コーナリング時のステアリングへの手応えも気持ちいいですね。さすがにエリーゼやエキシージのような本物の軽さはありませんが、走りはサイズの割には軽快です。

 

●総合評価★★★★

 ミッドシップで4人乗りでハンドリングが気持ちいいという、独自のポジションのスポーツカーですね。デザインも、いかにもミッドシップというかんじのウェッジシェイプです。世にあるスーパーカー、スポーツカーの中でも、ハンドリングの良さ・気持ちよさは、かなり上位に位置する1台です。比較すれば、マクラーレンや先代アウディA8(V8)の方が更に上をいくとは思いますが、お値段的にもそこまで高くないですし、個性では全く引けを取りませんしね。全開同様の感想ですが、これでもう少しエンジンに味があったらなぁ・・・とは思いますが。イギリス車はあまりエンジンの官能性とか気にしないですからねぇ。

 

 


ロータス エキシージSに試乗!(動画あり) ほぼレーシングマシン

2020-04-17 16:27:29 | ロータス

ロータス エキシージSに試乗しました!

エキシージSはエリーゼとエヴォーラの中間に位置するモデルで、ロータスの中で最も走りに振ったハードコアなモデル。しかも今回はATモデルに試乗しました。果たしてロータスらしさはあるのでしょうか?早速試乗インプレです!

 

●居住性★★★

 室内空間はタイトですね!戦闘機のように、走るのに必要なだけの最低限の空間があるという印象ですが、狭苦しくはありません。内装もキルティングの革張りがほどこされてあり、イギリスらしいお洒落を感じます。

 足回りはハッキリと言って固めですが、ボディが堅牢なので変な揺れはありません。ロードノイズも風切り音も入ってきますが、それよりエンジン音の方が大きいので、スポーツカー好きにはそれほど気にならないかもしれません。

 

●動力性能★★★★★

 速いです!3.5LのV6スーパーチャージャーエンジンは350馬力を発生するので、1200kgの車重には充分以上。エリーゼやエヴォーラよりもかなり速く感じます。エンジンレスポンスも良いですし、低速からリニアに吹け上がるので扱いやすいです。4CやA110の低排気量ターボエンジンは明確に二次曲線的にパワーが炸裂するのですが、こちらはスーパーチャージャーなので低速からググッと加速してくれます。

 

●ハンドリング★★★★★

 レーシングマシンのように平行移動します!リアは安定しており、フロントがハンドルを切っただけクイクイと方向を変えるイメージです。コーナリング中も安定しており、クリップからの加速もトラクションがしっかりかかります。何より、ダイレクトなフィードバックがまるで手のひらと路面が繋がっているかのような感覚で、自由自在に車を操れる感覚です。さすがロータスですね。

 

●相互評価★★★★★

 サーキットが大好きな方には最高の車ですね。人間と車の間に極力余計なものを入れないダイレクト感は、まるでレーシングカーです。今まで試乗した乗用車の中では、911GT3RSと並んでレーシングマシンに近い感覚です。エリーゼのようにヒラヒラという動きではありませんが、エヴォーラよりも確実に車体が小さく感じます。ライバルはボクスターSですかね。エンジンサウンドも金属的でボクスターS並みの快音です。こちらの方がよりタイトでダイレクト感がありますね。ATもトルコンなのにキレがあり、PDKのようなダイレクト感がありました。ノーマルモードではちょっと大人しめですが、スポーツモードでマニュアルシフトにするとキレキレになります。これならMTじゃなくても走りに集中できるので良いかもしれません。エキシージ、いい車です。では動画をお楽しみください!


ロータス エリーゼ スポーツ220に試乗!(動画あり) スーパーチャージャーで武装した快速ミッドシップ!

2017-09-01 20:36:15 | ロータス

ロータスエリーゼ スポーツ220に試乗しました!

 

1.6Lのエリーゼも楽しいのですが、どうしてももう少しパワーが欲しくなるんですよね。ということで、スーパーチャージャーで武装したスポーツ220に試乗しました!早速インプレです。

●居住性★★★

 まあエリーゼですから、居住空間は最低限です。アルミむき出しの内装も雰囲気ありますね!ボディ剛性がしっかりしているので、乗り心地はそれほど悪くないです。

●動力性能★★★★

 さすがスーパーチャージャー、トルクフルですね!低速からガツンとトルクが発生し、そのままぐんぐんとスピードが上がります。ドラマチックな吹け上がりがないのは残念ですが、扱いやすいですね。

●ハンドリング★★★★★

 いやー、軽さは正義ですね。明らかに他の車よりコーナリングスピードが高いです。フロントの接地感もいいですね。まあ、900kgくらいあるので、軽快!という程ではありませんが、運転してて軽いなーと思えるくらいではあります。

●総合評価★★★★

 これくらいパワーがあるとドライビングの幅も広がりますので、俄然楽しさがアップしますね!もう少し官能的な吹け上がりやサウンドを身につければ、相当素晴らしい車になるのですが、昔からロータスはそこには興味がありませんからね(汗)。でもこの素晴らしいハンドリングは唯一無二です。

 では、動画をどうぞ!

