THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

ポルシェ981ボクスターに試乗(動画あり) NAフラット6のサウンドが堪らないオープンスポーツカーのメートル原器!

2020-09-25 04:48:12 | ポルシェ

ポルシェ 981ボクスターに試乗しました!

981はNAフラット6のボクスターとして、今でも人気の高いモデルです。そのボクスターの2.7L PDKモデルに、世界最高峰のワインディングと名高い、マヨルカ島のM10で試乗してきました!結論から言うと、最高でした!

 では、早速試乗インプレです。

 

●居住性★★★★

 あいかわらず快適ですね。2シーターオープンとしては、居住スペースも余裕があり安楽です。

 インパネの質感も高く、デザインもいいです。

 乗り心地は、どちらかというと硬めですが、普通に街中を走っていても不快な要素はほとんどありません。ガッチリした金属板のようなボディと、しっかり路面に吸い付くサスが素晴らしいですね。本当によくできてます。

 幌を閉めると外からの音は減りますが、エンジンの高音も聞こえにくくなり、ちょっとこもったかんじにはなりますので、できるだけオープンで乗りたい車です。

 

●動力性能★★★★★

 いや、ほんとこのエンジンは良くできてます!

低速からちゃんとトルクを出してますので街乗りも全く問題なく、2ー3000回転くらいの常用域も気持ちいいです。さらに6000回転オーバーまで気持ちよくドラマチックに回ります。その時の快音ときたら!

 987の2.7Lは、ちょっとだけ物足りなさを感じましがた、981はワインディングにベストマッチでした。これ以上でも持て余すし、これ以下だと物足りない。ちょうどいいパワーとトルクです。

 

●ハンドリング★★★★★

 ここも本当によくできてます。ミッドシップですが、イタリア系のような危うさはなく、終始安定しています。コーナリング中にアクセルを踏み込んでも地面に吸い付くかんじが増すだけで、テールが滑る様子は全然ありません。でも、しっかりとミッドシップの重心バランスの良さは高いコーナリング性能で感じることができます。ミッドシップのお手本のようなハンドリングです。

 

●総合評価★★★★★

 本当にバランスの取れた、素晴らしいスポーツカーですね!動力性能、快適性、走りの楽しさ、すべてが高次元かつ楽しめる範囲でまとまっています。

 速さや奥深さは911に軍配が上がりますが、そこまで本気じゃなくても・・という方にはボクスターの方がオススメです。パワー的にはSの方が迫力はありますが、2.7Lでも十分です。ちなみにノーマルモードだと普通に快適なラグジュアリークーペのようです。万能ですね。

 個人的に好きになれなかったのは、ポルシェ独特のシフトですね。。引いてシフトダウン、押してシフトアップなのですが、どうしても左右で操作してしまいます。これさえ何とかなれば、文句のないオープンスポーツカーだと思います。

 それでは、動画をどうぞ!


マツダ ロードスターRFに試乗!(動画あり) まさかの車上荒らしにあう・・

2020-09-18 09:54:55 | マツダ

マツダ ロードスターRFに試乗しました!

 マツダのハードトップモデル、RFに試乗しました!

この車も以前から乗ってみたかったんですよね。1.5Lも楽しかったのですが、昔S2000に乗っていたので、もうちょっとパワーとトルクがあるといいなぁと感じていました。RF2Lエンジンですからね。ハードトップのできも気になりますし、増えた重量が走りにどんな影響があるかも興味深いです。

本当はワインディングを走る予定だったのですが・・まさかの駐車場で車上荒らしにあってしまいました!

幸い何も盗られませんでしたし、レンタカー会社も代わりの車を用意してくれたのですが、

ロードスターで山道を走るという目的は叶わず・・・残念すぎます。

幸い、市内や高速は走れましたので、インプレをお届けします。

 

居住性★★★★

 あいかわらず、ほどよくタイトな空間が心地よいですね!

