ホンダ ヴェゼルのガソリンモデルに試乗しました!
新型ヴェゼル、大人気みたいですね!白内装のPLaYに至っては、1年待ち以上&受注停止とのこと。そんなヴェゼルのガソリンモデルに今回試乗することができました!なんと、ガソリンモデルは販売の1割にも満たず、9割以上がハイブリッドとのこと。逆に興味が湧きますね。では、早速レビューです!
●居住性★★★
背が低く、前後に長い独特のフォルムもあり、フロントウインドウは高さが狭目で傾斜もきつめです。ただ、ボンネットの先端が把握できるので、取り回しは特に問題ないですね。
インテリアのデザイン、質感共に上々で、ここはカローラクロスやヤリスクロスより上ですね。エアコンスイッチ等の質感もいいです。ただ、個人的には白系内装がいいですね。黒はちょっと上品さが落ちる気がします。
居住空間は、後席が特に広いですね!膝前スペースは全長から想像できないくらい余裕があります。でも全高は低めなので、リムジンのようなちょっと変わった空間です。
トランクスペースは、カローラクロスほど広くありませんが、4人で旅行するくらいなら問題なさそう。倒すとフルフラットになるのも使いやすいですね。
乗り心地は、街乗りだと少し硬さを感じますが、高速では快適です。フィットのフランス車風の足回りとは異なり、こちらはドイツ車風の味付けですね。
静粛性も悪くなく、外部からの音は抑えられていますが、アクセルを踏み込んできたときは予想外にワイルドなエンジン音が入ってきます。またロードノイズも少し大きめです。
●動力性能★★★
まあ、必要十分というところですね。特に吹け上がりがいいわけでもなく、トルクもちゃんと出てますが、回して楽しむエンジンではありません。
アクセルを踏み込むとCVTらしくエンジン回転が先行する感じは否めませんが、ラバーバンドフィールは少なめです。
●ハンドリング★★★
コーナリングの限界は高いですね!車高が低めのお陰で、コーナーではロールも少なく、不安感も感じません。コンパクトSUVの中では優れた部類に入ります。とはいえ、ヤリスクロスのようなスポーティさはなく、まあ普通にまったり走りながら、コーナーも思ったより速く駆け抜けられる、という感じです。
●総合評価★★★
うーん。前評判がよかったため、ちょっと期待値が高すぎたかもしれません。もちろん、外装も個性的でクリーンな感じだし、中も広くて実用的、走りも悪くないのですが、やはりこの車にはHVの上質さが似合うと思います。ちょっとこのワイルドな響きのエンジンは、ヴェゼルのイメージに合わないですね。ガソリンモデルならではの楽しさを感じる車もあるのですが、ヴェゼルの場合は、廉価版という印象ですね。なるほど、9割がEHEVを選ぶのも納得です。
価格的にもナビを装着すると諸費用込みで285万円くらい。カローラクロスのガソリンだと260万円くらい、カローラクロスHVが310万円くらい、ヴェゼルHVのXで310万円くらいなので、HVがお得だと思います。
あえてガソリンモデルを選ぶ人としては、内装・外装が気に入っているけどエンジンは気にしない人ですね。
新型WR-Vのデキ次第ではお買い得モデルになる可能性もあります。
では、動画をどうぞ!