ロータス・エリーゼ・パーフェクトブック (NEKO MOOK)
ネコ・パブリッシング
ネコ・パブリッシング

ロータス エヴォーラに試乗!(動画あり)ポルシェ911の対抗馬

2016-03-18 20:30:26 | ロータス

ロータス エヴォーラに試乗してきました!

ミッドシップながら4人乗れるスポーツカーという珍しいコンセプトのエヴォーラ。

実用性では911のライバルになりますね!

では早速インプレです。

●居住性 ★★★★

まずミッドシップなのに4人乗れるというパッケージが素晴らしいですね!

もちろん後部座席は子供でもきついレベルですが、

このパッケージでこのエクステリアに仕上げてきたデザインの高さがすばらしいです。

静粛性も高く、乗り心地もいいですね。

これなら街乗りも苦になりません。

難点は、後方視界がかなり限られる点です。

●動力性能 ★★★★

トヨタエンジンらしいですが、下からトルクフルで使いやすいですね!

そのまま高回転までスムーズに回る、スポーツカーのお手本のようなエンジンです。

ただ、ポルシェやフェラーリに比べると、味や個性という点で主張が少ないです。

●ハンドリング ★★★★★

さすがロータス、ハンドリングはすばらしいですね!

大きさをかんじさせないクイックなハンドリングです。

インフォメーションもバッチリ、リニア感もいいです。

無駄な振動は伝えてこず、路面の必要な情報だけ伝えてきます。

●総合評価 ★★★★

期待通り、実にいいスポーツカーでした。

ミッドシップで、スタイリッシュなスポーツカーが欲しい。

でも実用性も欲しい。。

そんな方にぴったりの1台です。

ただ、個人的には911のリアエンジンならではの個性や、

吠えるエンジン、ブランド力に惹かれますね。

アンチ911にいい1台だと思います!

では動画をどうぞ!

 

エリーゼ&ロータス3 (NEKO MOOK 1214)
ネコ・パブリッシング
ネコ・パブリッシング
ロータス―ライトウェイトにこだわり続ける世界屈指のハンドリング・マシーンたち (ワールド・カー・ガイド・DX)
ネコ・パブリッシング
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オペル スピードスターに試乗!(動画あり) 意外にエリーゼとの差は。。

2016-03-15 22:00:10 | ロータス

続けてレアなスポーツカー、オペル スピードスターに乗ってきました!

 

ご存知のとおり、ロータス エリーゼの兄弟車です。

ただしエンジン等、オペルならではの味付けがしてあるとの事。

その差はいかに?早速インプレです。

 

●居住性能 ★★

いや、内装はほぼエリーゼですね。

アルミむき出しのところも、分厚いサイドシルも

まんまエリーゼです。

乗り心地は多少エリーゼよりよいのかもしれませんが、その差はわずかです。

 

●動力性能 ★★★

エリーゼより排気量が大きいせいか、トルク感はすこし上ですね。

吹け上がりもスムーズですが、ホンダやBMWのような特筆すべきところはありません。

 

●ハンドリング ★★★★

ハンドリングはさすがにいいですね!

軽い車重やコンパクトなサイズによる軽快感はさすがです。

 

●総合評価 ★★★

一言でいうと、多少マイルドなエリーゼです。

ただ、その差はあまりないので、あえてマイナーなブランドを選ぶメリットは

あまりないかな、と思います。

以前試乗したロータス ヨーロッパの方が、大人のエリーゼという意味ではキャラが立ってました。

では動画です!

 


スーパー7に試乗!(動画あり)ウエストフィールドはケータハムやバーキンとどう違うのか!?

2016-01-15 22:00:00 | ロータス

 

 

今まで色々なスーパー7に試乗してきましたが、今回ウエストフィールドのスーパー7に試乗できましたので、インプレを記載します!

 

●居住性 ★★

見てのとおりのプリミティブな車なので、基本的には快適性とは無縁です:)

風も振動もガンガン入ってきます。

ただ、スーパー7の中では足回りがしっとりしている方なので、以外に乗り心地の面では

街乗りも苦痛になりません。

 

●動力性能 ★★★

このあたりは他の1.6Lクラスと遜色ないですね。

吹け上がりはシャープなタイプではなく、ちょっと昔風の吹け上がりです。

ただパワーやトルク的には、なにしろ車重が軽いので、気持ちよくスポーツ走行するには十分です。

 

●ハンドリング ★★★★

いや、やはりスーパー7は気持ちいいですね!!

比べればケーターハムの方がクイックな気もしますが、

普通の車と比べれば圧倒的な軽快感とダイレクト感です!

 

●総合評価 ★★★★

ウエストフィールド7と言えば、マイルド&マイナー志向のレアなチョイスだと思ってましたが、

試乗してみると他のスーパー7との差はそれほど大きくなく、

むしろこれくらいの乗り心地の方が我慢せずたのしめるかも!?と感じました。

やはりスーパー7は特別な車ですね。他の車とは存在感もドライビングプレジャーも全然違います。

迷ってる方は、ぜひウエストフィールドも候補に入れることをお勧めします。

では、動画をどうぞ!