全てが手に届く範囲にあるコックピット感がスポーツカーならではです。

内装の質感・デザインもいいですね。本当に最近のマツダのデザインは、量販車では世界でもトップクラスだと思います。

 乗り心地も十分快適で、硬いと感じたことはありませんでした。最近のスポーツセダンの方が硬いのでは?と思うくらいです。

 ルーフはクローズにすれば、風切り音もなくなり、実に快適です。

 では、オープンにしたらどうか?幌と比べて爽快感はあるのか?

という点ですが、

まず視界という点では、ほぼ変わらないです。

頭上はもちろん、サイドビューも、首を90度回したくらいまで幌と変わらないオープンスカイがたのしめます!これはいいですね!

 開閉もボタン一つでできますし、時間もそんなにかかりません。

 ただ、個人的な感想としては、視界に入ってこないとはいえ、やはり何となくですが、Cピラーの存在は感じるんですよね。そういう意味では、やはり幌との違いは、あると思います。

 

動力性能★★★★

 このエンジンは素晴らしい!低速からキチンとトルクが出ていますし、高回転までスムーズに回るし、どの回転域から踏んでもちゃんとパワーやトルクがでてきます。1.5Lで感じた不足感もありません。

 もちろん、ホンダエンジンのような軽さや吹け上がりの鋭さはありませんが、ライトウエイトスポーツカーとして全く問題ありませんし、むしろロードスターのキャラクターに合っていると思います。

 

ハンドリング★★★★★

 まさにスポーツカーのお手本のようなハンドリングですね!鼻先が軽く、ハンドルを切っただけ実に気持ちよく向きを変えます。その時に自分を中心に車が方向を変える感覚、これぞロードスターという感じです。コーナーでアクセルを踏み込んでも、どれだけ踏めばタイヤがどのような状態になるのかが分かりやすく伝わってきます。

 

総合評価★★★★★

 ザ・スポーツカーというかんじですね。ライトウエイト・オープンスポーツカーとして規範になる車です。雰囲気、走り、パワー、実用性共にベンチマークとなる車だと思います。エンジンもこれくらいあった方がドライブも楽ですし、スポーツ走行も楽しいですね。まあ、1.5Lを回すのがいいんだ!という人や、幌を全開にしてこそのオープンだ!という意見も正しいと思います。個人的には、幌で2Lがあるといいなぁと思います。

 では、動画をどうぞ!


MINIクーパー 4ドアに試乗!(動画あり) ベスト・コンパクトカーだと思っていたが、乗り心地に難あり

2020-09-11 09:41:18 | MINI

ミニクーパーの4ドアモデルに試乗しました!

前にも一度試乗したことはあったのですが、今回はレンタカーとして往復300km程、走ってみました。

早速インプレです!

 

居住性★★★

スペース的にはなんとか4人座れる感じです。

風切り音少ないですね。ロードノイズは聞こえるがタイヤがクムホのせいかも知れません。

インパネの質感は相変わらずいいですね。

先代より確実に室内は広いです。

乗り心地が固めで、結構上下に揺すられるのがネックです。

フラットな路面ではスムーズですね。

 

動力性能★★★★

ガソリンでもトルクフルです。

1.5L3気筒らしいトルクで、

高回転までスムーズに回るが、炸裂したり伸びるかんじではありません。

DCTはどんどん高回転を選択してくれるので走りに高級感はありますね。

スムーズだが、ダイレクト感もそこそこです。

 

ハンドリング ★★★★

先代ほどの軽快さはないが、普通の車としてはスポーティでキビキビ走ります。

初期応答はクイックすぎず。

ハンドルは重めで直進安定性に優れます。

 

総合評価★★★

ベストミニだと思っていたが、乗り心地に難ありですね。。前回試乗した時は

これほど悪くなかったので、タイヤのせいかも知れません。

ミニとしては一回り大きくなったが、以前コンパクトサイズで取り回しやすいですね。

何より、その存在が所有欲を満たしてくれる稀有なコンパクトカーだと思います。

では、動画をどうぞ!


プジョー206 XS 1.6Lに試乗! 当時のプジョーを復活させた立役者!

2020-09-04 19:20:47 | プジョー

※本記事は新車試乗当時の内容です。

 

 愛車のプジョー205GTiが、突然エンスト!キーを捻ってもウントモスントモいわない。しかたなく、JAFを呼び、とりあえずジャンパーでエンジンをかけてもらったが、一度停車すると、またエンジンがかからない。どうやらバッテリーかダイナモの不具合なので、そのまま修理工場に走っていって下さいと言われ、やむおえず以前お世話になったGSTまで何とか自走。なにしろ、エンジンが止まると再始動不可能なので、かなりドキドキだったが、なんとか無事に到着した。
 調べてもらったところ、バッテリーが寿命とのコト。うーん、2年半前に購入したときに新品にしてもらったのに、もうダメなのか・・・という訳で、17000円也。しかし、最近故障が目立ってきたなあ。12月には車検だし、そろそろ次のクルマでも探そうかな・・なんて考えてたところ、窓の外には試乗車らしき206がこちらを誘惑している。そんな訳で、とりあえず試乗してみました。

①プジョー206XS (5MT、1.6L)試乗

○概要
 最近のプジョー大人気の火付け役となった一台。205の後継車で、コンパクトながら実用的、という一番の売れセンモデル。プジョーらしさを継承しつつも新鮮味のあるスタイルが一番の注目点で、いかにもラテンっぽいスタイリングがウケ、今や納車4ヶ月待ちの大ヒットモデルである。ビッツで火がついたこのクラスの中でも、価格的にも手頃で、かつオリジナリティを主張できる1台。また、機関のクオリティも大幅にアップし、壊れやすいラテン車というイメージを一新した点も人気の理由。

○居住性★★★
 コンパクトながら居住性は悪くなく、大人4人が満足して乗車できるレベル。内装もラテン車らしく、センスのいいインパネやスイッチ類がならぶ。センターコンソール類も、ビッツを思わせる近未来的なテイストが取り入れられているが、決してオモチャっぽくはない。使いやすく、かつ個性的であり、内装の評価は高い。

○動力性能★★★
 ハンドリングは、コンパクトプジョーらしく、非常にキビキビしており、街中を気持ちよくドライブできる。乗り心地も悪くないし、少々振り回してもしっかりと路面に追従するので、安心してスポーティなドライブが可能。しかし、さすがに排気量が1.6Lなので205GTiと比較するとトルクが薄い。レスポンスも、205には劣るが、ファミリーカーとしては平均点といったところ。まあ、車重が軽めなので、エンジンをぶん回してのるのが楽しいかもしれない。エンジンは高回転まで回るが、とくにパワフルでもドラマティックでもないので、これまた平均点といったところ。

○結論
 まず、このクラスのコンパクトカーとしては、オススメである。居住性や内装、使い勝手については同クラスの国産小型車に遜色ないし、運転する楽しさという点でマーチを上回り、ビッツとは比較にならない。ATで走っても、そこそこ楽しいだろうし、5ドアのXTあたりを購入すれば、奥様のお買い物から、ちょっとした長距離ドライブまで1台でこなしてくれる。軽快なハンドリングは運転する喜びを教えてくれるし、斬新なスタイリングは、人とはちょっと違う車を持つという所有欲を満たしてくれる。4ヶ月待ちの大人気もうなずけるというもの。
 反面、コンパクトスポーツを求める人には、イマイチお勧めできない。たしかにキビキビしているが、スポーツするには動力性能が不足気味である。おそらく、106とかの方が合っていると思う。それにしても、なかなか205GTiのようなコンパクトかつダイレクト感のあるスポーティカーは、ないものである。むむむ。次期車選びが、ますます難しくなってきた・・・