ケータハム・セブン・パーフェクトブック (NEKO MOOK)
ネコ・パブリッシング
ネコ・パブリッシング

スーパー7に試乗!!@プライベート・モーターショー2009(動画)

2009-05-22 22:00:00 | ロータス
プライベート・モーターショー2009、もう1台の試乗がこちら。

ケーターハム スーパー7です!

P1060620

i-MiEVと対極的ですね・・・

久しぶりです、スーパー7.今回はエンジンがフォード製のインジェクション。

さて、インプレです。

●居住性

 当然ですが、居住性うんぬんの車ではありません。
あいかわらず激セマです。
ちょっと幅広の靴を履いてたもので、アクセルとブレーキが干渉します。
しかも激アツ。コタツ状態です。

ただ、スポーツカーに必要なタイト感、一体感という意味では
高得点。

道行く車のタイヤと同じ目線の高さ。
非日常性は満点です。

●動力性能

 インジェクション化の影響か、触媒の影響か、
結構マイルドになりました。
 低速ではもっさり気味ですが、回すと結構いいエンジンです。
激速とはいきませんが、街中では十分。
 体感速度は普通車と比べ物になりませんし。

●ハンドリング

 相変わらず抜群。
 ポップアップしたライトの照準器に見立て、
一機づつ撃墜(追い越し)していくのが快感です。

●総合評価

 久しぶりの試乗でしたが、楽しさは健在でした。
 残念ながらサウンドはかなり静かになってましたが、まあマフラーを交換すれば
どうとでもなります。
 個人的には、iMiEVのモーターを積んでくれると結構面白い近代スポーツカーに仕上がると思うんですけどね。

では、エキサイティングな動画をどうそ!

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ということで、今回の試乗は2台とちょっと寂しい結果でした。

ぜひ来年は盛り返して欲しいですね!

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ロータス・ヨーロッパS試乗(動画あり)!!@DinersCarClubプライベートモーターショー

2007-05-21 22:00:00 | ロータス

 このモーターショーの最大の魅力、それは20種類以上にもおよぶ高級車の試乗会!!もちろん自らハンドルを握れます。今回も200名以上が試乗したとか。

まず一発目はロータス・ヨーロッパS!!
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●居住性★★★
 エリーゼよりもインパネ等は普通のスポーツカーに近づいてます。居住空間も多少改善されているかも。ただし、あくまでそれはエリーゼ比なので、ボクスターやマツダ ロードスターに比べれば断然タイト。視点も相当低いですね。アイドリングでの振動も大きめですが、走り出すとそれほど気にならないレベルです。
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●動力性能★★★★
 エリーゼとの最大の違いがエンジン。2Lターボエンジンは流行りのロープレッシャータイプで、低速から豊かなトルクを発生。ターボというより大排気量車のようなスムーズな拭け上がり。可変バルブの刺激的な吹けあがりも良いのですが、街中中心に楽しむならこちらの方がオススメ。個人的には気に入りました。重くなったとはいえ、車重は1tを切っているので、結構速いです。

●ハンドリング★★★★★

 これぞロータスの真骨頂。軽さとミッドシップレイアウトという物理特性が生み出す俊敏なハンドリングは本物。よくある可変ギアレシオや初期応答だけ高めたなんちゃってクリックステアリングとはモノが違います。残念ながら当日は雨天のため、コーナリング等は試せませんでしたが、相当限界は高そうでした。

●総合評価★★★★
 日常乗れるロータス。まさにコンセプトそのままでした。実はデビュー当初は”アホか、日常乗れるスポーツカー買うならボクスター買うわい”と思っていたのですが、試乗してみると、なるほどこれは商品として成立しています。他のスポーツカーでこの軽さは実現不可能ですから。オペルも同様のコンセプトで出していたときは販売が振るいませんでしたが、こちらはデザインもかっこいいし、なによりロータスブランド。エリーゼも楽しいのですが、買うならこっちかな・・と考えてしまいました(年かな・・・)。まさに”車は乗らなきゃ分からない”の1台。オススメです。

試乗動画はこちら!

エリーゼ&ロータス3 (NEKO MOOK 1214)
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ロータス・エリーゼ・パーフェクトブック (NEKO MOOK)
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ロータス―ライトウェイトにこだわり続ける世界屈指のハンドリング・マシーンたち

2006-09-19 22:00:00 | ロータス
ロータス―ライトウェイトにこだわり続ける世界屈指のハンドリング・マシーンたち (ワールド・カー・ガイド・DX)
ネコ・パブリッシング
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 ワールド・カー・ガイドシリーズ売り上げ3位にようやくスポーツカーがランクイン。ロータス、いいですね。私もDQCCプライベート・モーターショウでエリーゼに試乗させてもらいましたが、まさにフォーミュラーカーのようなハンドリングでした。試乗レポートと動画は、また今度アップします。。。
 「ライトウェイト」「優れたロード・ホールディング」を求め続けた、チャプマンズ・ロータス。魅力あふれるスポーツ・カーを世に出し続けたロータスの足跡と最新事情を紹介する。